ジャスミンの風
マラウイ便り 3-4
Mwaswera bwanji ? (= Good afternoon)
当地Zombaへ来てから一ヶ月半ほど経ちましたが、元気にかつ快適に過ごしています。
6月1日にはマラウイで二回目の誕生日を迎えます。
昨年帰国前にJOCV(青年海外協力隊)の担当者に原稿を渡しておいた「マラウイの鉱物図鑑」がきれいに出来上がってきました。ちなみに私
の誕生石は真珠/ムーンストーンで、星座(ふたご座)石はアクアマリンです。
日本は異常な暑さが続いているようですが、こちらは朝夕は寒いぐらいでセーターを着込んでいます(10℃以下 ?)。これからどんどん寒くなって
いきます。ヒーターを入れているレストランも見受けます(まだそこまでしなくてもと思うのですが)。マラウイアンは寒がりです。
ホテルの中庭から
|
滞在先の「Hotel Masongola」では結局、バスタブしか無かった所にシャワーとカーテンをつけてもらい、コイル式のHot plateやフライパン・湯沸
かし器・包丁他の調理器具や食器一式(シュガーポットまでも)、冷凍冷蔵庫、来客用の椅子等も揃えてもらいました。照明が暗いのでと言ったと
ころ、内外とも蛍光灯に取り替えてくれました。またアイロンセットが欲しいと言ったら、ホテルのLaundryに出せば良いとのことで、その場で担当
の女性を呼んで洗濯物も無料でしてもらえることになりました。インターネットについてはさすがに無料とはいかなくて、結局JICAから宿泊費に
幾分上乗せしてもらい、一日平均30分余り利用できるようになりました(部屋に専用回線を引いてくれました)。
TVではサッカーの放送をしょっちゅうやっていて(イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・スペインリーグ等)、見ていると集中力や身のこなし方等はさ
すがプロという感じで、日本のJ-リーグとは迫力が全然違い、これでは到底かなわないな、と思うぐらいです。
ホテルの裏山からの眺め
|
|
ひひ
|
よく手入れされたホテルの庭には、裏山に住んでいるヒヒたちがよく遊びに来ます。屋根や煙突の上に昇ったりしていますが、中には人間の大
人ほどの大きさの者もいて走ると結構迫力があります。
夕食の帰り等に芝生の庭に立って見上げると、南十字星を初めとする満天に輝く無数の星が見られます。あちらから見れば地球も同じように
ひとつの小さな星に見えるんだろうな、といつも思いを馳せています。
また休日に広い植物園になっている裏山を歩くと、東側に広がる草原のはるか向こうに隣国モザンビークの山々がうっすらと臨めます。いつも
ながらの雄大な風景です。
頭に長さ3mほどの薪用の木々を何本も載せて器用にバランスをとってヒタヒタと歩く女性たちや、自転車にこれでもかというほど積み込んでヨロ
ヨロしながら運んでいく男性たち、時には休み休み重い丸太を運んでいく子供たちをいつも見掛けます。
井戸から汲み上げた水をカラフルなポリバケツ等に入れて頭の上に載せて坂道を登って行く女性たち(小さい女の子たちも居ます)や風呂敷の
ような布で子供を背負い、大きな荷物を頭に載せて歩く女性たちの姿にもすっかり馴染みました。
食事に関しては、朝はホテルについているコーンフレークや食パン(マフィンもあります)・ソーセージ・ポテト・玉子等にコーヒーか紅茶それにバ
ナナやりんご等の果物(たまには苺もあります)にグワパ他のジュース等でしっかりと食べて出勤します。昼は近くのパン屋でパンとジュース等で
簡単に済ませます(時には気分転換でとうもろこし製のシマや小さいピザを食べに行ったりしますが)。できたての暖かいパンを置いている店も
あります。一個20〜50円ぐらいです。
昼食後は、気持ちがよいのでよく近くのゴルフ場の中を歩いて帰ってきます。平日はプレイをしていないので家族連れが散歩をしたり、若者が木
陰に寝転がって本を読んだりしていますが、咎める人は誰も居ません。休日には時々、ビールのCarlsberg社主催のゴルフ大会が開かれていま
す。
夜はホテルのレストランで済ますことが多いのですが(スパゲティやライスもあります)、飽きてくると部屋でインスタントラーメンを作ってハムやベ
ーコンそれにチーズ等を入れて食べることもよくあります。
心配していた食事は、慣れたせいか去年よりもおいしく充実している感じでホッとしています。がやはり、こういう国では衛生面から生野菜を食べ
る機会が少ないので、そこが一つの課題だと思います(カンボジアから帰国した際には、鉄分不足だと言われました)。
70km離れたBlantyreのスーパーにはこれまで3回買出しに行きました。去年紅茶に入れて嗜んでいた「Blantyre-VO」というマラウイ製の安い
ブランデーも買って来ました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~jasumin/
|