京阪1900系特別塗装車ファイナルイベント


 2003.4.6.〜2004.3.17.の間走行した京阪1900系特別塗装車(1920F)ファイナルイベントの様子を撮影した写真です。1900系特別塗装車は、2003年の淀屋橋地下線開業40周年を記念して当時の主力特急車であった1900系のうち、1920Fを京阪特急車の塗装であるマンダリンオレンジとカーマインレッドのツートンカラーに塗り替え、1年間限定で走行する形となったものです。車内吊広告に「想いでの風景」と題して、京阪の歴史を示す写真を掲出していました。その特別塗装車の走行の最終月となった2004年3月にファイナルイベントと銘打って、いろんな列車が運転されました。このページでは、その様子を撮影した写真および説明を載せています。

「ひこぼし」(撮影:京橋駅)
 3/8に天満橋 17:38→私市 18:17のM1782H運用である交野線直通準急「ひこぼし」の運用に入る1900系特別塗装車を撮影した写真です。
 交野線直通準急は、並行するJR片町線(通称:学研都市線)との対抗上、2003.9.6.のダイヤ改正で登場した列車で、現在は夕方のラッシュ時に天満橋発基準で、17:24、17:38、17:53、18:08、18:24、18:38、18:53の7本が運用されています。運用に入っている車両は、左写真の1900系と2600系です。
「おりひめ」(撮影:京橋駅)
 3/12に私市 8:11→淀屋橋 8:52のB0881A運用に入った交野線直通K特急「おりひめ」が、鳩マークも誇らしげに京橋駅に入線する様子を撮影した写真です。
 「おりひめ」は、先の「ひこぼし」同様2003.9.6.のダイヤ改正で登場した列車で、平日朝ラッシュ時の私市発淀屋橋行きが2本あります。交野線の直通特急は京阪の歴史上初めてのことです。
 通常「おりひめ」の運用に入っているのは2600系のみですが、ファイナルイベントの関係でこの日だけ1900系特別塗装車が運用に入っています。2003.9.6.のダイヤ改正記念の時にもこのような形で運用されましたので、今回が2回目ということになります。
「10000系とのランデブー」(撮影:郡津駅)
 3/13は、交野線の運用に終日入っていました。交野線は、休日ダイヤでは必要な編成は4本あるのですが、うち1本が1900系特別塗装車、1本が10000系(10053F)、残り2本が2600系(2803F、2820F)でした。1900系特別塗装車は、通常は4両編成で運転される運用(鉄道用語では、スジなんて言いますが…)に入っていました。ちなみに、1900系特別塗装車は5両編成です。
 左写真のように、昼間以降は20分に1回このような形で、最新鋭の10000系と最古参の1900系特別塗装車とのランデブーが見られました。
 本当は、これをトップページの写真にしてもいいんですけどね。(^_^)
「リバイバル臨時特急「比良」」(撮影:西三荘駅)
 3/14は最後の日曜日の運用と言うこともあって、午前中にリバイバル臨時特急「びわこ」(天満橋 9:57→三条 10:52)、ちびっこ臨時特急(三条 11:17→天満橋 12:13着)の運用があり、午後になってからは、左写真のリバイバル臨時特急「比良」(天満橋 13:17→三条 14:12)、そしてリバイバル臨時特急「まいこ」(三条14:37→天満橋15:33)の運転が行われました。
 1900系特別塗装車が特急で走行する勇姿を写真に収めようとするファンの方がたくさん駅のホームにいて、関心の高さが伺えました。
「リバイバル臨時特急「まいこ」」(撮影:寝屋川市駅)
 春の夕日を浴びながら1999年に使用開始した寝屋川市駅周辺の高架区間を力走しています。
 写真撮影を行ったのは大阪側(萱島側)ですが、京都側(香里園側)に編成全体をきれいに撮影できる好ポイントがあるのですが、そちらでは多くの方が撮影していました。
「最終日の様子」(撮影:寝屋川市駅)
 最終日である3/17は、下記の3本の運用に入りました。
 R0607T 萱島 6:35→天満橋 6:59
 Q0700S 天満橋 7:08→三条 8:39
 Q0809A 三条 8:48→淀屋橋 10:27
 最終日は、通常使用している正面の電動方向幕を鳩マークの看板を裏返しにして隠した上で、1963年当時使用していた行先看板を復活させて走行していました。なかなか手の込んだことをしますね。かつて1900系が特急専用車であったときは、それ以外の運用に使用されるときは、同じことをしていたようです。
 そんな1900系特別塗装車と2200系(写真左の車両 2257F京都側先頭車 2207)が並んだシーンを撮影しました。2200系は卵形断面(車体裾が絞られている)を採用していること、塗装がグリーンの濃淡であることなどから、1900系と2200系を対比してみるのもいいかと思います。

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