皇帝山脈からドロミテへ2018 リエンツ滞在⑦⑧

          7/9(月)  ゼルからリエンツに移動 ブルック城
               あーなんと、今朝は青空の顔も見える。ヴィルダーカイザーとはお別れなのに、なんてこった!
               6:00起床でぼつぼつ荷造り。
               7:30朝食へ。長期滞在者の欧系年配者が多いホテルだった。自分はホント浮いてたね。
               チーズ・ハムの質はよかったけど、野菜と果物が不足、ビタミンが心配。
               9:30チェックアウト。カードキーを返却。ここは部屋のベッドやトイレに段差があったくらいが難で、広いスペースに満足だ。
               Söll dorfを9:37のポストバス4060番でSt.Johann Bahnhofに10:24着。
               駅構内の窓口はすべて閉まっており、1台ある券売機では先客がもたついていた。
               案の定10:28には間に合わず、10:53のSバーンで11:01にキッツビュール着。
               ここでコインロッカーの使用に失敗し、博物館へ行くのはあきらめて、カフェで時間をつぶすこととなった。情けない・・。
               駅構内のカフェは飲み物と雑誌しか置いていない。カプチーノをちびちび飲んだ。
               12:40発の950Xバスは5人ほどの客を乗せて発車。ミッタージルで5人ほど乗車。
               すばらしい山の景色の中をスピードを出して走るが、こんなにトンネルがあったかしら・・・やはり山崩れが多いのかも。

               14:30リエンツ着。暑い。
               ハウプト広場に向かうと観光客であふれていた。
               日替わり定食のメニューを見てAdlerstuberlに入った。が、時間が遅かったのだろう、もう終わったとのこと。
               で、ビール2.8€とソーセージ8.5€を頼んだ。これが付け合わせのザワークラウトもポテトもとても美味しくて十分満足した。

               予約しているホテルSonneの入口正面はわき道を入ったところにあった。思ったよりも大きなホテル。団体もいるみたいだ。
               スタンダードルームで18㎡とのことだが、ソファとリビングセット、デスクも長く、なにより荷台はスーツケースを広げてもまだゆとりがあった。これはいい。
               それにバスタブ付き、バスタブにはカーテンも付いていた。なんてジャパネスク!!
               またまたミニバーもあって、夏場はうれしい。Sonneはほんと、設備の完璧なシティホテルなのだ。(タオルがちょい固め)

               レセプションでマップをもらい、スーパーの場所を聞いた。
               15:50外出。とりあえず、ブルック城をめざす。
               城門まで30分かかったと思う。8.5€で入場。骨董物はあまりなくて、礼拝堂のフレスコ画が見ごたえがあった。
               Albin Egger Lienz1868~1926の絵がたくさんあった。ヴェレフキンと同時代の画家。
               ミュンヘンにも出たことがあるらしいので、ひょっとしたらヴェレフキンにも出会ってたりして。
               象徴主義的というか農民ものというか、土っぽい色が印象的。


リエンツのブルック城


ブルック城礼拝堂のフレスコ画

               Isel塔やLiebburgなどをカメラにおさめる。
               RieplerschmiedeやKolping-hausなど興味を魅かれる建物があった。


ラーツハウス                  イーゼル塔                  Kolping-haus

               スーパーMPREISに寄って18:00すぎにホテルにもどった。


リエンツで2泊したホテルSonne


          7/10(火)  カルス・マトライのEuropa Panoramaweg
               今日は大凶というべき災難続きの一日だった。
               7:00朝食は新鮮なオレンジジュースにゼンメルサンド(チーズとスペックなど)、スクランブルエッグにバナナとヨーグルト。充実した内容だ。
               8:50外出。
               リエンツ駅から951番の9:05発ポストバスでカルスまで7.4€。Hubunで乗り換える。乗客は私一人だ。
               運転手は他バスの運転手と話に花が咲き、9:32の出発は10分ほど遅れた。
               こうなると、時間が読めない。だいたい停留所名もわからないのだ。
               結局カルス・グロースドルフで下車し損ねて、2駅ほど先で気づき、言い訳する運転手にどこかわからない場所で降ろされた。リフト乗場はわからない。
               おろおろしていると、地元の親切な人がクルマでリフト乗場まで送ってくれた。歩いたら30分以上あった感じ。
               カルスから上がりマトライへ下りるチケットを、と説明し、30€を支払う。デポジットの5€が含まれるとのこと。


カルスのゴンドラ乗り場から上へ

               11:00Kals-Matreier-Torl小屋をめざして歩き始める。これが砂利の下り坂の細い道。風景を楽しむ余裕はない。
               とても雲がかかっているのがグロースグロックナーのようだ。
               11:40にKals-Matreier-Torl小屋に着いた。いがいと鞍部にある感じで、たくさんの人でにぎわっていた。ワンコも多い。
               ビール2.8€、グヤーシュ4.8€はパンも付いてとても美味しかった。肉が多くて好みの味。


Kals-Matreier-Torl小屋

               12:00に26番のBlauspitz方向へ行ってしまい、13:00に気づいて引き返した。13:25にKals-Matreier-Torl小屋にもどる。


予定外のBlauspitz方向へ歩く 雲が無ければほんとにパノラマ道だ

               13:37Goldried乗場へ向けて歩き始めた。こちらは道幅もあって歩きやすかった。
               あいかわらずグロックナーのまわりだけは雲が多い。


Kals-Matreier-Torl小屋からGoldried乗り場へ           グロースグロックナーはも少しで全景なのだが・・・

               14:25にマトライへと下るゴンドラ乗り場へようやくたどりついた。汗だくのなんの。
               下へ降りて窓口でデポジット5€を返してもらい、バス乗り場Matrei sudへ行ってみる。
               30分くらい待ち時間があり、カフェでカプチーノ休憩。
               15:21のバスに乗るべくバス停に行くと、4人の待ち人がいた。だが、バスは待てども待てどもぜんぜん来ない。
               どうやら定刻よりもかなり早く行ってしまったようだ。ひどい!!
               次の16:31まで1h15も待った。寒くなってくるしベンチも屋根もない吹きっさらしのバス停に佇む5人のシニアたち。
               16:31ようやく来たバスに乗り、またHugenで乗り換え、葛根湯を飲んだ。雨も降りだした。
               17:05雨のリエンツに到着。

               食べて帰ることにし、Brau im alten rathausへ。
               赤ワイン2.6€、Gulasch/Nockerl11.9€。味はまあまあかな。別のものを頼んだつもりだったが。

               今日はグロースグロックナーの顔は拝めず、バスで二難あり、自分のミスでハイキングコースを間違える、とさんざんな一日だったのでした。

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