とりあえず、PCかなあ。 友人からヘッドが届きましたので、デフレクターの位置を確認し、ピストンとコンロッドを製作しました。ほとんどが現物合わせという、おきて破りの作業でしたが、精密な測定と加工で精度はほぼ満足。確実にオリジナルよりもクオリティは高いですね。 |
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写真左がコンロッドです。材質はA7012ジュラルミンです。先にピストンを完成させ、そのピン穴の位置やクランクシャフト、クランクケースの寸法から長さを割り出しました。小型エンジンですから本来は不要なのでしょうが、軸受けにはメタルブッシュ(ただのしんちゅうです)を入れ、オイル穴も開けておきました。 ピストンは鋳鉄・デンスバーのFC25で作りました。お情け程度にオイル溝も切りましたが、内部の肉抜きやデフレクターの切削など、いきなり破壊の可能性があったので内心ひやひやでしたね。もう、クロスエンジンはやーめたっと。 |
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マフラーはいつものパターンで製作しましたが、固定は「中央ビス1本留め」なので、下手をすると膨張室がつぶれます。しかたないので、内部に「技」を入れてあります。 スピナーナット:ジュラルミン ドライブワッシャ(テーパーコレットタイプ):ジュラルミン ニードル・スプレーバーアッシー:快削アルミ・ピアノ線・しんちゅう スロットルレバー:軟鋼板 コンロッド:ジュラルミン・しんちゅう ピストン:鋳鉄 シリンダー:鋼 ピストンピン:鋼・しんちゅう バックプレート:ジュラルミン マフラー:ジュラルミン マフラーホルダー:鋼 試運転はまだですが、かなり硬めのすりあわせ・・・・というよりもシリンダーテーパーが多きすぎました。コンパウンドですりあわせ直しますね。 製作開始から約3ヶ月。仕事の合間の作業ですから、こんなもんでしょう。硬すぎのすりあわせだったので、コンパウンドを入れて数回クランク。当たり前ですが、すぐに軽くなりますね。その後洗浄して注油しながらの再組み立て。 (2006年4月8日追記) なんと、マフラー見つけたんですよ。 |
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予備のエンジンもみつけました。都合4台かな。 |