ジャスミンの風

                                         
                                           
プノンペンの映画館




プノンペンで映画を観ました。


まずカンボジアに来てわかった事は、映画はほとんどが「お化け映画」なのです。
どうしてでしょう?この暑さの中涼をもとめて・・・?それとも、たんにお化け好き?
これは未だにわかりません。とにかくどの映画館もお化け映画なのです。

我が家から歩いて15分のところに映画館があります。
一度観てみようと思い、夫と出かけました。
上演は1日5回。午後2時の部を観ようと2時少し前に映画館へやってきました。
まず、入り口でチケットを買います。大人1人1$(約¥110)を払います。すると売り場のお姉さんがチケットの裏に番号を書き込んでくれます。
入り口で携帯電話をあずけ、いざ館内へ

映画館の中は冷房が効いていてヒンヤリ。いい気持ちです。
案内のお姉さんにチケットを見せて席へ案内してもらいます。早い人から順番に、後ろの席から詰めていくようで、もし少し前へ座りたいなら、
時間を遅らせて行くとよいみたいです。(指定も出来るかも知れませんが、言葉がうまく通じません。クメール語のみです) まず、右の後ろ一角
に人を入れ、いっぱいになると左の一角へ、そして順次前の席へと移っていきます。座席は1000人位は入れます。
定刻、まずCMが始まります。そしてカラオケらしきものもあり、30分は延々続きます。
その間に座席は徐々に詰まり、本編開演までにはほぼいっぱいになります。この様子では開演20分位で入るのがいいのではないでしょうか。
そしていよいよ本編へ・・・。いいえ、まだあります。国王夫妻の写真が映り、いっせいに起立。国歌を歌います。座ってられません。国に忠誠を
誓い、やっと上映です。

この日の映画は、米国版「リング」です。画面は英語、字幕はクメール語。さっぱりわかりません。でも、日本の「リング」を知っているので・・・フ
ムフム・・・。なんとか想像でわかります。
その内、ドキッ!!とする場面。館内、いっせいにキャーーーッ!!
楽しいです。観客は一体化します。これがお化け映画の楽しみか・・・と、わかったような気持ち。そして何度か、ドキッ!! キャーーーッ!!
 楽しいですよ。でも、カンボジアの人は映画を観ると夜寝られなくなる、トイレにいけない・・・と言っていました。

けっこう楽しんで、外に出るとちょっと日は傾いたものの、まだまだ暑い街中です。
カンボジアへ来られた際には、ぜひ涼しい映画鑑賞をお勧めします。




                                           
                                         


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