皇帝山脈からドロミテへ2018　ガルミッシュ・パルテンキルヒェン滞在⑲⑳㉑

　　　　　　　　　　7/21（土）　　セルヴァ・ガルデナからガルミッシュ・パルテンキルヒェンへ
　　　　　　　　　　　　　　　朝は雨。6：00起床し、ぼつぼつ荷造り。
　　　　　　　　　　　　　　　7：30曇り空。朝食前に市税を払う。どうも最近値上がりしたらしくて、金額で少しモメる。
　　　　　　　　　　　　　　　8：45カードキーを返してチェックアウト。
　　　　　　　　　　　　　　　こじんまりしていたが、機能的で使いやすい部屋、朝に夕に洗濯に励んで、ほんとに快適に滞在できた。感謝！
　　　　　　　　　　　　　　　9：05のLa Bula350番バスは途中からどんどん人が乗車し、満席状態となった。
　　　　　　　　　　　　　　　ブレッサノーネ駅に10：24のところ数分遅れで到着したが、10：33のブレンネロ行の電車には僅差で乗れなかった。
　　　　　　　　　　　　　　　結局EC88に乗ることになり、しばらくホームで待ち続ける。
　　　　　　　　　　　　　　　なんとセルヴァのホテルでいっしょになった日本人夫婦と出会い、名古屋近郊からとのことで話がはずんだ。
　　　　　　　　　　　　　　　彼らは私と逆のドロミテ滞在で、これからドッビアーコ、コルティナということだった。お気を付けて。
　　　　　　　　　　　　　　　EC88は11：27にようやくやってきた。この線は予測通り工事の関係でダイヤが乱れていた。
　　　　　　　　　　　　　　　コンパートメント席の車内でなんとか空席に着いた。インスブルック行なのだが、車内放送ではどうもブレンネロで下りるのがよさそうだった。
　　　　　　　　　　　　　　　で、ブレンネロで下車しホームで駅係員に聞くと、ここから代行バスが出るらしい。
　　　　　　　　　　　　　　　12：17バスは発車し高速に乗ったと思ったらまたまた工事の渋滞で、ノロノロ運転にかわった。
　　　　　　　　　　　　　　　約1hでインスブルックの駅裏に着いた。やれやれ。
　　　　　　　　　　　　　　　手近な店に入り、ケバブとコーラで6€のランチ。ボリュームがあった。
　　　　　　　　　　　　　　　券売機でインスブルックからガルミッシュまでのチケットを購入。13.6€。
　　　　　　　　　　　　　　　カフェでカプチーノ3.1€。ここは喫煙カフェで息苦しかった。
　　　　　　　　　　　　　　　14：38のガルミッシュ・パルテンキルヒェン行に乗る。曇り時々雨の中、なぜか時々停車し、15：57のところ、16：13くらいに到着。

DBガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅

　　　　　　　　　　　　　　　ガルミッシュ駅前南側は大規模な工事中でいくつもクレーンが立っていた。
　　　　　　　　　　　　　　　スーツケースを引いて予約しているホテルAlpengrussへ。ホテル前や道路も工事中だ。週末でまだよかった。
　　　　　　　　　　　　　　　Alpengrussはちょい古めいた感じ。部屋はドアが二重になっていてカギは従来タイプ。シングル10㎡はカーペット敷きなのだが、その下は木製床のようで軋んだ。
　　　　　　　　　　　　　　　昨日までの機能的設備のホテルと比較するのもなんだが、まあデスクがないのが不便も。エレベーターも無い。
　　　　　　　　　　　　　　　スーパーの場所を聞いて出かける。かなりローカルな店だった。

ガルミッシュ・パルテンキルヒェンで3泊したホテルAlpengruss

　　　　　　　　　　7/22（日）　　ミッテンヴァルト　パルテンキルヒェン
　　　　　　　　　　　　　　　起きたらグレーのどんよりした空。あれまあ。
　　　　　　　　　　　　　　　ツークシュピッツェはもったいないので、今日はミッテンヴァルトとパルテンキルヒェンの街並み見学とミュージアム観光にしよう。
　　　　　　　　　　　　　　　7：00朝食へ。高校生の合宿場所になっているのか、少年がパラパラ。
　　　　　　　　　　　　　　　カプレーゼや果物があり、けっこういい内容だ。
　　　　　　　　　　　　　　　9：06の電車でミッテンヴァルトに9：27着。4.9€。

DBミッテンヴァルト駅　　　　　　　　　　　　　　ラーツハウス

　　　　　　　　　　　　　　　ホームの東側に迫る灰色の山は魔の山、という印象があった。何年も前にリンダーホーフ城へ行った帰り、この駅に長時間降ろされたことがあった。
　　　　　　　　　　　　　　　そのカーヴェンデル山も雲隠れだ。有料トイレやロッカー（数は少ない）もあり、当時とはちがう感じ。
　　　　　　　　　　　　　　　小雨の中、散策開始。インフォがあるラーツハウスあたりから壁画のある建物が続く。いい眺めだ。
　　　　　　　　　　　　　　　教会の塔見えてきたあたりの両側の建物がこれまたすばらしい壁画と装飾の連続。金色のブーツとか。

