9,500点もコレクションがあるとは、この美術館はいったいどれだけの物を持っているのでしょうか・・
その中の、22作家80点が来ていました
私はルドンの「日本風花瓶」の絵に惹かれて行ったのですが、一番長く観ていたのはモネの「睡蓮」でした
睡蓮の美しさもさることながら、その水面に映る空や雲、木の影がなんともいえません
私は、絵が好きなのかその水面の景色が好きなのか分からなくなりましたが、ずっとその水面を眺めていたいと思いました
会場は 混んでいなかったので、ソファーに座って眺め近寄っては眺め、楽しみました
ルドンの「日本風花瓶」は、暖かい色が心まで温かくしました 花の色とバックや下の影の色が、リズムとハーモニーを生んでいます
ルドンは、この花束を作り花瓶を探したのでしょうか 日本風のこの花瓶に惹かれてこの花束を作ったのでしょうか・・・
素人が花の絵を描く時、花瓶に具象の図があると、ソコだけが飛びだして始末におえないものですが、 ルドンのこの白っぽい花瓶は、図により磁器の輝きを増していました
その硬質な白と獅子舞のような図の色は、バックのオレンジ色と相まって、花をいっそう幻想的に見せていました
傍で見ると、下の茶色は後から入れているのが分かります 初めに花があり、次にバックの色、そして最後に影で締めていったのかと作家の目を心を感じられて嬉しくなりました
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