|
|
一目ぼれ
たしか3台目のS13を買ってすぐのことでした。
ある雑誌のスクープ記事に「これが次期RX−7だ!」
てな感じでイラストが載っているのを見ました。
そのカッコ良さに一目ぼれしました。
た、高すぎる!
当時の現行モデルのFC3Sは諸費用込みで300万円ちょい。
そして、次期RX−7は50万アップ程度になる、と雑誌は予想してました。
そして、雑誌のスクープから約1年後、FD3Sが発売されました。
しかし、その値段は予想をはるかに上回る高額!
一番下のグレードで380万円くらい。
諸費用込みなら400万円を軽くオーバーしてしまう。
S13を売って頭金を作り、残りはローンで・・・
と考えていた思惑は全てパーです。
仕方なく1年間貯金して後に中古車を買いました。
後から値段下げやがって
FD3Sが発売されたのは、ちょうどバブルがはじけた時期でした。
そのせいか、あまりの高価格にRX−7は販売不振になったようです。
そして、発売から2年(俺が買ってから1年)経った頃、装備を省いた廉価版が発売されました。
最初は限定発売だった廉価版もマイナーチェンジ後はラインアップに加わり、
今ではあたり前のように300万くらいで売っています。
どうせなら最初からその値段で売って欲しいものだ。
|
さすがスポーツカー!
はじめてFD3Sで伊豆スカイラインを走ったときの感動は今でも憶えています。
S13と同じ感覚でアクセルを開けると、次のコーナーがあっという間に迫ってきて恐いくらいでした。
それにタイヤ・ブレーキ・サスも、S13から乗り換えたばかりの俺には
ノーマルでも十分すぎるくらい高性能で、さすがスポーツカー!と思ったものです。
通称ポルシェおやじ。
伊豆スカイラインには、そう呼ばれている人物がいる。
もちろん本人はそんな呼び名があることは知りません。
この人物は呼び名の通りポルシェに乗っていますが、
ハッキリ言ってタダ者ではない!
ポルシェばかりを乗り継いでいて、最後に会った時は
2千万くらいするGT2というモデルに乗っていました。
また、運転技術も車に負けないくらいスゴイ!
ハイスピードコーナーでリヤタイヤをスライドさせながらクリアする姿を見ると、
やはりスポーツカーは走っている時が一番カッコイイ、と思わせてくれます。
ちなみに、俺はFD3Sでポルシェおやじとよく一緒に走っていまいた。
・・・全然かなわなかったけどf(^^;
あこがれ
ポルシェおやじの年齢は40代後半か50代だろうか?
あの歳になってもスポーツカーで峠を走っているなんて、
俺は将来あんなおやじになりたい。
ライバル
俺はポルシェおやじを(勝手に)ライバルと思っている。
しかし、FD3Sを手放して以来、1年以上伊豆スカイラインに行っていない。
もう忘れられたかも知れない。
しかし、今年(2000年)の夏には復活する予定だ。
友人の○山によると、今でもポルシェおやじは現れるみたいだし、
今年の夏が楽しみだ。
|
爆発?!
FD3Sを買った年の夏、渋滞にはまっていた時のこと。
突然、エアコンの吹出し口から煙がすごい勢いで出てきて、
爆発する(@@;;と思ったことがありました。
結局、原因はエアコンのコンプレッサーの焼き付きだったけど、
この時は本気であせった。
ちなみに保証期間中だったのでクレームで修理したから修理代は無料です。
エンジンブロー
大晦日から元旦にかけてスキーに行った年のこと。
スキーに行っている間、兄貴に車を貸したのですが、
帰った俺に兄貴は「プラグをカブらせた」と言いました。
手持ちの工具でプラグを外してみると、たしかにカブっている様子。
しかし、プラグを掃除しようがバーナーで焼こうが、調子よくならない。
訳がわからんので、行きつけのショップまでプラグを買いに行ったら、
メカニックの人に「エンジンが圧縮してないよ」と言われました・・・(@@?
エンジンブローである。
さっそく兄貴を追求したところ、
何回かアクセル全開で加速したと白状しやがった。
持ち主の俺でさえ、峠以外では全開なんてしないのに・・・
ちなみにブローの原因は燃料が薄いからと言われた。
冬場は空気の酸素密度が高いから、より多くの燃料が必要なのに、
しかし、マフラー・エアクリーナ・インタークーラーを交換していたせいで、
燃料に余裕がなかったみたいです。
俺は冬場は走りに行かないし、峠以外ではエンジンを回さないので、
それまで気が付きませんでした。
尚、この修理代には80万円かかりました。
もちろん保険は効かないからローンで支払うことに・・・。トホホ
FD3Sを買って4年目のこと。
友人の広○がビデオカメラを買ったので
撮影会を兼ねて仲間数人と伊豆スカイラインに走りに行きました。
人間、カメラの前では張り切ってしまうものです。
ちょっと演出してみよう、という出来心から俺は
コーナー出口で派手にリヤタイヤを流そうとしました。
そして収拾がつかなくなり、壁に貼り付いてしまうことに・・・(T_T)
事故を起こしたのは5年ぶり。
しかし、車が壊れる時の音は何度聞いてもイヤなものです。
ところで、この時は友人達が一緒にいて助かりました。
友人がレンタカー屋からセーフティローダーを借りてきてくれたので、
レッカー屋の世話にならずに済みました。
おそらく伊豆スカイラインから地元まで車を運ぶのを
レッカー屋に頼んだら、軽く10万円を越えるでしょう。
あと、残念だったのは事故のシーンがビデオに映っていないこと。
丁度、事故を起こす直前にバッテリーが切れてしまったらしい。
俺の体を張ったパフォーマンスは全く意味無し・・・
ちなみに、この事故の修理代は保険の保証額一杯の200万!!
でも廃車にならなくて良かった、エンジンOHしたばかりだったからね。
ターボが効かない
FD3Sを買って5年目のこと。
ある日、伊豆スカイラインを走っていて、なんか車が遅いことに気が付きました。
おかしいと思ってブーストメーターに見てみると、ブースト圧が0.5しかかかっていません。
さっそく帰りに行きつけのショップに持っていくとタービンの寿命と宣告されてしまった。(T_T)
修理代は約30万!
ついでに新しいサスも買ったから40万の出費です。
当然、現ナマは用意できないからローンで支払いました。
|
もう限界かな
FD3Sは今まで所有した車で一番長い6年間乗りました。
大事に乗ってきたつもりだし、
スタイルだけなら今でも国産車で一番と考えています。
そんなに気に入っていたけど、手放すことを決意しました。
理由は三つあります。
一つ目は長年峠を走ったせいか車体がヤワになってきたこと。
二つ目は4ATだとギヤ比の関係でスポーツ走行は不利なこと。
三つ目はもっとパワーが欲しいけど普通のATはパワーアップに耐えられないこと。
最近はスポーツ走行を考慮した高性能なATが出始めています。
そこで、次に購入する車はハイパワーに対応したAT車に決めました。
ちなみにFD3Sを譲った相手は友人の萩○。
ちょうど買い手を探している時に萩○の車が事故で廃車になり、
俺のRX−7を買うことになりました。(これって前のS13と同じパターン)
余談
このFD3Sはもう存在しません。
友人の萩○が居眠り運転で事故って廃車になりました。
既に他人のモノと言っても、やっぱり廃車になると寂しいもんです。
さて俺が次に買った車は?