-Diary-

果てを探す。それは見えないもの。

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2007.09.30

寒い。雨。


2007.09.29

前線通過して一転寒く。

若干熱が下がった(とはいえ38度以上ありますが)ので病院へ。案の定膿んでいるといわれた。いろいろ薬を貰ってきたが中心はcefotiam hexetil hydrochloride含有製剤。(RS)-1-Cyclohexyloxycarbonyloxyethyl (6R, 7R)-7-[2-(2-aminothiazol-4-yl)acetamido]-3-[1-2(dimethylaminoethyl)-1H-tetrazol-5-ylsulfanylmethyl]-8-oxo-5-thia-1-azabicyclo[4.2.0]oct-2-ene-2-carboxylate dihydrochlorideらしいのだが、名前を見ただけで全体の構造を把握するのはやや困難か。太字強調部分が四員環ラクタムの窒素を含む一辺を共有する形で含硫黄不飽和六員環が縮環した構造を示し、これが特徴のセフェム系と呼ばれる抗生物質らしい。ベータラクタムってことは効き方はペニシリンの同類と考えればよいのか。

件の歴史教科書検定問題で沖縄県で十万人規模の抗議集会。日本も余所の国のことを嗤ってられない状況かもしれない。


2007.09.28

久しぶりに風邪で高熱を出した。風邪は時々ひくけれど、動けなくなるくらいの熱が出るのは流感じゃ無ければ扁桃炎だろうねえ。とはいえ素人判断は禁物なので医者に見て貰おうと思うがそもそも動けない。

彼岸も過ぎたと言うに夏のような暑さ。


2007.09.27

Prof. Uguenが一年ぶりにいらっしゃってディスカッション。昨年よりは深いディスカッションができたのではないかと。

ヤンゴンではとうとう日本人が射殺される事態に。しかし我らが政府の腰は重い。銭はあっても資源のない国は結局の処持たざる国として持てる国の顔色をうかがうしかないのか。じゃあ持てる国からぶんどってこようとかいう超大国の真似をするのは60年一昔前の焼き直しで芸のない話だし。それでもここはそれはそれこれはこれで一発締めとかないとあとに禍根を残しそうな気がする。


2007.09.26

それなりに好ましい感じかなあ。粗生成物見る感じでは。まあでも分け終えてからでないと何とも言えませんね。この前みたいなこともあるし。

福田首相誕生。ポスト小泉レースからは脱落したかと思っていたらとうとう首相になりましたか。

ヤンゴンの僧侶のデモはもう9日にもなるが、とうとう流血事態に。


2007.09.25

安倍内閣総辞職。美しい国もこれまでか。

なけなしの三本のアンプルの一つを折って使う。気合いとか祈りとかそういうことを化学に関係する者が言ってはならないとは思うのですが。


2007.09.23

自民党総裁選は福田さんが制す。終わってみれば予定調和か。

アーヒャヒャヒャヒャあwせdrftgyふじこlp;@

カラムにかけたら壊れた。生成物が。ついでにわたくしの精神も。


2007.09.22

保護反応。普通は定石どおりやれば文句無いはずですけれど。被保護対象が複数有って、stepwiseにやろうにも、一度にやろうにも、一方を定石通りやろうとすると他方に問題が発生しそうな予感がする.....。まあ一方の保護条件が他方の脱保護条件とかいうような狂気じみた状況ではなくて、紙の上ではむしろ片っ方やれば自動的にもう一方も保護がかかるはずのように見えるのだけど。一方の反応は触媒と追加の試薬があったほうが速やかに進行するのだが、あとでそれらを取り除く手段が他方の保護基に干渉しそう。だからといって触媒とか使わないでやってみたらあまりに遅すぎて実質進行しなかったしね.....

試行錯誤は続く。

そういえば空の境界が年末あたりに公開で映画化されるらしい。ということを今頃になって知った。偽神の書のアレとか坊主のアレとか『』とか文字でこそ表現しうるものをどうアニメーションにするのかというのには興味があります。しかし原作はかなりえぐいシーンがいろいろとあるのだが、どこまでかたちにするのか。いくつかは物語の核心をなすので省けないきがするが、全部マジで描かれると吐けるんじゃないかなあ。

