釜石線 出撃フォトをご紹介いたします

釜石線
Kamaishi-sen



「SL銀河」
C58-239+キハ141
(試運転)


「SL銀河」が2014年4月12日より釜石線(花巻〜釜石間)に運転を開始します。その試運転として、2月からの「SL銀河」の編成、C58−239(機関車)+キハ141(旅客車)のフルで始まりました。復活した蒸気機関車C58−239が、SL銀河専用客車として「夜空をイメージしたブルーの色調で、車両毎に色のトーンを変えたデザインで一新した」キハ141を牽引して、客車の「銀河ブルー」が映える白銀の岩手路を元気に走り抜けてくれました。試運転が真冬に重なったことから、雪景色の中を走る「SL銀河)」を撮影することが出来ました。「SL銀河」には試運転のため、ヘッドマークは掲出しておらず、北海道、東北地方で活躍していた現役時代のC58を想像しながら、2月に運行された試運転の3日間(釜石行)を撮影をして来ました。




2014年2月17日








小山田〜土沢 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
◇復元された蒸気機関車C58形239号機が牽引するのは、
「SL銀河」客車用として夜空をイメージしたという銀河ブルーで彩られたキハ141です。
客車毎にグラデーションされた銀河ブルー編成が雪景色に映えます。







小山田〜土沢 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
◇起伏にとんだ残雪の田園地帯の彼方に、汽笛がコダマすると間もなく、
白煙を上げたC58が見え始め、
ドラフト音とともにはじめて見る「SL銀河」が目の前を走り抜けて行きます。
















宮守〜柏木平 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
◇雪の舞う急勾配撮影ポイント“宮守サミット”から正面を狙います。
スノーブロウを装備したC58正面には重装感があります。
















宮守〜柏木平 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
◇冬の岩手路を吹き抜ける冷たい風は、C58の吐いた煙を右左と吹き散らします。







平倉〜足ヶ瀬 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
◇週末に積もった雪の峠をC58が爆煙で登って来ます。
どうしても押さえておきたかった雪積もる足ヶ瀬トンネル上から、
縦位置で「SL銀河」の編成を狙います。








平倉〜足ヶ瀬 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
◇足ヶ瀬トンネル手前に広がる雪原を絡めてワイドにフレーミングしました。
高くきれいに棚引く煙が理想ですが、冷たい強風に暴れてしまいます。








平倉〜足ヶ瀬 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
◇足ヶ瀬トンネルに突入するC58を大きく切り取ってみました。
この後C58の吐いた煙で視界が0に・・・そして、焚いた石炭の匂いが漂います。








陸中大橋駅発車 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF70-200mm f/2.8L IS USM
◇前日に積もった大雪は、ラッセルされて線路の両端に高く掻き分けられてSLの足元を隠します。
かつて炭鉱で使われたホッパーの遺構が、この駅の素敵にワンポイントになります。








小山田〜土沢 Canon EOS 5D Mark III / レンズ EF24-105mm f/4L IS USM
◇峠の駅を吹き抜ける北国の冷たい風は煙を横に折ってしまいます。
上有吉駅間のオメガ(Ω)ループ線は雪深かったのでしょうか、正面に雪が着雪しています。

東北の雪深い峠の駅の迫力の発車でした。