ジャスミンの風

8月24日（土）つづき

ホテルに戻り出発です。バスで約2時間、チェンストホーヴァにやってきました。

気温３５℃。昼ともなれば気温はぐんぐん上がります。ただ、日本とは異なり乾燥していますので幾分過ごしやすいです。とは云え、私は大の汗っかき。
大変です。

チェンストホーヴァの一番の見所は、何と言ってもまずヤスナ・グーラ（神々しい丘）修道院です。

ヤスナ・グーラ修道院には有名な『黒いマドンナ Cudowny Obrazem Matki Bozej Czestochowskiej』が祀られています。この修道院は城砦のような造りに
なっていて、1655年ポーランドがスウェーデンに攻められた折も、最後までスウェーデン軍に屈しなかったそうです。この戦いはこの聖画『黒いマドンナ』
がもたらした奇跡だとされ、それ以来この聖画『黒いマドンナ』は困難からの守り神としてポーランド国民の篤い信仰を集めています。

　さすが、聖地。バスを降りた所から、多勢の参拝の人々がヤスナ・グーラへ向かって歩いています。私達も人込みの中、スリに気を付けながら（聖地と
云えども、ふとどきな輩がいます）ヤスナ・グーラに向かいます。

　美しい教会で礼拝をすませ、隣にある『黒いマドンナ』が祀られている建物へ。1日数回しか開帳されない『黒いマドンナ』ですが、丁度運良く開帳されて
いる時間でした。ぎっしりの参拝者でどの人も『黒いマドンナ』を目指し進んでいます。前まで行って、祈りをささげるのですから、ゆっくり、ゆっくりしか進
みません。でも、こんな機会は二度とない。マリア様を近くで拝みたい。そんな気持ちで人の波にのって進んでいきました。でも、ヤバイ！！　誰も廻りに
メンバーが居ないではないか。アッ、居た、居た！　「後藤さ〜ん！」　よかった・・・ちょっと胸を撫で下ろしながら、二人で顔を見合わせ「どうしよ
う？？？」。でも、その時廻りはいっぱいの人でUターンも出来ず、エエィー！こうなったら前まで行ってしまえ！　そして二人で一番前まで・・・祈りました。
前まで到達出来なかった皆の分も。祭壇の奥に輝くマドンナ様。アーメン（祈り）

でも、そのために皆様には大変ご迷惑をお掛けしました m( _ _ )m

時間オーバーのため、バス車中にて昼食。そして無事ウッジに向けて出発しました。

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