眼鏡屋に行くために早退。昼日中街の中歩くのも久しぶり。


2007.09.21

予聴会。わたしのではないですけれど。秋の学会シーズン到来を身にしみて感じる今日この頃。

さて自分の予聴会まで一月を切ったわけだが、脇道ばかり掘り進んで本線が全然進まないのはどうしたものか。まあ手を動かすしかないので動かすわけですけれど。


2007.09.20

そろそろ夏も終いか。(人のためではなく超電導磁石とその付属品のために)冷暖房完備な部屋で終夜測定中に眠っていたら風邪をひいたようだ。冷房の風を直に受けていたのがまずかったか。

実験で必要になり、p-phenylenediamineを探す。ようやく見つけたものはきれいな紫色の結晶塊。しかしこのものはそんな長波長に吸収はない筈だよねえ。酸化されてキノンジイミンとかその辺を生じているっぽい。精製法の本にはベンゼンかエタノールから再結晶後昇華とかいてあるからそうするしかないか。

眼鏡が壊れた。もう十年近く使っているからしょうがないのだが、ネジが突然上下に分離切断して用をなさなくなった....


2007.09.19

再結晶溶媒の選択は宝くじのようなもの。しかし、宝くじよりは勘や努力や経験や知識が役に立ち、宝くじよりは相当に当たりやすいもの。でも宝くじは当たらなくても困らないけれど、結晶化しないと困るからねえ。

ベンゼン/ヘキサンは好きでよく使っているが、たまには違うのも試したほうがいいことあるみたい。

結晶構造とかデータが着々と貯まっていきます.....今度の学会とは全然関係ない新規クラスの新規化合物だけど。


2007.09.18

やや涼しく。


2007.09.17

台風のせいだろうか、晴れて酷く暑い。

せっかくの祝日ではありますが、ホウ酸トリメチルの蒸留とか時間のかかる割には目に見えては成果につながらない雑事を処理する必要に迫られて大学へ。ついでにひとつ仕込む。方針はまだ正しいはずだ。手段の選択に瑕疵があるのは見えた。まだ修正可能なはずだ。

それだけだと面白くないので、先週土曜に公開された「劇場版CLANNAD」を観に行くことに。都内では唯一(というか現在のところ関東以北では川崎を除いて唯一)上映している池袋の映画館に行きました。まず昼に行ってレイトショー時間のチケットを取り、午後一杯ラボでの作業に充てて、夜帰りがけに観ようと思って行くと、チケットカウンターに長蛇の列。エヴァの新劇場版とかHEROとかやっているおかげのようです。基本的に全席指定な劇場ですがエヴァとかは立ち見まで売っているよう。CLANNADは昼の回の席はほぼ売り切っているようですが、夜となるとそれなりに客足も少なく、1/3埋まるかどうかくらいな感じでした。

出崎統監督作品ということで、AIRのときのような超斬新な展開になっていることを期待というか覚悟というかしていたのですが、今回はそこまでではなかったかな。とはいえあれだけの長さの原作品世界を映画におしこめるためにいろいろばっさりと変えられているのは確かなので、うるさい人はうるさく言うのでしょう。お話の流れとしても概ね原作品の流れにそった展開かと。朋也を周りの人間が立ち直らせる話はSSのテーマとして割と好まれているものの一つだと思うので、その一つのバリエーションだと思っていれば、原作品やったことのあるひとなら楽しめるように思いました。逆に、原作品に触れたことのない人だと、どうだろう。AIRのときは超斬新展開故に、全く別の何かとしてでよいなら素直に受け入れられたのではないかと思いますが、本作だと、意味の分からない場面が多少あるような感じがします。まあ、原作品やったひとしか切符買おうとは思わないんじゃないかと思うので.............あ、リトバスの初回版パッケージに割引券入っていたんだっけ(忘れてました)

劇場版の見所....はひとそれぞれだと思いますけれど。公子先生がなんかすごい人になっているような。あと春原が(原作品でもギャグキャラに見えて実は主人公に比べてまともな奴だったと思いますが)よりまともな奴になっているような。そのへんかなあ。


2007.09.16

「DDD2」を読んだ。前巻を読んでから時間が経っているので、作中の時間軸を把握するのに少し手間取った。相変わらず人間離れした連中と人間から離れてしまった連中と人間じゃあない奴のオンパレード。しかしバットか。前巻でちらっと出てきたがキーワードだとはおもわなんだ。

うーん、暑いねえ。暑さ寒さも彼岸までっていうからあと一週間耐えればいいんですかね。


2007.09.15

途中睡眠を挟んでの丸24時間にわたるHPLCとの格闘終わる。どうみてもHPLC以外の分離法が必要な状況だが、とりあえず一定量の純粋な物質を早急に手に入れないといけない状況では、確実な方法が一番。試すのは次でいい。

