ドロミテからスイスへ2011  12〜13日目               メラーノ滞在  カメラ紛失の顛末

7/4(月)  コルティナからメラーノへ移動

     今日はとんでもない受難の日だった。デジカメをなくしたのだ。
     7:40朝食をすませて、ゆっくり荷造りした。60ユーロ×3泊をクレジットカード払い。
     9:40ころホテルを出、カートを引いてバスターミナルへ。
     この時カメラは一重のジャケットの浅いポケットに入れていた(と思う)。いつも移動時はショルダーかリュックに収納するのだが・・・。
     バスターミナルで同宿の天白区のご夫婦といっしょになり、歓談。この後ボルツァーノまで同道なのだ。
     10:05のSADバスにMobilcardで乗り、10:45にドッビアーコ着。
     列車に乗り換えるホームへ向かう途中で、ポケットにカメラ無いことに気づいた
     バスの中だろうか? だがバスはドッビアーコ市内が終点なのでもういないだろう。
     もしかしてコルティナのホテルの部屋に置き忘れたことも考えられる。バスターミナルへの階段かも。

     フォルテッツァ行きの電車が10:55なので、とりあえず乗った。
     フォルテッツァに着いたはよいが、なぜかボルツァーノ方面の電車は運行中止となり、バスに乗れとのこと。
     バスはウネウネと山道を走り、13:30ころボルツァーノに着いた。
     ここで天白区夫婦とお別れだ。お気をつけて。楽しい会話をありがとう!

     13:35のメラーノ行きに飛び乗り、14:14にメラーノ着。暑い。30分の遅れですんだのは不幸中の幸いだ。
     カートを引き、通りがかったおじさんにラウリン通りを確認し、15分ほど歩いて予約していたホテルSteinerに到着。
     経営者らしい中年男性が別館の部屋まで案内してくれた。
     シングルルームが2つつながった広い部屋だ。ベランダにはテーブルと椅子2つとデッキチェアがある。
     目の前には葡萄畑が広がり、ワイナリーらしい建物、左の斜面にはなんとお城も見えた。右下にはホテルのプールがある。
     コルティナのホテルに電話をつなげてもらい、カメラ探しを頼んだ。
     15分後にコルティナから折り返しの電話があり、やはり無いとのこと。バス会社に連絡しなさい、と言われた。
     だが電話番号もわからないし、説明する語学力もない。
     落ち込む・・・・。
     カメラも惜しいが(買ったばかり)、約700枚撮影したメモリーが惜しい。あきらめるしかないか・・・。

     15:30歩いてメラーノ中心部へ行く。まあ暑いこと。
     ポルティチ通りは店がたくさんあった。歩いてカメラ店を探すが、見あたらない。
     インフォメーションに行き当たり、カメラ店を聞いてみた。
     すぐ近くの小さな店を教えられただけ。行ってたが商品が少ない。
     インフォに引き返し、もっと大きなカメラ店を教えてくれと頼んだ。なんと、市内にはカメラ店がたくさんあるから自分で探せ、とご返事。
     まあ観光以外は守備範囲じゃないわね。

     メラーノ中心部にはカメラ専門店は見あたらず、サングラス店が兼ねているところが数軒あった。
     キャノンを置いている店もあったが、ちょっと決断できず。
     できれば失くしたカメラと同じものを買いたかった。バッテリーもあることだし。

     SPARで飲物など、ベーカリーでピッツァ・マルガリータを買ってホテルにもどった。
     カメラ紛失で観光どころではない心理状態。
     カメラのない旅は考えられない。旅の楽しさ半減どころか、旅自体が色あせて感じられる。
     自分のこれまでの旅がいかにデジカメに依存していたか痛感した。


7/5(火)  カメラを調達しトラウトマンズドルフ城(ボタニカルガーデン)へ  シシィの道

     夜は大嵐だったが朝になるともう晴れてきて、今日も暑さが厳しそうだ。昨年のバルト三国の二の舞かも。
     メラーノがこんなに暑いとは思わなかった。
     失くしたデジカメはあきらめるとして、まだ旅は半分の10日以上残っている。
     カメラ無しで過ごそうかとも思った。だが、それはあまりに空しい。

     7:20に朝食へ。ここは7:00からなのだ。
     広い部屋には白いクロスのかけられたテーブルが並ぶ。ゆとりだね。マダムがコーヒーをポットで持ってきてくれた。
     オレンジジュース、パンにチーズ、ハム、ヨーグルトにはジャムを入れた。果物もある。満足なコールドビュッフェだ。

