京阪本線の車両たち


 京阪本線の車両の解説については、灘校の鉄研の部誌に「どんこう」というのものがあり、そちらに1990年に投稿したのですが、それから13年が経過しており、そのままの文章で載せることは、その後の変化を反映することが出来ませんので、とりあえずは、コメント以外の部分をアップいたします。私は電気、機械系については苦手と言うこともあり、どちらかというと車両のデザインという部分に焦点を当てた解説になると思います。また、運用上撮影できていない車両もありますので、それらの車両の写真については後日アップいたします。なお、車両数につきましては、特記がないもの以外は2003年10月1日現在といたします。間違い等ございましたら、メール等いただきましたら修正いたします。


T.特急型

1.8000系

製造初年 1989年
両数 80両
車体構造 アルミ
主電動機 175kW×4
制御方式 界磁位相制御
台車 KW-88(M車)、FS-517D(T車)
冷房装置 13,000kcal×3
8059F 京都側先頭車8009(撮影:西三荘駅) ブレーキ HRDA-1
コメント
 今後作成いたします。

2.3000系

製造初年 1971年
両数 8両
車体構造 鋼製
主電動機 175kW×4
制御方式 界磁位相制御
台車 KS-132(M車)、FS-381、381B(T車)
冷房装置 9,000kcal×4
3055F 京都側先頭車3505(撮影:西三荘駅) ブレーキ HRDA-1
コメント
 今後作成いたします。

 京阪特急車が特急(K特急含む)以外で使用される様子を撮影した写真については、こちらのページにあります。

U.一般型

1.10000系

製造初年 2002年
両数 12両
車体構造 アルミ
主電動機 200kW×4
制御方式 VVVFインバータ制御
台車 KW-77D(M車)、FS-517E(T車)
冷房装置 21,000kcal×2
10053F 大阪側先頭車10053(撮影:私市駅) ブレーキ HRDA-1
コメント
 今後作成いたします。

2.9000系

製造初年 1996年
両数 40両
車体構造 アルミ
主電動機 200kW×4
制御方式 VVVFインバータ制御
台車 KW-77C(M車)、FS-517C(T車)
冷房装置 13,000kcal×3
9052F 大阪側先頭車9052(撮影:西三荘駅) ブレーキ HRDA-1
コメント
 下写真の9054Fは、NHK大河ドラマ「新選組!」放映に合わせて、にラッピングなどの装飾を施し、“SHINSENGUMI-TRAIN”(新選組トレイン)として運転されています。ラッピングは「花」・「水」・「月」・「木」といった「京都の自然」をモチーフに、新選組の凛としたイメージを表現しているとのことです。この編成は、大河ドラマ終了の12月まで特急や急行など通常の定期列車に使用します。
 
 詳細については、今後作成いたします。

3.7200系

製造初年 1994年
両数 23両
車体構造 アルミ
主電動機 200kW×4
制御方式 VVVFインバータ制御
台車 KW-77B(M車)、FS-517C(T車)
冷房装置 13,000kcal×3
7253F 京都側先頭車7203(撮影:西三荘駅) ブレーキ HRDA-1
コメント
 今後作成いたします。

4.7000系

製造初年 1989年
両数 28両
車体構造 アルミ
主電動機 200kW×4
制御方式 VVVFインバータ制御
台車 KW-77、77A(M車)、FS-517C(T車)
冷房装置 13,000kcal×3
7053F 京都側先頭車7003(撮影:西三荘駅) ブレーキ HRDA-1
コメント
 7054Fの京都側の3両は、6000系から編入されましたのでデザインが5の6000系と同じです。(写真下:7054F 京都側先頭車7004)
 
 詳細については、今後作成いたします。

5.6000系

製造初年 1983年
両数 112両
車体構造 アルミ
主電動機 155kW×4
制御方式 界磁位相制御
台車 KW-50、66、66A(M車)、
KW-50B、FS-517、517A/B(T車)
冷房装置 13,000kcal×3
6053F 大阪側先頭車6053(撮影:寝屋川市駅) ブレーキ HRD-1D(1、7次車)
HRDA-1(1、7次車以外)
コメント
 6000系は1983年から1993年の長きにわたって製造されているため、1次車から10次車までバリエーションがあります。大別すると、3タイプあります。
 タイプ1.1次車
 タイプ2.2〜9次車
 タイプ3.10次車(6000系から7054F京都側3両が転出したことによる代替製造分で、デザインは7000系と同じ)
 このうち先頭車が製造されているのが、タイプ1の1次車(上写真:6056F)、タイプ2の2、4、6次車(下写真:6062F(2次車) 大阪側先頭車6062)、タイプ3の10次車です。
 
 また、10次車である6064Fの京都側3両は最初はVVVF試験車として製造されました。しかし、後に7000系の製造後その3両が7054Fに編入された関係上、後に代替製造された車両については、7000系と同じデザインになっています。(下写真 6064F京都側先頭車6014)
 