　　　　　　　　　　　　　　　そしてオーバーマルクトの家々もすごかった。ホテル・アルペンローゼ！

オーバーマルクト

　　　　　　　　　　　　　　　10：00すぎに教会裏のGeigenbau-Museumバイオリン博物館へ。5.5€で見学。
　　　　　　　　　　　　　　　バイオリン工房や制作過程、仮面のコレクション、チターの展示もあった。
　　　　　　　　　　　　　　　Mathias Kloz1653～1743の説明とバイオリンの展示。
　　　　　　　　　　　　　　　天気のせいか、中は盛況だった。10：40までいた。

ミッテンヴァルトのバイオリン博物館

　　　　　　　　　　　　　　　博物館前の花や壁画の写真をとりながら散歩を続ける。教会へ入る。バロックかな。裏のマリア洞窟も拝見。
　　　　　　　　　　　　　　　11：25Gasthof Sternのビアガーデンがよさげだったので、入る。食事は11：30からとのこと。
　　　　　　　　　　　　　　　dunkel0.5ℓで3.4€は素朴な味わい。Pfannkuchensuppe4.2€は平麺の麩が入ったオーストリア中部でよく出たコンソメスープ。
　　　　　　　　　　　　　　　Schweinekrustebraten11.9€はゆで豚のブラウンソースですごいボリュームだ。厚切り肉が2枚！！　団子状のは半分くらい残した。超満腹！

　　　　　　　　　　　　　　　12：38の電車でガルミッシュ・パルテンキルヒェンへもどった。
　　　　　　　　　　　　　　　ツークシュピッツェ鉄道の窓口へ行き、後日の2ピークパスを購入。67€にデポジットが2€。
　　　　　　　　　　　　　　　午後はパルテンキルヒェンの観光だ。バスは出たところだったから、バーンホーフ通りを歩いていった。
　　　　　　　　　　　　　　　ラーツハウスをカメラにおさめ、突き当たった可愛い教会を右へ曲がると、壁画の建物が続いていた。

パルテンキルヒェンのサン・セバスチャン教会からルートヴィヒ通りを右折


パルテンキルヒェンの郷土博物館とルートヴィヒ通り向かいの建物

　　　　　　　　　　　　　　　13：45にHeimatmuseum郷土博物館に行き当たった。ゲストカード使用で2€。
　　　　　　　　　　　　　　　昔の家具などン展示、15分で見学終了。
　　　　　　　　　　　　　　　向かいの大きな教会へ入ると祭壇画などが豪華だった。
　　　　　　　　　　　　　　　4番バスで駅へもどった。
　　　　　　　　　　　　　　　今日は一日雨が降ったりやんだりで残念な日だった。ミッテンヴァルトとパルテンキルヒェンで壁画の描かれた建物を見ることができ、よかった。
　　　　　　　　　　　　　　　夕食は日本から持ってきたカップ麺。美味い。

　　　　　　　　　　7/23（月）　　ヴィース教会　ガルミッシュ
　　　　　　　　　　　　　　　6：00起床。なんのことはない、窓の外は昨朝と同じような状況。3日続けて雨模様なんて、ほんとツイていません。
　　　　　　　　　　　　　　　それでも7：00朝食へ。今朝は普通の個人客がパラパラ。
　　　　　　　　　　　　　　　ツークシュピッツェは当然あきらめて、今日はヴィース教会へ行くことにする。
　　　　　　　　　　　　　　　9：40発の9606番バスで往復10.2€を支払い、ヴィース教会へ。エッタールやアマガウなどで乗降があった。
　　　　　　　　　　　　　　　11：00にヴィース教会着。ツアーバスやマイカーが駐車場にたくさん停まっている。
　　　　　　　　　　　　　　　クリーム色の外観は思ったよりも大きかった。内部は期待しすぎたためか、一見地味かもと思った。
　　　　　　　　　　　　　　　天気が良くないので外光があまり入らないこともあるだろう。
　　　　　　　　　　　　　　　だが、よく見ると内陣はさすがに何重にもなっていて豪華だ。祭壇画や取り巻きの天使の彫刻などすばらしかった。

ヴィース教会


ヴィース教会内部

　　　　　　　　　　　　　　　30分で見学終了。日本語のパンフレット3€を買い、わずかな献金もしてから出た。
　　　　　　　　　　　　　　　しばらくあたりを徘徊する。観光客は多い。
　　　　　　　　　　　　　　　12：00に教会前のレストランGasthof Schweigerの外席へ。
　　　　　　　　　　　　　　　ビール2.8€とハンバーグ7.7€とエスプレッソ。牛豚合いびきで柔らかく美味しかった。付け合わせもみんな口に合った。

