京阪特急車の特別運用


 京阪電鉄には、8000系、3000系という特急車両(京阪本線の車両たちについて説明をしているページは、こちら)が走っています。これらの車両が、特急以外の運用で使用されることがあります。8000系、3000系が特急、K特急以外の一般運用で使用されるときは、京阪特急のシンボルである鳩マークは掲示されません。ですから、特急、K特急で使用されるときと少し趣を異にしています。
 8000系や3000系がこのように特急、K特急以外の運用に就くようになったのは、1997年のダイヤ改正で朝の淀屋橋行きの特急が枚方市に停車するようになった関係上9000系が運用に就いたために、余った8000系や3000系をその他の運用で有効活用することが目的としてあるようです。まあ、それができるのも、天満橋−萱島間が複々線だからですね。
 阪急京都線なら、6300系が特急、快速特急、通勤特急以外の運用に入ることは早朝深夜の一部の普通、急行をのぞいてありませんので、多いといえますね。やっぱり、複線では乗降時間を短縮させないと、ダイヤがはまりませんものね。

■ 平日 ■ 休日
「下り区間急行」(撮影:西三荘駅)
 萱島 6:46→淀屋橋 7:08のP0609A運用です。
 京阪の場合、下りというのは淀屋橋、天満橋方面を指します。
「上り普通」(撮影:大和田駅)
  淀屋橋 7:15→枚方市 7:56のR0700H運用です。この列車は萱島 6:52→淀屋橋 7:12のP0605A運用の折り返し運用です。休日の上り普通で特急車両を使った普通で枚方市まで運用される唯一の運用です。
「上り急行」(撮影:西三荘駅)
 朝日を浴びて、淀屋橋 6:51→出町柳 8:01のE0606Z運用に入り力走する8000系のトップ編成である8051F京都側先頭車8001を撮影した写真です。
 平日の上り急行で特急車両が使用される唯一の運用です。
 京阪の場合、上りというのは出町柳、三条方面を指します。
「下り準急」(撮影:大和田駅)
 1編成しかない3000系も上写真のように8000系に混ざって、特急車両を使用した一般運用に入ります。
 3000系が一般運用に入る場合は、鳩マークの電照の部分に種別と行き先が一緒に表示されます。つまり、2200系、2400系、2600系と同じ場所に表示されるということですね。
「下り急行と下り区間急行のランデブー」(撮影:西三荘駅)
 たぶん、一般運用で使用される特急車両が併走する唯一のケースだと思います。
 急行は出町柳 6:20→淀屋橋 7:33のE0603A運用、区間急行は萱島 7:12→淀屋橋 7:35のP0701A運用です。
 鳩マークを掲示しない8000系が並ぶと特急で走行しているときと雰囲気が違いますね。
「下り準急」(撮影:大和田駅)
 先の淀屋橋発枚方市行きの普通が樟葉まで回送した後の樟葉 8:13発、淀屋橋 8:53着のM0805Aの準急です。つまり、この運用(スジ)は、特急車両であるにも関わらず萱島から出庫した後、区間急行で淀屋橋に行き、折り返して普通で枚方市まで行き、樟葉まで回送後、折り返して準急で淀屋橋まで行った後、初めて特急に就くという珍しい運用(スジ)です。
「上り準急」(撮影:西三荘駅)
 淀屋橋 7:35→樟葉 8:13のL0702R運用です。
 平日の上り準急で特急車両が使用される唯一の運用です。
「下り区間急行」(撮影:大和田駅)
  萱島 8:49→淀屋橋 9:12のP0801A運用です。

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