2012年「SLニセコ号」撮影フォトをご紹介いたします

蒸気の煙写真館
hakodate-honsen



函館本線(山線) 「SLニセコ号」

函館本線(山線/小樽〜蘭越間)を走る「SLニセコ号」の撮影に出掛けてきました。紅葉のピークを10月20、21日に予想して計画しましたが、北海道も9月に暖かい日が続いたため紅葉も遅れているようで、沿線の紅葉は始まったばかりの状態でした。しかも寒冷前線の通過もあり、雷、土砂降り、強風、晴れ、曇りと目まぐるしく変わる天候に翻弄された二日間となってしまいました。今回は選定した撮影場所がうまく行ったようで山線を走る「SLニセコ号」(C11−171)の大爆煙を撮影することができました。沿線では、多くの方々と話をすることができ、楽しい時間を過ごすことが出来ました。



2012年10月20日













小沢〜倶知安  Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
◇土砂降りの雷が通過した雨上がりの山線200キロポイントです。
紅葉のはじまった木々の間から飛び出すC11を望遠で切り取ってみました。

※三脚セットできたのは通過一時間前でしょうか、
その通過まで間は晴れたり曇ったりと目まぐるしく変わる天気に冷や冷やでした。
(晴れると木の影が線路に掛かりまだらになります)








小沢〜倶知安  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF24-105mm F/4L IS USM
◇山ブドウの赤い葉っぱをワンポイントにワイドに構図しました。
モクモクの爆煙が高く上がり後方に棚引きます。

※通過数分前に偶然にも太陽はうす雲の中に入ります。








ニセコ〜昆布  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF24-105mm F/4L IS USM
◇尻別側橋梁下後方の紅葉を無理やり絡めてみました。
煙が期待できない区間ですが、少々ですが煙が出てくれました。







昆布〜ニセコ  Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
◇蘭越に到着後「SLニセコ号」はDLが先頭で倶知安まで運転されます。
ニセコ大橋からDL飛び出しを狙ってみました。








小沢〜倶知安  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF24-105mm F/4L IS USM
◇DL先頭になったSLニセコ号はゆっくりと尻別川に沿ってニセコ駅に到着です。
雲の間から日が差して「SLニセコ号」をタイミング良く照らしてくれます。。








倶知安〜比羅夫  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF24-105mm F/4L IS USM
◇倶知安駅に到着した「SLニセコ号」はC11に位置を変えて、
返しのバック運転のためニセコまで回送されます。

C11から薄い煙が出ているので進行方向が分かります。
15時18分ですが、西の空に黒い雲が広がって暗くなってきました。








比羅夫〜倶知安  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF24-105mm F/4L IS USM
◇15時40分に「ニセコ駅」を発車したバック運転の「SLニセコ号」は、
とうとう降り出した雷雨の中、薄い煙を吐きながら通過して行きました。








小沢駅発車  Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
◇レトロな跨線橋の残る小沢駅を発車するバック運転の「SLニセコ号」です。
16時32分発では、この時間になるとかなり暗くなります。
数年前この駅を撮影した時は、窓がアルミサッシュでなかったのですが・・・いつの間にか。











小沢駅発車  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF24-105mm F/4L IS USM
◇バック運転でも容赦ない爆煙を吐いての迫力の発車です。
雷の去った黄昏の小沢駅は、SLが去ると本当に静かでさびしいです。