 詳細については、今後作成いたします。

6.5000系

製造初年 1970年
両数 49両
車体構造 アルミ
主電動機 140kW×4
制御方式 添加励磁制御
台車 KS-76A、KW-31(M車)、
FS-337E、FS-399A(T車)
冷房装置 8,000kcal×5
5606F 京都側先頭車5556(撮影:西三荘駅) ブレーキ HRD-1D
コメント
 今後作成いたします。

7.2600系

製造初年 1978年
両数 94両
車体構造 鋼製
主電動機 155kW×4
制御方式 界磁位相制御
台車 KS-58、63A/C、73C、KW-37(M車)、
FS-327A、337A/B/C、339C、509A(T車)
冷房装置 8,000kcal×4
10,500kcal×3(2821Fのみ)
2803F 京都側先頭車2614(撮影:郡津駅) ブレーキ HSC-R
コメント
 2600系は、以前在籍していた2000系の車体を流用して製造された車両と完全新造車があります。
 上写真の2803F(写真は京都側先頭車2614)で2000系2次車の車体を流用して製造された車両です。2000系自体、製造年度の相違により側窓配置が異なっている関係上、下写真左の2826F(写真は大阪側先頭車2826)は種車が2000系1次車である関係から車端部の側窓の数が1つになっており、窓の寸法にも相違がある。(1次車の方が縦の寸法が小さく、横の寸法が大きい。)車端部の側窓の数、寸法の相違については、下写真右を見ていただければよくわかると思います。(左:2次車2720、右:1次車2620)
  
 また、2000系の車体を流用して製造された車両の中でも、下写真の2829F(写真は大阪側先頭車2829)は、2200系と連結するために、正面が2200系と同じようなマスクになっています。
 
 また下写真の2832F(写真:2832F 京都側先頭車2632)は完全新造車で、車両番号下2桁が30以降になっています。
 
 詳細については、今後作成いたします。

8.2400系

製造初年 1967年
両数 42両
車体構造 鋼製
主電動機 155kW×4
制御方式 添加励磁制御
台車 KS-76A(M車)、FS-337E(T車)
冷房装置 4,500kcal×7
2462F 京都側先頭車2452(撮影:西三荘駅) ブレーキ HSC-R
コメント
 関西初の冷房車で、この形式のみ京阪では分散式冷房装置(その他の形式は、集約分散式冷房装置)を積んでいます。また、1968年製造分(下写真:2464F 大阪側先頭車2464)については、パンタグラフを下枠交差式に変更し、かつ、冷房装置のカバーの変更(下写真を見ると、上写真に比べ屋根が丸みを帯びています。)が行われています。
 
 詳細については、今後作成いたします。

9.2200系

製造初年 1964年
両数 100両
車体構造 鋼製
主電動機 155kW×4
制御方式 添加励磁制御
台車 KS-73A/D(M車)、FS-337B/D(T車)
冷房装置 8,000kcal×4(登場時は、非冷房)
2274F 大阪側先頭車2274(撮影:西三荘駅) ブレーキ HSC-R
コメント
 下写真の2270Fの大阪側先頭車2270は、事故で貫通扉が2400系と同じものを使用しています。
 
 また、下写真の2258F(写真は京都側先頭車2225)は初期の改造車で窓がHゴム支持(後の改造車は金属支持)、標識灯と尾灯については、兼用のタイプ(後の改造車は分離型)を使用しています。
 
 詳細については、今後作成いたします。

10.1900系

製造初年 1956年
両数 35両
車体構造 鋼製
主電動機 108kW×4
制御方式 電動カム軸制御
台車 KS-51、56、58、70、FS-327、347
(M車、T車の区別は特になし)
冷房装置 10,500kcal×4(登場時は、非冷房)
ブレーキ HSC
コメント
 下写真の1920F(写真は京都側先頭車1919)は、2003.4.6.〜2004.3.17.の間、1963年に開通した淀屋橋地下線延長40周年を記念して当時の主力特急車であった1900系の様子を再現するため、マンダリンオレンジとカーマインレッドのツートンカラーにして走行していました。この特別塗装車のファイナルイベントの様子につきましては、こちらに載せております。
 
 元々、1810系であった車両を改造して編入した車両のうち、写真下の1914は上写真の車両と正面デザインを合わせるための改造が行われたものの、ライト周り、車掌台、運転台窓の大きさに相違があります。
 
 詳細については、今後作成いたします。

11.1000系

製造初年 1977年
両数 42両
車体構造 鋼製
主電動機 155kW×4
制御方式 添加励磁制御
台車 KS-77A(M車)、FS-399(T車)
冷房装置 11,500kcal×4(登場時は、8,000kcal×4)
ブレーキ HRDA-1
コメント
 今後作成いたします。

V.参考文献および参考ホームページ

文献名 発行元 備考
私鉄の車両9
京阪
保育社  現在では復刻版が出版されています。
カラーブックス
日本の私鉄15
 京阪
保育社
鉄道ピクトリアル
2000年12月増刊号
 <特集>
京阪電気電鉄
株式会社
電気車研究会
鉄道ファン
2002年6月号、9月号
株式会社
交友社
 10000系の文章において引用
鉄道ジャーナル
2002年6月号
株式会社
鉄道
ジャーナル社
 10000系の文章において引用
京阪電気鉄道
ホームページ
京阪電気鉄道

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