ドロミテからスイスへ 16日目 ポントレジーナ滞在
7/8(金) ソーリオとスタンパへ
今日の空も思わしくない。グレーの濃淡の雲が厚く、TVの予報もよくない。
7:00レセプションに行きベルクバーネンインクルーシブを下さい、とお願いした。すでにカードキーの裏がそれになっていた。なるほど!
朝食室は広く、係員も数人いた。ロングエプロンでの正装だ。
奥に日本人グループや欧系のグループもいた。団体が多いホテルなのかも。が、個人客とは席が隔てられていて、区別してある。
内容はホット物もあり、生フルーツがあり、パンも温かい。
8:30外出。今日は念願のソーリオへ行くのだ。
近くにあるインフォメーションをのぞくともうやっていた。フルチェラスのハイキングコースについて、聞いた。
今日明日は空がもひとつなので、足元とか不安がありそう。あさってがベストと言われたが、もう移動なのよね。
ここのインフォメーションはとても親切だった。イタリアとはちがう。
Pontresina Rondoを8:45の1番バスでサンモリッツ駅へ9:03着。
9:08のバスには日本人グループや1人旅のおじさんも乗っていた。
マローヤを過ぎるとヘアピン・カーブの下り坂が続く。天気はだんだんよくなってきた。
10:21プロモントーニョ・ポスト着。ここで乗り換えて、10:34にソーリオに着いた。
楽しいヘアピンカーブ プロモントーニョ
ソーリオは素朴な石造りの集落だ。
まずは塔の目立つ教会へ入り、旅の無事を祈った。内部はシンプル。
1701年に建てられたパラッツォ・サリスには、セガンティーニやリルケも滞在した。
裏にある庭園レストランは11:30からの営業で閉まっていた。
村をうろつく。
茶色の猫がいた。この子についていくと、村の背後の草原に出て、土手を登り写真を撮る。
案内しに来たよ! ソーリオの代表的風景
なかなかの光景。家々の屋根並みが美しい。教会の塔とのバランスもすばらしい。
けっこう日差しが強くなってきた。
11:10スタンパに向かって歩き始める。1h1/4とあった。
ソーリオの村はずれ
セガンティーニが描いたであろう山々の風景が広がっている。
しばらく歩くと森に入り、これは涼しくてよいと思った。
だが足元は不規則な石が段状になり、下り坂がえんえんと続いた。滑りやすくて緊張する。
また土の道になったり石になったり、ところどころ緑の中に作業小屋がある。
12:15カッチオールの小さな集落に入る。標識には35分とあったが、1h以上かかった。
12:40ムーアの館を発見。だが、14:00から開館とのこと。
この集落がスタンパかと思ったら違っていた。通りがかりのカップルに聞くと、川向こうだそう。
一緒に歩いていき、13:15にペンションのレストランVAL D'ARCAの外席に座った。
ビールとランチを注文。サラダにラグー、ポレンタ添え。美味しかった。チップも入れて25CHF。
14:00にスタンパのCiaesa Granda旧領主の館へ。8CHF。
地下はジャコメッティ家のコレクション。ジョヴァンニの絵が多かったかな。
上の階は民俗品やら鳥の剥製やら石の収集品がさくさんあった。30分で見学終了。
対岸から見たCiaesa Granda 異質な景観のカステル・ムーア
石橋を渡り、昼食前に行った集落のカステル・ムーアへ。入口に黒犬がいた。5CHF。
PCで概略をレクチャー。この建物も大きい。
スタンパ出身でマルセーユでケーキ店などを開き、成功した主のようだ。
家具とか昔の写真とか興味深かった。天井絵などはダマシ絵風。
外観の方が魅力的かも。なぜにスイスのエンガディン奥地にこのムーア風が?!と。
スタンパのカステル・ムーア 入口と内部
バスを待つ間に雲が出てきて、時おりポツポツと・・・。
15:38にStampa Paluからバスに乗ると、運転手がなんとベルクバーネンインクルーシブは無効だと言う。
マローヤからは有効だというので、差額の4.6CHFを支払った。(もちろん半額カードを提示した)
来た時はソーリオまで有効だったのに、どうなってるのだろう。よくわからない。
16:51サンモリッツ駅に着いた。
構内のカフェでカプチーノを飲み、4.6CHF。スイスは高いわ。
窓口であさってのルガーノへのパームエキスプレスのチケットを購入。1/2で35CHFに予約料5CHF。
17:23の1番バスでポントレジーナ・ポストにもどった。
COOPでサーモンベーグルやワインを買い、ホテルにもどった。
今日はソーリオへ行けてよかった。
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