台湾北部めぐり2010 A

3/9(火) 九族文化村と台中民俗公園

     天気予報のとおり、今日は全国的に雨らしい。台中も朝からずっと降っている。
     7:30レセプションで食券を渡すと、玄関を出て隣の1Fの空間が朝食場になっていた。
     3人の女性がサービスしてくれた。人参粥、トースト2枚におかず4種にコーヒー。味はともかくボリュームは満足。
     付録の朝食なので文句はありません。

     8:40外出。うー、寒い!
     青草街をゆっくり写真を撮りながら歩いた。(ボケボケの結果だったが)
     薬草店のおじさんたちから声がかかるが、客ではないのでスイマセンね。
     この路地はほんとうに風情がある家並み、いいわあ。




台中 青草街でタイムスリップ

     コンビニで水20元を購入し、仁友客運のバス停方向へ行くと、露天のチケット売場があった。
     九族文化村まで片道142元のチケットを買う。(往復のおトクなチケットもあったが、帰りのルートは不確定だった)


チケット売場            仁友客運 九族文化村・日月潭行きのバス

     わらわらと乗客が増え、結局16人になり、9:10定時のところが9:25に発車した。
     雨の中バスは走る。台中市街をぬけると、南洋植物の一帯や広々とした河原など眺めのよい車窓だ。
     道は新しくて(6号線?)スムースな走行だが、こんな日に冷房を入れるのはなんとかならんか?!
     雨足は衰えそうにない。

     10:40くらいに九族文化村に着いた。数人が下車。日月潭まで行く人が多いようだ。
     ゲートを通りぬけようとしたら、呼び止められた。
     駐車場の料金所だとばかり思っていた所がチケット売場だったのだ。歩いて入場する人は少ないのね。
     550元だというので支払う。700元だと思っていたのに安いな。あとでチケットをよく見ると学生用だった。
     57歳を学生と見間違えるわけはないので、慣れない一人旅行者だと同情をかったのかしらん?
     ゲートの手前にも大型バスが停まっていたし、駐車場もけっこうクルマがあった。(雨の平日なのにね)


西洋庭園に城と噴水が                  一番右の柱がチケット売場

     門を入ると西洋庭園とお城がある。花がきれいだ。手入れに励む人たちもいた。
     階段を上がると絶叫マシンなどがある遊園地があり、子供たちでにぎわっていた。皆薄いビニールの携帯レインコート姿。
     少し迷ってロープウェイで上へ。雨はやまない。さらに上へのゴンドラには乗らない。

     九族の集落を見学することにした。
     萬山神石の一角はちょっと霊気のある雰囲気だ。


萬山神石付近

     パイワン族の建物は屋根や薄い石を重ねた外壁など興味深い。有力者のものはさすがに規模も大きい。
     首(レプリカだろう)を並べた台があったり・・・。


パイワン族

     霧社事件のレリーフがある場所もあり、時列に沿って説明がされていた。歴史は消すことができない。

     ツオ族のレストラン竹筒飯に入り、竹筒ごはんとスープ、焼き饅頭でランチだ。120元と安い。
     スープは筍や椎茸のダシがよくでていて美味。他もおいしくて素朴な味だった。


九族文化村での昼食

     ステージでの民族舞踊はタイミングが悪くて鑑賞できなかった。
     雨で靴の中もぐずついてきたし、寒い。
     天候によっては日月潭へロープウェイで降り、あたりを観光するつもりだった。(最近できたばかりで絶景らしい)
     この空の様子では眺望は望めないので、13:20のバスで台中にもどることにした。
     バス停ではタクシーの勧誘もあるのだが、応じる人はなかった。
     帰りのバスも冷房が入っていてほんとにまいった。(3月はクーラーを入れる決まりでもあるのか?)
     台中に着くと雨は上がっていた。しかし、冷風がふきすさんでいる。これはたまりません。
     15:00前にいったんホテルにもどった。
     お茶を飲んで体を温め、靴をドライヤーで乾かし、ソックスも履き替えた。フリースを着込む。
     フロアにいたホテルの人からも寒いから着込みなさい、とのご指示。

     夕食の店を確認し、台中公園あたりでタクシーを拾う。メモを見せて民俗公園へ。
     けっこう走った。135元。ツリの15元をチップにしようとしたが、受け取らない。律儀な運転手だ。
     旅行者と見ると、日月潭のパンフレットもくれた。

     民俗公園はそう広くはないが、四合院の建物を再現し、地下が文物館(展示場)になっていた。
     展示品はいろいろ興味深いものもあった。
     庭ではおばさんたちが体操をしたり、花もきれいに咲いていた。3月にコスモスだ。
     事務所で飼われているらしい可愛い猫が3匹。みんなすばしっこかった。


台中民俗公園入口


文物館の楽しい展示品の数々




台中民俗公園の猫たち

     帰りは近くからバスに乗った。後払いなのに無理やり乗車時に20元を払う、という強引な客。
     見ていた地元のおばさんが日本語で説明してくれた。バス代も駅までだと23元だとのこと。
     観察すると確かにほとんどの人が乗るときと降りるときにカードを機械にかざしているのだ。
     運転手は(私のことを)ずうずうしい観光客だとあきらめたのだろう。すいません。

     台中公園の近くでバスを下り、少しもどって一中街をぶらついた。下校の中高生が多い繁華街だ。


一中街

     去年わからなかった阿水獅猪脚大王へ。
     猪脚麺線(豚足と煮玉子と麺)100元、蛤スープ40元、空心菜40元、ビール10元で220元。
     豚足は薄味だがよく煮込まれていてコラーゲンたっぷりだ。蹄もしゃぶりつくしました。

     台中駅前へ行き、明日のバスを下見。
     寒い中ホテルにもどり、葛根湯を服用。

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