ジャスミンの風

                                         
                                           
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  1/22から1/29まで、出発前にクメール語研修でお世話になった先生(既婚の若い女性で、現在東大の博士課程で言語学-クメール語-の論文を執筆中)
が来カされ、プノンペン滞在中の3日間は我が家に泊まってもらいました。抱えきれないほどの辞書類を入手されたり、プノンペンの北にあるチャム族(イス
ラム教徒)の集落に案内した時には、モスクのそばに居合わせたおばあさんに話し掛けて方言を採集されたりと、精力的に資料集めをされていました。か
なりの酒豪で、教え子たちとの歓迎会のあと我が家でお土産に持ってこられた日本酒を飲み直したほどです。その後バッタンバン・シエムリアップを廻っ
て無事帰国されました。博士論文を書き上げたら、地方言語(方言)研究のためカンボディアにしばらく滞在してフィールドワークをしてみたい、とのことでし
た。それまでにまた来られるようです。

             


  また切符をもらったので(通常の入場料は1US$前後)、家内と映画を初めて観に行きました。クメール人の若者は怪気ものが大好きで、当日も国歌を聞
かされたあと若いカップルがキャーキャー言いながら、クーラーの利いただだっ広い館内で2時間近く楽しんでいました。


つい先日は日本人会主催の運動会にも参加し、クメール人の子供たちとも交流してきました。平和になったカンボディアを実感しました。また日本のNGO
のフィールドワーカーや当地のお寺で10数年間務めて現在は子供たちに日本語を教える等のボランティア活動をしている日本の僧侶の講演を聴きに行
ったりして、当地の本音の情報を得たりしています。カンボディアは女系社会で末娘が家を継ぎ、結婚した男性は持参金を持って女性一家の家に住むと
か、日本と異なる小乗仏教は戒律が厳しいが、それさえ守れば何をしてもよいので(食事に不自由はしない、その気になればいくらでも無料で勉強できる
等)、一度出家したらやめられない 等の興味深い話がありました。





クメール人の青年による日本語スピーチコンテストにも臨席しました。1,2等は日本旅行に招待とあって、質問に日本語で答えたりして中々力の入ったコン
テストでした。また同期のS/Vたちとは時々食事会を開いて情報交換したり、メコン川クルーズを楽しんだりして仲良く過ごしています。たまには土木の教
師が家族連れで我が家に遊びに来たりします。時には街中で出会ったバックパッカーを自宅へ呼んで、彼らの面白い話を聴いたりすることもあります。



                                         
                                           


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