全く同一の操作をすればある程度再現することは判明した。しかしなあ、こう収率が悪いと作業効率がよくない。新しい方法が望まれるが果たして時間的に可能なものか。

最近では夜中でも本屋はやっているのね。奈須きのこ氏の小説「DDD2」を買う。


2007.09.13

まだ合否発表はありませんが(まだだからこそ?)4年生の院試お疲れ部屋飲みを近くのもんじゃ・お好み焼き屋で。


2007.09.12

雨が続く。

安倍首相が辞意。

演説はして、質問は受け付けずに辞める? 有り得ん。がどうも時々刻々入るニュースによると本当らしい。

国会は流会。就いたばかりの大臣もすぐに代わるとあって行政府も身動きとれず、この国の統治機構は崩壊気味。


2007.09.11

そしてまたその日が巡る。

単純に非難するのでは解決しない。万能な代案など存在しない。何かを得るためには何かを失うしかないのか。しかし我らは何を失えばよいというのだ?

激しい雷雨。


2007.09.10

雨。しかし暑い。

四年生が復帰して研究室も本格的に再始動。

上から緊急のドブ掃除の命令が降ってきました。ここでいうドブとはドラフトチャンバーの排水ドラムトラップのこと。地区排水升で規制物質が規制値以上発見されたとの事態をうけて、総点検がてら掃除しろということのようです。

しかしドラフト下の惨状には今更ながら驚く。行き場を無くした年代物がごろごろと。ドブ掃除は下の人に任せて、これらの厄介物の始末を検討.....。面倒くさいだけで手に負えないわけではないのだが、面倒なので押し込めて忘れてしまうんですね。まあこのさい一括処分しますか。

安倍首相が、シドニーでの記者会見中にとうとう職を賭してとか言い出した。周りは強い決意を示しただの何だのと解説するが、総理としてはこの国会終わったら辞めたいんじゃないのかなあ。ここまでぼろくそに言われ続けるものもう嫌なのでしょう。


2007.09.09

重陽の節句だが何とも夏が帰ってきたような快晴。


2007.09.09

収率100%。こんなところで運を使い果たして良いのか。


2007.09.07

台風は通り過ぎても風残る。

多摩川の水位が避難判断水位まで上がったとのこと。それもあり朝方は首都圏の交通機関が乱れていました。前に台風がきたときには地元の川が溢れたりして大変だったのですが、今回は大丈夫でした。

とっても久しぶりに2-(phenylazo)phenylboronic acid [C12H11BN2O2](see Org. Lett. 2005, 7, 3909.)を合成。学部生の頃は目的化合物だったものが今やただの原料に。それでも、ベンゼンから再結晶して結晶が出てくるところはいつ見ても感慨深いものがあります。

今度の学会とは関係ない方向ではそこそこ発見とか進展があるのに、今度の学会に出すはずのネタの方向では失敗続きというのはどうしたものか.....

サークル「華子鹿」さんが開発中の和風ファンタスティックノベル「彩花」は、C72で半版がリリースされたとのことです。が、私はC72の一日目は国内におらず入手できないことは半確定だったので残念に思っていましたが、2007年度Web体験版が公開されており、プレイすることができました。年内完成予定ということなのでC73あたりで頒布なのでしょうか。楽しみにしています。

プレイしての感触。おお演出がパワーアップしてる、というのが第一印象。お話本体は大部分は前の体験版で読んだものでしたが、全体的に整理された感じ。先が読めそうで読めないので、話の続きが待ち遠しいです。

2007.09.06

狙ったとおりに反応が進まない。前にできたこともできなくなっている。これは何か基礎の部分に問題があるのではないかと思い、とりあえず基礎の徹底と言うことで原料の直前蒸留から。あんまり関係ないと思うんだけれどねえ、そうもいってられないので。

しかし予期せぬ意味不明な発見だけは続く...

台風が首都圏直撃。やばそうなので早めに帰りました。


2007.09.05

四年生は院試面接。そのあと研究室でお疲れさま飲み。


2007.09.02

だいぶ暑さも和らいできたかんじがする。

久しぶりに日曜日していると思う。といっても気絶したような感じで昼過ぎまで眠り続けるとかそのくらいしかしてないけれど。それでも休養を取ることは重要だと再認識。

久々にperlのソースと格闘。いろいろ忘れてるなあ。それにしても、プログラムにコメントをつけるように指導されたことの意義を思い知りました。


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