(秩父・みすずやま)2003.5・5
この連休も気軽な山となった
今回は私に近い秩父だ
私が車を出せばいい所なのだが、
ノンベイ仲間は車で行くと帰りは誰が運転するかで面倒だし、
飲めない人がいると楽しくないので電車とタクシーを使った
地図
私たちは長瀞駅で待ち合わせた そこからタクシーで名水の所まで行く予定だった
集まったのは7時半
私は田舎町が早朝からタクシーがいないこと知っているので、
長瀞は観光地だから大丈夫なのかな、と思いながらも、電話で聞いたと言うリーダーの言葉に安心していた
ところが、聞いたのは他の事、
都心に住むリーダーはタクシーがないことなど思いもつかず、駅前にタクシーは一台もなかった
近くにタクシー会社があると言うのでそこまで歩いた
幸い会社には人がいたが、ここにはタクシーは2台しかなく休日は道路が混むのデ仕事にならないのでお休みだそうだ
今日は8時に予約が入っているので一台出ているということだった
そして、それが終われば私たちを乗せても良いと言う
仕方ないから私たちはそれの帰りを待った
何のために早く集まったのかと言いながらも、待つこと小一時間、タクシーが戻ってきた
それで、名水100選に選ばれたと言う場所の近くまで行ってもらった
その時は名水の周りの崖が危ないと言うことで、行くことを禁止されていた
私たちは見ることもなく歩き出した
秩父と言うのは、舗装道路を歩かざるを得ないのが辛い
しかし、お天気は花曇りだが、新緑がキレイだった
私たちは釜伏峠、登谷山、皇鈴山と歩いた
途中ツツジの美しさに目を奪われた
ツツジの周りで写真を撮り休憩していたら人々が集まってくる
何かな、と思って見ていたら、今日は皇鈴山山の山開きだそうだ
山開きだけでも初めてだったのだが
珍しい女性の神主さんだった
そよ風に乗って流れてくる祝詞
注連縄の上で揺れる白い飾り
新緑の清々しさに心地よかった
山開きをしていた近くに素晴しいツツジの群落があった
何人ものカメラ小僧たちが
三脚を立てて夢中でシャッターを切っていた
少し歩いて行くと、村の名産・即売開会が開かれていた
今日の山開きに合わせたようだ
竹の子の焼いたものなどを試食させてくれた
私は竹の子が大好きなので買いたかったが、これからまだ背覆って歩くのかと思うと躊躇した
でも、リーダーの
「もう少し行った所にバス停があるから、そこからバスに乗って温泉に行こう」
の言葉で大きな竹の子を買った
ついでに、こごみも買った
コゴミがこの辺で採れるのかたずねたら、今朝一番で新潟に行き採って来た物だそうだ
これが素晴しく美味しくて、何故もっと買って来なかたのか後悔した
また、村の主婦たちで作ったスモモのジャム、これも香りが残っていて大変美味しかった
オシャベリしながら、味見しながら買った品物はどれも美味しく、また楽しい時間だった
バス停の傍の八重桜がキレイだった
紅葉の赤い新緑もキレイだった
私たちは西小学校のバス停からかやの湯の前まで少しだけバスに乗った
本当に素朴な民宿と言う感じの温泉だった
しかし、温泉は岩風呂で気持ちよく何よりも宿の応対が気持ちよい
私たちはとてもいい気持ちになり、ここで食事まで頼みしっかり飲んでしまった
1日いろいろな人に出会った、
タクシー会社、山開きの人たち、即売所の人たち、温泉の人たち
どの人もみな気持ちの良い人たちだった
今まで何回も秩父に来ているが、秩父の人に嫌な思いをした事がない
甲府辺りとの違いを感じる
この人たちがこの土地の財産だな、と思う
新ジャガのから揚げ・コゴミのH胡麻和え・竹の子の煮物
つぶ貝・竹の子姫皮の梅和え・干物
翌日の夜は竹の子ずくしだった