千手ヶ浜のクリンソウを見たいと思って、日光に出かけた しかし、クリンソウ人気はバス待ちの長い行列を作り、2,3時間と言う待ち時間の長さに驚いた私たちは行動を変更した
今日は「クリンソウ・石楠花・ズミの花」を見る予定だった 今までずいぶん日光に来たが、夫といっしょの時に「これ!」と予定を立てて来ることは珍しい 今回、私はネットで花の場所の確認やバスの時間までも、しっかり調べてあった クリンソウが駄目ならズミの花をと光徳沼に向かった 光徳牧場までは何回か来ていたが沼は行ったことがない
光徳牧場に入って行く道は、いつもその美しさに感嘆し、ここを自転車で走りたいと思う 今日は、その両脇にズミの白い花がたくさん咲いていた 戦場ヶ原方面も何処もかしこも、今日の日光はズミの花が多かった そこに、淡いオレンジ色の蓮華ツツジがぽつぽつと見え新緑はますます映えていた
光徳久牧場のズミと牛たち |
蓮華ツツジ |
しかし、ズミの盛りは過ぎてきたようだ
光徳沼の周りのズミはかなり散っていた
ここにね〜
夢見るように白い花を映している予定だったの
と夫に一生懸命説明する私だった
金精峠付近の山の斜面に、石楠花が咲いているという話を読んでいたので、次はそちらに向かった 金精峠まではかなり登り、緑がどんどん淡くなって行く 湯の湖も湯滝も通り過ぎ、切り込湖・刈り込湖登山口も過ぎた
夫が、切り込湖・刈り込湖まで歩くこうかという こんな珍しいことには喜んで賛成した 切り込湖・刈り込湖の駐車場はガラガラだったので金精峠が先でいいねと進む 金精峠トンネル入り口の白根山・登山口の駐車場に止めて探した
この駐車場は2年前の白根山敗退を思い出させた ちょうど今の季節で、シラネアオイを期待してここから登った あれが私の体調不良の始まりだった
さてさてと、周り中の斜面を見回しても石楠花の影も形も見えない 代わりに、なんともキレいなインクのマゼンタ色そっくりなツツジを見つけた
ムラサキヤシオツツジ
もう少し濃い色で、花弁の薄い小さな花と言う感じでした
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花がかなり小さくて繊細だ
遠くからは米つぶのように見える
写真を撮ろうとするのだが
どうしても空がバックになってしまい
キレイな色が写らない
道ではない斜面を頑張って登ったが
やはりキレイに写っていなかった
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諦めて降りてきたら、山の斜面の樹々の下に枯れた木にしてはおかしい薄茶のような淡いピンクのような色の箇所が広がっていることに気づいた 双眼鏡が欲しかった どうやら石楠花の群落らしい・・
「あそこなら荒らされる事はないね・・」 「そりゃ、道がないのだから誰も行けないよ」
誰も見たことない所で静かに咲いている花のことを考えた
そして、切り込湖・刈り込湖の駐車場に向かった そこには、驚くべき現実が待っていた
駐車場に、湯滝からつづく道を登ってきた団体が続々と入って来た 狭い駐車場にとぐろを巻き、こちらはすぐに車を入れることさえ出来なかい そして、案内板の前に陣取った 切り込湖・刈り込湖登山口のメイン駐車場は下なので、今から出発らしかった
その人数うるささに辟易していたら、なんとまた同じような年代・人数の団体がやって来た 一緒の団体かと思うほど似ていた ひとグループ30人は下らないだろう・・
今の私に、この人たちを全部抜くほどの力があろうか?と考える前に、夫がいたのではこの人たちの一番最後に付くしかないことに気づいて暗澹とした 夫は、ここで待っていると言い出した 夫を待たせるのは気の毒だったが、私は歩くつもりになってしまっていた そして私は、最初の団体が出発して、しばらく待ってから歩き出した |
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