ドロミテからスイスへ2011   19日目            ルガーノ滞在

7/11(月)  モンタニョーラとカローナと

     6:40起床。暑くなりそうな外の気配だ。
     7:20朝食へ。ここは7:00から。まだだれもいなくておじさん2人がサービスに当たってくれた。
     コールドビュッフェだが、スイカとメロンがありたがい。カップのヨーグルトもあった。

     8:20に外出。パラディッソからAutosilo(ポストバスのターミナル)へ向かう。1.6CHF。
     モンタニョーラまで往復4.2CHFのチケットを買う。ポストバスなので半額カード有効。
     9:03のバスに乗り込んだ。バスはルガーノ駅にも寄ったが、バス停は昨日と反対側で、あれでは勝手がわからない。
     教会前で小型バスに乗りかえ、9:23モンタニョーラのBrocchi広場に着いた。ヘッセ博物館は10:00からなので、それまで散策。
     ヘッセの道9番のカーサ・カムッツィと10番の百歳石、11番のCasa Rossaの外観を見学してまわる。
     Casa Rossaはどうもよくわからなかった。ヘッセの写真を見るとちがうような気がした。


ヘルマン・ヘッセが1919年から12年間住んだカーサ・カムッツィ
元は貴族の館で、暖房設備がほとんどなかったらしい


百歳石                      Casa Rossa?

     10:30にヘッセ・ミュージアムへ。7.5CHF。カーサ・カムッツィの隣にある。


ヘッセ博物館入口

     日本語のヘッセ生涯の説明書を貸してもらった。まあだいたいは予習してきていたので、ほぼわかるが。
     2Fの書斎はなかなか感動的な空間だ。

     眺めのよい大きなデスクにはタイプライターが置かれていた。ヘッセがこれで文章を書いたのね。
     ケースには絵を描くのに使った絵の具、クレヨン、それに携帯用の筆が展示されていた。
     旅行カバンや帽子なども。壁には水彩画がたくさんあった。

     上の階にはインド旅行の写真などもあった。
     向かいの家やカーサ・カムッツィもとても趣のあるヴィラだ。
     1hほどで見学終了。

     ヘッセの道を引き続き散策しよう。パネルで説明がされているので、理解しやすい。英語もある。
     8番は見晴らしはもひとつ。昔とちがうのかも。 
     ヘッセの好んだ場所、7番と6番も見た。


ヘッセの道

     12:00前に5番のGrotto Caviccへ入る。ヘッセも通ったレストランだ。
     ビールとローストビーフを頼んだ。サラダもすすめられ、エスプレッソも入れて計39.3CHF。
     森の中のレストランはヘッセの時代と変わらない空気の気がした。
     混んできた。クルマの人が多く、有名なレストランかも。
     隣りの廃屋のアジサイがきれいだった。

     ヘッセの道4番を通って、3番の教会とヘッセの墓を見学する。四角い墓石で、前にはニノンの墓があった。
     ニノンの墓石は小さく、ヘッセを守るように寄り添っていた。


聖アボンディオ教会                  ヘッセの墓とニノンの墓

     13:04のバスでルガーノのターミナルへもどった。
     カローナへのバスは14:32までない。
     ターミナルのカフェでカプチーノと水を頼み、休憩する。ここはエアコンがなくて暑くてマイった。 

     14:32のバスでカローナへ14:57着。なんとも趣き深い集落だ。
     ここもマップをプリントしてきたので、わかりやすい。
     まずは、サン・ジョルジュ教会。外壁のフレスコ画がきれいだ。内部の祭壇は大理石が豪華。


Chiesa di S.Giorgio e S. Andrea               ルガーノ湖と山々の眺め

     石畳の小道を散策。日陰は涼しくてよい。


カローナの路地

     15:25なんとか目的のCasa Pantrovaを発見した。
     リザ・テツナー夫妻の住処だ。石に名前が刻まれていてわかった。
     公開してはいないので外から写真を撮るだけ。こじんまりした好ましい家、裏にはアジサイがきれいだった。
     リザ・テツナーは「黒い兄弟」(アニメでは「ロミオの青い空」)の作者だ。ヘッセと同じくドイツから逃れ、カローナに住まった。
     ヘッセとも親交があったようだ。

     さて、カローナのもう一つの目的サン・グラート植物園を目指そう。
     ところが、標識に従って歩いたつもりだが、行けども行けども花のきれいな風景に出くわさない。
     薔薇は少し咲いていたが・・・。季節的にもひとつなのかしら?
     ルガーノの遠望はとてもきれいだ。

     16:20引き返すことにした。
     バス停にもどる途中に、Casa Andreoliなど目を引く館が何軒もあった。

     17:02のバスでルガーノに引き返し、パラディッソで下りた。
     ミグロを見つけ、水やバナナなどを購入。
     ホテルで沈没する。暑さでほんとに疲れた。
     じっさいルガーノは、もっと連泊して歩きたい山や面白そうなお館やミュージアムがたくさんある。
     だが、ホテル代が高い。それに夏は暑すぎる。ヘッセは冬以外はルガーノで過ごしている。昔は過ごしやすかったのかね?
     また季節を変えて再々訪したい!


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