●1時間毎集計(太陽黄経表示)
「ZHR_r」は、各観測地のデータを「散在流星」で減算することで増加分を算出し、高度補正して求めています。眼視観測のZHRに相当します。
「散在流星」は、11月24日〜12月8日の15日間のデータを平均して、散在流星の日周変化としています。
(補足) 「ZHR_r」は、電波観測の結果で中心時刻はn時30分です。
「ZHR_r(2011)」は、2011年の電波観測の結果です。
「ZHR(IMO)」は、IMO発表による眼視観測の結果です。
(参考)
内山茂男氏の流星の研究発表に掲載の「ポインティング・ロバートソン効果」により、極大前に暗い流星が多く流れるため、6等星以下も検出している電波観測では極大が早めになっていると考えられます。
その結果、電波観測における極大時の太陽黄経(Solar Lon.)は公表値の262.2°とは異なっています。
●1時間毎集計
国内で見られる時間帯を日本時間で表記しています。
南中時の輻射点高度が90°に近いため、HRO特有の「天頂効果」による減少が顕著となるので、有効なデータの時間帯のみを表記しています。
(補足) 「ZHR_r」は、電波観測の結果で中心時刻はn時30分です。 「Long」は、20秒以上のエコーの再掲です。
「ZHR(Japan)」は、内山茂男氏発表のデータを使用しています。 「Radiant elevation」は、国内の平均地点の輻射点高度です。
●総出現規模
太陽黄経=261.3 〜262.3°のZHR_rを平均して総出現規模としています。
10分間当たりでは最高の「36」を計測しました。(平時は「6」程度)
(12月13日23時40分〜 東京都八王子市)
★謝辞
今回は、国内11ヶ所と海外22ヶ所のHROデータを集計して作成をしています。
報告ありがとうございました。
多数の観測地点が参加することで、更に精度が向上します。
新規の参加をお待ちしています。データの送り先とご意見は、杉本弘文まで。
(国内観測報告者)
荒木 昌、上田 昌良、大塚 博隆、金津 和義、川島 充之、工藤 実、齊藤 直也、坪井
正紀、都立総合工科高校(藤由)、藤戸 健司、杉本 弘文