●1時間毎集計
「平均」は、複数の観測地点のデータを単純平均でなく、加重平均して求めています。
※加重平均;「各観測地点は同じ数が流れている」を前提として、各観測地点の総数が同数になるように比例変換をしたうえで、平均をしています。
「散在流星」は。2002〜2007年の11月23〜12月4日について、延べ580日分を加重平均して求めています。
「近似CHR」は、「平均」から「散在流星」を減算することにより通常期(散在流星)に対する増加分を算出し、眼視観測のCHR相当にしています。
●1時間毎集計(ZHR表示)
「近似ZHR」は、「近似CHR」を高度補正して求めています。
0〜3時台は電波観測特有の天頂効果が顕著なため補正をしていますが、まだ不十分なので補正方法を再検討中です。
●1時間毎集計(太陽黄経表示)
電波観測の極大太陽黄経は、従来の眼視観測の公表値(262.2°)とは大きくシフトして、261.8°付近となっています。
内山茂男氏の流星の研究発表による「ポインティング・ロバートソン効果」(Poynting-Robertson effect)のため、電波観測では暗い流星を多く検出していると考えられます。
●1日毎集計
「近似ZHR」は、1時間毎集計の「近似ZHR」について、21〜7時の10時間を平均して求めています。
「眼視観測」は、内山茂男氏のホームページに掲載されている速報集計結果を使用しています。
●過去の観測結果
2002年からの観測結果は、ここをクリックして下さい。
●謝辞
今回は、最大6ヶ所のHROデータを平均化して作成をしています。報告ありがとうございました。
多数の観測地点の参加により、更に精度が向上します。新規の参加をお待ちしています。データの送り先は、杉本弘文まで。
(観測報告者)
江原 稔、齊藤 直也、鈴木 和博、坪井 正紀、都総合工科高、藤戸 健司、杉本