ジャスミンの風

                                         
                                           
5 -3- アンコールワット国際ハーフ・マラソン




11/30 (日) くもり時々晴

  我々5人のS/Vは前日にシエムリアップ入りして最終登録を済ませ、記念のT-シャツとゼッケン・登録証を受領済み。朝5時半にホテルで用意してもらっ
た弁当(サンドイッチ)で朝食を摂り、6時に迎えの車でマラソン会場に向けて出発。スタート地点のアンコールワット西参道入り口周辺には日本人を含め
既に沢山のランナーが集まっている。拍手の中Sar Kheng副首相が来賓として現れ、壇上にしつらえられた当国のオリンピック委員会のメンバーや有森
裕子さんたちの居並ぶ席に着いて開会式が始まった。カンボディア国歌と共に国旗掲揚が行なわれ、副首相らのあいさつの後 先ず車椅子グループが
出発。次いで7:50に我々のハーフマラソン・グループがピストル音と共にスタート。ダイエーホークスの優勝記念T-シャツを身に着けて 後方からゆっくりと
走り始める。数回の早朝ジョギングの成果がどう出るか? 先ずアンコールワット西淵に沿って南へ、堀に沿って左折して南淵の中央付近から右折してシ
エムリアップ市の方向に2kmほど南下。このあたりで腰がだるくなり歩き始める。U-ターンして走ったり歩いたりしながらアンコールワットに向かって北
上。5km地点を通過。くねくねした道を通りスラ・スランからタ・プロームを過ぎたあたりで中間地点を通過。数箇所のチェックポイントで用意されているミネ
ラルウォーターで口を潤しながら歩いたり走ったりが続く。ポツンポツンと点在する途中の集落では子供たちが拍手と笑顔で迎えてくれる。ソク・サバー
イ・テー?(元気?)と訊くとサバーイ(元気で〜す)と大きな声で答えてくれるので元気付けられる。一人一人とハイ・タッチしていくと みんなが手を差し出して
くる。またクメール人や外国人のランナーたちとも目標タイム等を訊き合いながら進む。こんなことを繰り返しながらアンコールトムの勝利の門をくぐる。こ
のあたりから脚がけいれん気味で走れない。西行きの道は王宮に突き当たるまで真っ直ぐで 行けども行けども行き着かない。前には数名のランナーが
居るが 振り向くと誰も見当たらない。追い抜いた観光客に訊くと まだ沢山のランナーが後ろに居るとのことで一安心。早足で歩いてようやく王宮の手前
に辿り着き 左折したところでバイヨンの観音菩薩石像群が目前に現れる。そこを半周してまた真っ直ぐな道を今度は南に進む。ここまで来て21.0975km
の完走(? 完歩)を確信する。あと2.5kmの表示。南大門をくぐり抜け、アンコールワットを左前方に眺めながら堀沿いにまっすぐ南下。遠くに「・・・これで閉
会式を終わります」と言うアナウンスが聞こえてきた。前方の2人のランナーを追い抜いてFINISHの横断幕の下に辿り着きゴールイン。






3時間18分56秒。目標の2時間半には遠く及ばなかったが、今回は無事ゴールイン出来ただけで充分。起伏がほとんどない平坦なコースで、やや曇ってい
たせいか 汗拭きのハンカチは全く使うことが無かった。シエムリアップからの参加組を含めて計7人のS/VたちやJOCV(青年海外協力隊)12人たちそれ
に女性S/Vが赴任している西海岸沿いのシアヌークビル(コンポンソム)の孤児院から呼応して参加してくれた子供たち7人もそれぞれの部門で完走(?)。
有森裕子さんにサインをもらって帰途についた。日本から持ってきたシューズが足にフィットしていたのか 高校時代のウォーキングレースの時みたいな
足の裏の水ぶくれとか 心配していた爪のはがれも全く無かったのは幸いだった。また来年も挑戦することを楽しみにしている。ちなみに今回 (第8回目)
の参加人数はハーフ・男子10km・女子5km・ファミリー4km他を含めて計1,400人弱で、その内ハーフ部門(21.0975km)は300人あまり。 JICAのS/Vが参加し
たのは今回が初めてとか。参加を呼びかけてよかったな と思う。




                                         
                                           


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