バルト三国と北欧二都 A 2010

7/2(金)  ドロットニングホルム宮殿 ティールスカ・ギャラリー ヴァーサ号博物館

     外の明るさに目が覚めるとまだ3:00だ。5:00に窓からは真っ青な空が!
     5:30で室温が28℃もある。湿気はないがストックホルムもけっこう高温だ。
     6:30に朝食室へ行くとまだすいていた。7時過ぎから混む。
     ★★★★だけあって朝食内容はなかなかよかった。カットタイプのチーズは生ハムもある。
     魚の卵がチーズにのっかったもの(オードブルによくあるが)をクラッカーに乗せてリッチな朝食だわ。
     果物もめいっぱい食べて一日に備えよう。

     8:30すぎに外出。すぐ近くの地下鉄駅Osternalmstorgの窓口でストックホルムカードをバリデートしてもらう。
     一駅のT-Centralで緑に乗り換え、Brommaplanへ。
     バス停で少し待つ間も日差しが強い。
     9:36のバスに乗ると5分強でDrottoninngholmへ着いた。チャイニーズの小グループもいる。
     10:00に門が開けられ、一番で階段を上がる。ストックホルムカードをチェックしてもらって見学開始だ。
     ガイドツアーもあるみたいだったが、勝手に見るからと断った。
     ドロットニングホルム宮殿はわりと地味だね。2Fの青っぽい部屋は中央にヴィクトリア王女の成婚写真が飾られて、高貴な雰囲気だった。
     30分で見学終了。

     庭園の写真を撮りながらチャイニーズパビリオンまで歩いた。途中にThe Guard's Tentという1781の建物がユニークだ。

     この中国式宮殿はまわりにも建物があり赤の配色が可愛らしい。
     11:00にオープン、この時間は自由見学だ。木造でラブリーな部屋が続く。
     2Fには小花模様の壁紙、白地に青の陶器ストーブがあって印象に残った。
     馬車が客を乗せて往来している。古の雰囲気。


The Chinese Pavilion Kitchen            チャイニーズ・パビリオン本館

     池の写真を撮りながらもどり、しばらくベンチで休憩。

     12:00に宮廷劇場の英語ツアー開始だが、別棟の売店でカードをチケットに替える必要があった。
     ツアーは20人以上いて混雑していた。ガイド青年は昔のコスチューム(長袖ブラウスにサテンのベスト)で暑そう。
     宮廷劇場はとても質素だ。というか木材にペイントして大理石やその他の石に見せかけたりしている。
          そういえばベルゲンの教会の説教壇もこの類だった。あれは見事だった。
     舞台装置はよくできているらしい。今も実際に使われているとのこと。さすがに世界遺産だね。
     35分ほどでガイドツアーは終了した。

     ストックホルムへの帰途はボートにしたい。13:00がある。
     セルフのレストランは行列ができていた。この際キオスクのコーラとホットドックセットだ。28SEK。
     13:00のStadsbrn行は乗船時にストックホルムカードを提示して係員から購入した。なぜか115SEKだった。
     他の人はみんなチケットを持っていたので往復で買っていたのか団体なのか。
     この船はあまり大きくなくてデッキは日差しが強いみたいだった。
     岸辺にはあちこちに水泳場があって、人々でにぎわっていた。

     1hほどで市庁舎近くの船着場に到着。これからドロットニングホルムに向かう人も大勢だ。
     高架下をくぐって中央駅前に出、シティターミナル前のバス停で69番を待った。10分毎のはずだがなかなか。
     14:30すぎてようやくバスが来た。次の停留所で満員。
     15:00ころにティーレスカ・ギャラリーもよりのバス停に着いた。


ティーレスカ・ギャラリー



     白亜のヴィラは緑が爽やかな堂々たる建物。
     ムンクのコレクションが10点以上あって見ごたえがあった。
     「病める子」?や橋に立つ女性たちが印象的。
     世紀末的な木彫りのソファセットが目を引いた。誰の作品かわからないが、見事。
     ゴーギャンの小さな板絵、別室にはムンクの版画(マドンナなど)もたくさんあった。
     わざわざ行くかいのある美術館だ。

     タイミングよく69番バスに乗り、橋のたもとで下車。
     橋を渡ってすぐ右へ行くとヴァーサ号博物館がある。ここは予想以上に素晴らしかった。
     単に400年近く前の船が展示されているだけなのだが、この船が凄い。
     戦艦だったのか、その大きさ、彫刻の見事さはほんと芸術品だ。また展示が暗い中にライトアップされていて上手い。
     船尾では説明会も開かれていた。カラフルな天使などが壁に掛けられている。元の姿なのだ。
     エアコンのよく効いた広い館内は快適で、ベンチでくつろぎ、古の船を鑑賞させてもらった。

     近くのレンガ造りの大きな建物は北方民族博物館だった。見学は17:00までなので20分しかない。
     ストックホルムカードは1回のみ使用可なのだがそれでもいいか、と聞かれOKして見学開始。
     重要なポイントは?と聞くと館内図に丸を付けてくれた。なんのことはない、ほとんどだった。
     巨大なヴァーサ王を見、上階から見学する。
     テーブルセッティングとかテキスタイルとか、もっとゆっくり見るべきところだ。おもしろそう。
     おどろおどろしいところもチラと目に入ったが、なにしろ時間がない。16:57に出た。

     このあとスカンセンを予定していたが、ちょっと疲れ気味。切り上げよう。
     向かいのバス停から47番のバスに乗り、T-Central下車。
     地下のスーパーで水やビールや惣菜を購入。500mlの水5.95SEK(セール品)に1SEKの+PANTが加算というのは高いわね。
     缶ビールにも0.5SEKの+PANTだった。
     惣菜はBorekga21.16SEK、Dagens Salladが17.54SEK。


節約ディナー

     初日から動きすぎで少し疲れた。
     ストックホルムは美術館のオープン時間が11時以降だし、ガイドツアーの時間に観光を左右される。
     ストックホルムカードを有効活用するのもなかなか難しいわ。バスなどに乗り放題というのは大メリットだが。

     ホテルにもどると、室内は掃除もされていなくてゴミもそのまま、なのに鍵(カードキー)が替えられている。
     これで★4つのレベルかいな。レセプションへ行って文句を言った。


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