師走の台北2016 ③④
12/15(木) 金瓜石の黄金博物館へ
どうやら寒波が来ているようで、気温はさらに低く、天気は雨っぽい予報だ。
ホテルから南へ歩き、長安西路29の四海豆漿大王へ。
鹹豆漿25元、蛋餅25元、肉包20元の朝食。どれも美味しくボリュームがあった。この店にも猫がいて上手に水を飲んでいた。
8:30チェックアウト。ハード面ではいろいろ不満もあったが、なんといっても中山駅すぐという抜群のロケーションで帳消しだ。
カートを預けようか迷い結局持って行くことにした。
忠孝復興駅でロッカー探しやトイレに手間取り、バス停が再度移動していたこともあって時間のロスが多かったね。
9:55の1062金瓜石行きに乗る。日本人がけっこういたけど、みなさん九份で下りた。
ほとんど11:00に金瓜石の黄金博物館に着いた。今にも雨が降りそう。
金瓜石の黄金博物館入り口 階段や軌道が残り、往時の姿が連想される
80元の入場料を払って見学開始。
まずは奥にある金瓜石神社をめざして、えっちらおっちら石段を上がった。
鳥居や灯篭(再建かなあ)があり、古びた礎石、柱が往時を連想させる。
金瓜石神社跡へ
基隆山や勧済堂方面は見通しがきき、晴れていたらさぞすばらしい景色だろう。雨が降り出した。
金瓜石神社の拝殿付近 勧済堂方面 茶壺山を遠望
平日にかかわらず観光客はわりといた。
坑口豆花でちょっと休憩する。綜合豆花50元はしょうがが効いていて美味しかった。タピオカもモチモチだった。
黄金館をざっと見学。大戦末期に英国人捕虜をシンガポールから連れてきて働かせたらしい。
古道上 黄金館の220kgの金塊 捕虜のパネル
50元で本山五坑へ入る。ヘルメットをかぶり、少し坑道を歩いて人形ジオラマを見て回るが、すぐに終了。
本山五坑
太子賓館も見学。外から見るだけなのでもひとつつまらない。
太子賓館
1942金瓜石事件の紀念岩 にゃんこが3匹遊んでいた
13:30に広場に出た。鉱夫弁当の予定だったが時間的に中止した。
四連棟も見学。修復のビデオなどを見た後で内部見学。地下に防空洞なんてのもあったんだ。
四連棟日式宿舎
14:15くらいのバスで台北にもどった。16:00前に忠孝復興に着いた。
久しぶりに鮮芋仙へ行き、寒いので熱い仙草3番。量も多く美味しかった。
そごうB3でカートを出し、MRTで西門へ。
17:00すぎに予約している金国際旅館へ。2度目。この時間は日本人女性がレセプション近くにいる。
3F奥のWをくれた。前回の2Fの部屋より、窓から空が見えるので明るく感じる。デスクはあいかわらず暗い。
台北で4泊したホテル金国際旅館
17:30外出。一駅乗って龍山寺下車。
調べてきた布袋鮮の蚵へ。蚵仔煎60元と蚵仔乾麺線70元。オムレツは美味しいが片栗粉の量が多い。
西門へもどり、三兄弟で新鮮苺草冰120元。
今日は外気も冷えていたが、冷房の効いたバスに長時間揺られて、すっかり震えがきた。
12/16(金) 和興炭坑 忠孝新生あたり
7:20漢口街の永和豆漿へ。鹹豆漿30元と起土蛋餅30元。
ホテルにもどり、9:00前に出かける。
MRTの台北101で下車。藍5のバス乗り場を探したが、待つ気を無くし、タクシーに乗り込んだ。
ところが、<和興炭坑>とのメモを見せたが、タクシーのナビには入っていなくて、台北の全体図を見せたがルートが不明で行けないとのこと。
他のタクシーにも聞いてみるがわからないとの返事。住所を書いた紙をホテルに忘れてきたのは自分のドジだ。
MRT入り口にインフォがあったのを思い出し、そこで調べてもらった。象山からタクシーがベストとのこと。きれいな字で和興炭坑の住所も書いてくれた。感謝!
象山からタクシーに乗ると10:30には着いたと降ろされた。しかしそこは坂の下で、入口へは5分強坂道を登らなくてはならなかった。
90元だったけど、なんだか不親切だ。
和興炭坑は行ってみると、えっ、こんだけ!? 短い坑道の両側に説明のパネルがあるだけだった。
まあ昨日の金瓜石と比べるのもなんだが、がっかりだった。
台北市内の炭坑ていうとても希少価値のある存在だと思うのだが・・・。モニュメントは可愛らしかった。
和興炭坑
上にある慈恵堂へ行ってみる。玉の円形彫刻や観音仏祖などなかなかきらびやかだった。
慈恵宮
歩いて象山までもどる。30分くらいかかった。
12:00すぎに松江南京下車で南京東路二段174の知高飯へ。
知高飯80元と味噌湯15元。豚は柔らかくて味が浸みていて美味だった。
またまたMRTで忠孝敦化下車。忠孝東路四段の東区粉圓へ。
紅豆湯でトッピングに芋頭と芋圓とさつまいもで60元。すごく満腹。
14:00MRTで忠孝新生へもどり、南西へ歩く。
目に付いた日本家屋に台北琴道館とあり、入ってみた。
廊下や床がつやつや、とても美しく改築されていた。こぶりの琴がいくつも展示されていて漆の黒がきれいだった。すばらしい日本家屋だ。
台北琴道館
並びに斎東公園があり、その向かいには朽ちかけている屋敷が二つあった。
済南路二段に斎東詩舎が二棟並んでいて、それぞれ見学した。
27号は中央に段差のついたイベント室が印象的だ。詩の朗読会でもやるのかな。
斎東詩舎27号
25号は部屋数が多く、詩の原稿などが展示されていた。
斎東詩舎25号 王叔銘将軍
14:45に近くの泰安路二巷3の李國鼎故居へ。50元で英語のガイドをしてくれた。
李國鼎(1910~2001) 当時としてはモダンで立派な部屋がいくつもあった。
李國鼎古居
つづいて華山1914へ。ここは醸造工場の跡地とのことで、広い敷地にレトロな建物がいっぱいあった。
人出も多い。デートスポットというか写真撮影にも最適な雰囲気だ。内部を工事中の建物もたくさんあった。
映画館もあるようで、「深夜食堂」の大きなパネルが貼られていた。
華山1914
30分ほどうろつき、いったんホテルで休憩。
17:40再び外出。MRTで南京三民下車。
南京東路五段123巷29の陳家涼麺へ。涼麺と肉団子玉子スープ。とても美味。
MRT乗り継いで雙連下車。10分ほど歩いて豆花荘へ。ピーナッツ豆花40元はやさしい味だった。