●1時間毎集計(太陽黄経表示)
「ZHR_r」は、各観測地のデータを「散在流星」で減算することで増加分を算出し、高度補正して求めています。眼視観測のZHRに相当します。
「散在流星」は、11月24日〜12月7日の14日間のデータを平均して、散在流星の日周変化としています。
南中時の輻射点高度が70°を超えると電波観測特有の「天頂効果」により減少するため、有効なデータの時間帯のみを表記しています。
(補足) 「ZHR_r」は、電波観測の結果で中心時刻はn時30分です。
(参考)内山茂男氏のふたご座流星群の等級別ZHRに掲載の「ポインティング・ロバートソン効果」により、ふたご座流星群では極大前に暗い流星が多く流れる傾向があります。
電波観測では6等星以下も検出しているため、極大時の太陽黄経(Solar
Lon.)はIMOの資料による262.2°とは異なり早めになると考えられます。
●1時間毎集計
国内で観測できる時間帯を日本時間で表記しています。
(補足) 「Long」は、20秒以上継続したエコーをZHRに換算して掲載しています。
「Radiant elevation」は、国内の平均地点の輻射点高度です。
00時台毎のエコー推移
(元画像; 東京都八王子市 VOR電波観測による)
★謝辞
今回は、国内10ヶ所と海外29ヶ所のHROデータを集計して作成をしています。
報告ありがとうございました。
多数の観測地点が参加することで、更に精度が向上します。
新規の参加をお待ちしています。データの送り先とご意見は、杉本弘文まで。
(国内観測報告者)
上田 昌良、大塚 博隆、金津 和義、齊藤 直也、曽和 俊英、坪井 正紀、信太 浩信、藤戸 健司、松田 正彦、杉本 弘文