     レセプションでカメラ店を聞くと、マップに昨日の店などを2軒記してくれた。やはりあれだけなのね。
     8:40に外出。3番のバスでRennweg下車。(メラーノ市内のバスはMobilcard有効)
     昨日最後に見たカメラ店へ。Microstoreにはパソコン小物も置いてあった。
     少し待ってCanonのIXUS115HSというのを見せてもらった。失くしたものと操作も近そうだし、液晶も大きい。
     189ユーロとまあそんなものか。日本だともっと安く買えそうだが、これに決めて購入!
     後日の引き落としは22376円だった。


デジカメを買った店              猫をさがして!

     9:40ホテルにもどって、バッテリーの充電をする。
     薄いマニュアルは、伊・独・仏・蘭の4ヶ国語の説明。英語はない。ヨーロッパ仕様なのね。
     1h余りで充電が終わり、メモリー(日本から持ってきていた)を入れ、日付時間など調整。

     11:00過ぎには外出し、バスで再びRennwegへ行き、カメラ店へ。お兄さんに画素数の変更を教えてもらう。
     このお兄さんは英語はダメで、ドイツ語イタリア語のみだとのこと。
     ピッコロと頼んだら、縦横サイズをいじられ、後になってそれに気づいた。ああ情けなや!

     11:30デジカメも準備OKだし、いざ観光開始だ。
     まずはトラウトマンズドルフ城のあるボタニカルガーデンへ。Rennwegから4番バスで向かった。
     団体バスがいくつも停まっている。とても人が多い。10.8ユーロ。
     城から見学する。エリザベートはここに3回も滞在したのだ。


トラウトマンズドルフ城とエリザベート

     最初の部屋にはやたらとメニューが展示されている。よくわからないが、注目の内容なのね。


1564年からのフレスコ画で彩られたこの城で最古の部屋
1870〜71年滞在時は寝室として、1889年には化粧室として使用された

     そしてシシィが使ったバスローブ、顔を覆ったという黒い優雅な扇、またパラソルも芸術品だった。
     パラソルは外が黒のベルギーレース、内側は白のシルクだ。柄の部分も細かい彫刻が施され、とても凝っていた。

     寝室や化粧に使ったそれぞれの部屋には説明パネルが掲げられていた。
     なにやらパチンコのような遊具も見学した。


シシィが入ったであろう風呂と眺めたであろう城からの景色

     庭へ出る。これがまた広く、高さもあって、花がすばらしくきれいだ。


ボタニカルガーデンから見た城

     上のレストランは満席。中央の池の脇にあるカフェに入った。そこも空席はない。カウンターでビールとケーキで空腹を満たした。
     とにかく人がいっぱいで出島のデッキも満員だ。石の階段に座って休息、暑い!

     外に出ると、シシィの道Sissi-Wegという散歩道がつくられていた。

     45分でクアハウスへもどれる、とパンフレットにあった。(結局1h以上かかったが)
     葡萄畑を通り、瀟洒な生垣に囲まれた邸宅を過ぎ、次第に町中にもどってくる。
     ロッテンシュタイン城やホテル・ババリアが印象深い。
     この道はちらほらと歩く人もいた。
     やがて川沿いの道へ出、ローマ橋を対岸へ渡り、冬の散歩道を歩いた。
     カフェで水を買い、ベンチで休憩。
     ポスト橋を渡って、エリザベート公園へ。シシィの白い像が凛として座っている。


エリザベートの像             ホテル・ババリア

     ドゥオーモ向かいのスタンドでヴルストとビールで早い夕食。
     ベンチで食していたところ、ジプシー女性が金をせびりにきた。背後には怪しい男の気配。
     メラーノはそれほど都会でもないが、観光地なのだろう。油断できない。
     ドゥオーモを見学。中はゴシックだというが、あっさりしていた。外壁のフレスコ画が印象的。塔は新しい。

     SPARで少し買物もし、18:00にはホテルにもどった。
     今日はなんとかデジカメを手に入れた。
     なんといってもシシィゆかりのトラウトマンズドルフ城へ行けてよかった。


ベランダからの眺め                 ホテルSteiner


メラーノで3泊したホテルSteinerは今回の旅で最安値47ユーロだったが、とても快適


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