テストベンチも、マフラーも無し・・・・

 と、いうわけで始動さえ出来ない状態がしばらく続きましたが、やっと解決しましたので、勇んでテストランです。一昨年製作したテストベンチのブロック部を外し、本体にじか付けのタイプです。材質は鋳鉄ブロックと圧延鋼板。肉取り部には「R」を付けて応力を逃がしているところがけなげと言うか無意味と言うか。

 じつはこのエンジンのエンジンマウント、廃ネスでした。クランクケースから既製品とおぼしき4本の6角棒が延びていて、それを防火壁につけなさいっていう雰囲気でしたが、実はこの6角棒、長さがみんなばらばら!エンジンを縦におくと結構がたがたします。こいつはまいったわい。

 仕方がないので、クランクケースからの距離を合わせる様に6角棒を切削しておきました。これでマウンティングはOKですが、分解したら分からなくなるぞ!

 テストベンチの燃料タンクは、偶然このエンジンのスロットルとほぼ同じ高さでした。安定して燃料の供給ができますね、未知のエンジンを回すときは、このあたりって結構重要です。

 様々考えたのですが、だれでも作ることのできそうな排気回りにしました。つまり、自作マフラーは無しです。これは、今回入手した44TWINは3台あったのですが、ウエダクラブとクラブ・ハイネスの3人で分けてしまったので、「特殊な機械加工無し」が前提だったんです。みんなが工作機械を持っているわけではないですからね。

 今回のマフラーは「ARK」の「アフターエキゾースト」だかなんだか言うゴムの膨張室です。4ストロークサイクルエンジン用マフラーも流用できそうなので、実用上の可能性は広がります。

 実際は直管に抵抗が付いた程度のものですから、回転数を上げるとやかましいです。そのエキゾーストマニホールドは、φ32mmのジュラルミンから切削してあります。これは既製品のチューンドパイプ用マニホールドで流用できますね。あ、そのままパイプでも付けてぶん回して・・・・・壊れるかな?

 直管みたいなうるさいマフラーはまだ良いのですが、問題はクランクケースに切られているネジです。ヘッドビスも含めて旧JISの3×0.6が多用されているので、マニホルドひとつ固定できません。私はまだ在庫している方ですので良いのですが、他の人はどうするんだろう?
 


(2007年2月9日)



実用に向けて
熟成が進んでいます。

つまり、HINESS44Tエンジンは、ちゃんと回って飛行しました。いろいろ改造しましたけどね。

08年の秋、群馬県のRCスカイポート尾島で、約10分間飛行してます。

スロットルの内径が大きかったのと、燃料タンク位置の関係でスロットルを下側に移設したのですが、

それが原因でしっかりと燃料を吸っていないことによるアクセルのもたつきはありました。

まあ、仕方ない範囲ですけどね。

でも、CLと違ってRCでは片肺になることもなく、ローパスやタッチアンドゴーでもエンジンはストールしません。

もちろん着陸までエンジンは破壊したりしませんでした。

コンロッドには職人芸でメタルを入れ、スロットルの内径を縮め、マフラーを作り、

テストランを行ってプラグとプロップを決定し、燃料を選定しました。

帰宅してからエンジンを分解すると、そのメタルはほとんど摩滅状態。限界ぎりぎりだったようです。

つまり、こうなりました。