5月28日(金)の早朝、10kg余りのバックパックを担いで関空へ向かった。航空チケットはE-
チケットだったので不安だったが、中国国際航空のカウンターでは変更後の情報が入ってお
り、新しいE-チケットを受け取ることが出来た。気になっていた中国入国後の航空便のリ・コ
ンファーム(再確認)作業は不要とのことだった。ほぼ予定時刻(9:25)に離陸したCA164便は、
2時間30分後に長江(揚子江)のデルタに位置する小雨模様の上海浦東国際空港に到着。日
本との時差は一時間遅れである(驚いたことに、日本の26倍はあるというあの広い国土に標
準時はひとつしか無い―ロシアには9つもあるのに―)。気温19℃ということであるが、梅雨前
なのか蒸し暑い。入国審査もスムーズで、預けたバックパックも難なく入手できた。
日本円を中国元に交換して、話題の「磁浮(磁気浮上式のリニアモーターカー)」乗り場に向かう。7
日間有効の往復乗車券(約1,120円)を購入して乗車。最大時速300kmあまり(時間帯によっ
ては431kmとのこと)の揺れの無い快適な乗車で、30kmほどの距離を10分足らずで街中の地
下鉄接続駅「龍陽路」に到着。2号線に乗り換えて5駅目の「陸家嘴」で下車(運賃約60円)。こ
こは金融関係の企業が集まっている地区で、すぐ駅前にある上海中銀大厦(中国銀行ビル)
の43階の事務所に旧知の日本人代表者を訪ねる。久しぶりの再会でしばし談笑したが、現
地職員を使って活躍している模様。
|