郡山まで新幹線・8時半に駅で待ち合わせ

ちょっとの寄り道だからと、あの有名な「三春の桜」に寄ってくれた 確かに見事な桜だ 感心はしたが、感動がなかった

その後、町外れの川沿い桜並木に・・ 私は、こちらの桜の方が好みだった こちらはちょうど桜の季節だろうか 車窓からの桜が綺麗だった







私は、何よりも車から見える風景に惹かれた 
穏やかにゆるい坂道が続き、何処を見ても山が見えた 東北は相性だなと感じた
2ツ箭山手前の、なんと言っただろうか・・
映画「釣りバカ日記」の舞台にもなったという川に寄った

岩がきれいだ・・
頭の上の桜は山桜だろうか
このままピクニックランチでも広げたいような所だった

阿武隈の山

ヤシオツツジにおおわれ、海が見える山
と言う
郡山に住む山友の
キャッチコピーに誘われ出かけた

さて登り口、駐車場はもういっぱいだった

ここは県内の人が多いのだろうか?
朝早く登り始めた人が、もう下山して来た



今日は最高だよ!
こんな日に当たることは、めったにないね

花がちょうど良くっても
天気が悪かったり
先週じゃ早すぎたし、来週じゃ遅すぎだよ・・

と、嬉しそうに語ってくれた

岩の多い登山道を歩き始める

しばらく行くと沢になった 

私は、沢のある山が好きだ 
甲斐駒も、足利の仙人ヶ岳も、
奥多摩の川苔山も、鹿沼の古峰ヶ原も・・・ 
 
沢が心惹く

これが登山道?と思うほど岩の道だった
男体山と女体山の間より山を望む ピンク色はツツジ



岩の多い山だが、
そのメインになる男体山と女体山に着いた

男体山は、鎖を使うかなりの岩場で、
ここは登らない人が多いようだ

私たちは、荷物をデポして登った




山道ではノロマだった私が
楽しそうに登るので、
友だちが驚く

一度でも岩トレしてあると違うものなんだな
と思った
それでも、かなり怖かった


上まで登ったら、
対岸の女体山の上で休んでいた団体さんたちが、
怖くないの〜?
と声をかけてくる


私は登ることは出来るのだが、立つ事が怖い
何かに、つかまっていないと怖いのだ・・
ここにはつかまる物がない

こんな所によく祠など建てたなと感心する



ここから海が見えるというが
この日は煙っていて
かすかに海と分かる程度だった

「怖くないの〜?}と対岸から・・

降りてきて振り返って見ると
男体山と女体山が岩山と言うことが良分かる


花はいっぱい、岩は楽しい、
穏やかな春の日、
最高の1日のはずだった・・・


帰りの新幹線、ビールを飲んで気持ちよくなっていた私は、
登山靴の紐を解いていたことを忘れていた

乗換駅で、電車に向かって駆け出した私は、
紐を踏んで勢いあまって前に飛び込むように転がった

痛い!と思った時には、鎖骨骨折をしていた

この時は、
恥ずかしさのあまり、痛さをこらえてザックを背負って自宅まで帰った


後半は、
また違った雰囲気だった
岩は岩でも、
大きくすべらかな岩だ

バランスの悪い私は、
岩の道は本当にノロマだ

これを過ぎ松林に入り
静かに気持ちよく下った

ふたつやさん

  * 福島の山々の「二ツ箭山」とても分かりやすいのでご覧下さい

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