4つの健康条件が、ホリスティック健康学の実践分野

真のホリスティック医学の全体図と、ホリスティック健康学の位置

私たちの身体はさまざまな要素から構成されていて、それらが有機的な関係をつくってネットワークを形成しています。さらに私たちの身体には驚くような健康を維持するためのシステムが備わっており、それによって健康が保たれ、病気になっても健康を回復することができるようになっているのです。

次の図は、「真のホリスティック医学」によって明らかにされた身体に備わっている健康維持システムの全体を表しています。この図の中に、真のホリスティック医学の健康理論がシンプルな形で示されています。

真のホリスティック医学の全体図

この図の一部分が、「ホリスティック健康学」に関係する領域になっています。ホリスティック健康学は、その領域を取りだして「健康論・実践論」として展開したものです。ホリスティック健康学に関係する領域を整理すると、次のようなシンプルな図式になります。これが「ホリスティック健康学の全体図」です。

ホリスティック健康学の全体図

「ホリスティック健康学」の目的は、4つの健康条件を健全なものにすること

ホリスティック健康学の全体図から明らかなように、「ホリスティック健康学」とは、4つの健康条件を正しく実践するための理論です。「心(精神)・食・運動・休養」という4つの健康条件を健全なもの(完璧なもの)にすることが、ホリスティック健康学の目的です。「4つの健康条件の質を高めること」――それは人間が健康を手にするための最も効果的な方法なのです。

日々の営みである4つの健康条件(心・食・運動・休養)は、考え方・生き方の反映です。日常における考え方(心の持ち方)・生き方(生活習慣)が、私たちの健康状態を決めることになるのです。すなわち“病気”は、自分の間違った考え方・生き方が招いた“自業自得”の結果と言えます。

日常生活において“4つの健康条件”をどのように実践するかによって、さまざまな健康レベルがつくられることになります。高い健康レベルに至る人がいる一方で、最悪の健康レベルに陥ってしまう人もいるのです。

4つの健康条件の質は、「自然法則」との一致度によって決まる

私たちの健康状態を左右する4つの健康条件のレベル(質)を高めるには、どうしたらよいのでしょうか? 何をすれば、4つの健康条件を健全なもの(完璧なもの)にすることができるのでしょうか?

その答えは――4つの健康条件を「自然法則(利他性の法則・霊優位の法則)」に一致させる、ということです。自然法則に一致すればするほど、4つの健康条件はレベルアップし、完全なものになります。そして人間は、自然界と調和状態に置かれ、健康を手にすることができるようになります。「心・食・運動・休養」という4つの健康条件を「利他性の法則」と「霊優位の法則」という自然法則に一致させる努力が、ホリスティック健康学における実践なのです。

「心(精神)」とは日常の考え方・心の持ち方のことであり、「食・運動・休養」とは生活習慣のことです。したがって、4つの健康条件のレベルを高めるには、毎日の生活を自然法則に一致させ、自然界と調和したものにすることです。日常生活が自然法則に一致しているかどうかによって、私たちの健康状態が決定されることになるのです。

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