ヴィース教会に乾杯！

　　　　　　　　　　　　　　　バス停で13：49のバスを待つ。日本人団体が2組入場。にわか雨。
　　　　　　　　　　　　　　　15：16ガルミッシュ・パルテンキルヒェンにもどった。晴れてきて暑いくらい。
　　　　　　　　　　　　　　　ガルミッシュのほうへ行ってみよう。商店も多く人出も多い。スカーフや黒い被り物の女性が目立つ。チャイニーズのグループもいた。
　　　　　　　　　　　　　　　アイスクリーム2.6€を日陰のベンチで食べる。このあたりに壁画のある家がチラホラ。
　　　　　　　　　　　　　　　農民モノや古びた家と庭が目を引いた。
　　　　　　　　　　　　　　　地上は晴れていても山にはガスがかかっている。明日は晴れてほしい！

ガルミッシュの教会と繁華街の建物


昔ダンスホール　　　　　　　　　　　　　　　　Zum Polz'n Kaspar Haus　　　　　　　　　　　　　　　　Winterholler Lsi Haus

　　　　　　　　　　7/24（火）　　やっとツークシュピッツェへ
　　　　　　　　　　　　　　　3日ぶりの晴れ。今日こそツークシュピッツェへ行く！
　　　　　　　　　　　　　　　5：30起床で荷造り。
　　　　　　　　　　　　　　　7：00超スピードで朝食を終え、7：40チェックアウト。
　　　　　　　　　　　　　　　ガルミッシュ・パルテンキルヒェン駅のロッカーにスーツケースを入れる。2€のには入らなくて3€のロッカーに入れた。
　　　　　　　　　　　　　　　ツークシュピッツェ鉄道駅へ。ここのトイレは無料。電車はもう入線している。

いざ、ツークシュピッツェへ

　　　　　　　　　　　　　　　8：05の始発電車は満席ということはないが、90％くらい乗っていたかも。
　　　　　　　　　　　　　　　8：45Eibsee着。ここのロープウェイは最近新しくされ、200人乗りの大型だ。けっこう満員。
　　　　　　　　　　　　　　　9：00ころに動き出し、Eibseeがしだいにきれいに見えた。10分ほどでツークシュピッツェに着いた。

Eibseeからツークシュピッツェへ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ツークシュピッツェ到着

　　　　　　　　　　　　　　　テラスからはあちこちの山が青空に映える。
　　　　　　　　　　　　　　　ツークシュピッツェ頂上2962mへのハシゴを上り下りする人たち。私にはとんでもありません。
　　　　　　　　　　　　　　　20分ばかり山を眺める。空が青くてほんとに山肌がきれいだ。テラスはなにかしら工事をしていたのでまたなにかできるのかな。

ツークシュピッツェ展望台から湖や山を眺める

　　　　　　　　　　　　　　　9：40くらいにグレッチャーバーンに乗り込み、9：50に2600mでカプチーノを飲んだ。小さな教会もある。

残雪が意外と少ない

　　　　　　　　　　　　　　　10：30にZugspitzplattから電車に乗るとずっとトンネル。
　　　　　　　　　　　　　　　乗り換えもあって11：40にKreuzek-Alpspitzbahn駅で下車。
　　　　　　　　　　　　　　　少し歩き、長く待ち時間もあり（混んでいた）、12：00にようやくロープウェイに乗ってAlpspiXへ。

AlpspitzbahnでAlpspiXへ

　　　　　　　　　　　　　　　セルフのレストランへ入り、ビールと日替わりスープと白ソーセージで15.6€。美味しかったが少し残した。

ロープウェイ駅　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Alpspitz　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花もチラホラ

　　　　　　　　　　　　　　　足元の見える展望台へ行く。揺れるのが恐怖だ。
　　　　　　　　　　　　　　　下まで行くよさげなトレイルもあったが、歩く元気がない。
　　　　　　　　　　　　　　　13：00すぎにHochalmbahnのロープウェイでHochalmへ。ちなみに乗ってきたAlpspitzbahnと、このHochalmbahn、KreuzneckbahnなどをトータルでGamisch-Classicというらしい。
　　　　　　　　　　　　　　　ここから25分歩いてKrezneckへ。幅広の砂利下りなのだが、とちゅうでなんと転んでしまった。
　　　　　　　　　　　　　　　膝は打撲ですんだものの、新品のトレッキングパンツはカギ裂きができてしまった！！
　　　　　　　　　　　　　　　Krezneckからの下りゴンドラでいっしょになったシニア女性は、もっとひどい怪我をしていた。やはり坂道で転んだとのこと。
　　　　　　　　　　　　　　　まったくなんてことのない下り坂も油断できませんね。
　　　　　　　　　　　　　　　14：10ころの電車がなぜかあり、これに乗って14：16にガルミッシュ・パルテンキルヒェン着。
　　　　　　　　　　　　　　　デポジットを返してもらい、スーツケースを出し、売店でレモン水を飲んで休憩する。
　　　　　　　　　　　　　　　
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