シャモニからアオスタ州へ2015 ポン・サン・マルティン滞在
7/24(金) サン・ジャックからシャンポリュックへウォーキングののち、バスでポン・サン・マルティンへ移動
今日は12:30のバスで移動することにした。
荷造りをざっとして、8:00朝食へ。近くの席にいるのは日本人女子かと思いきや、コーリアンだった。
どおりで朝からハングル文字のカップ麺を食べてるわけだ。私も部屋に持ってるよ、と会話する。
欧系青年たちになにか言われたみたいで、気付いたらいなくなっていた。
隣室の母娘によると、昨日のラーゴ・ブルーはたいへんだったけどすばらしくきれいだったとのこと。
9:15チェックアウト。部屋代はすでに引き落とされている。市税1€×3泊を支払った。
スーツケースを預かってもらい、ホテルから出ると、私の名前を呼ぶ声がする。アンターニョで出会った芸術家家族が車を下りたところだった。
駐車場で開催されるメルカートへ行くとのこと。私も後で行く予定です。
9:30の赤ミニバスでサン・ジャックへ。最奥バス停のある集落。
サン・ジャックバス停前の教会とマリアの祠
岩をくりぬいたマリアの祠があり、戦没者?の記念碑もあり、なかなか興味深いところだ。
教会は素朴な感じ。木の床と青いクーポラ。
裏にまわると趣のある家々が・・・岩と一体となってたりして。今日は青空が広がり山が美しい。
サン・ジャックの民家や小屋
教会近くの橋にハイキングのスタート地点の標識があった。ラーゴ・ブルーまで7番で2h15とある。
マキを家壁の一部に取り入れたおもしろい角の家。
マキで飾られた家
サン・ジャック上流へ
ラーゴ・ブルー方向へ少し行ってみる。なるほど川の流れが急に激しくなっている。ピンクの花がきれい。
10:30ころに教会あたりへもどり、シャンポリュックに向けて散歩だ。
サン・ジャック→Fracheyは車道で15分くらい。
Fracheyからシャンポリュックまでは遊歩道がつくられている。爽やかな森林浴だ。
11:00ころに木彫りのメルヘン的一角に出くわす。くつろぐ人たちがいっぱいいた。年配者が多いかな。
メルヘン公園?と子供たちのフリーマーケット
2009年10月12日になにやら災害があったのか。
子供たちのフリーマーケットか開かれていた。
11:20メルカートが大規模に開かれていた。衣料品が多いみたい。ベルト10€を購入。
シャンポリュックの土曜市
スーパーで飲み物を買い、ホテルにもどってトイレを借り、スーツケースを受け出して、アリベデルチ!
メルカートの屋台でピザパン6€購入。
駐車場のバス停からの12:30のVerres行バスは少し遅れてきた。2.9€。
5分遅れでVerres Autostazione着。Pont Saint Martin行も遅れていて13:35にようやくやってきた。
Verresあたりは岩山がすごく、Bardもよさげだ。
13:55ポン・サン・マルティンPiazza Ⅳ Novenbre着。
ポン・サン・マルティンPiazza ⅣNovenbre
ぐるっとまわって14:15予約しているB&BMandoueに着いた。暑い。
インターフォンを押して少し待つと、2Fからお父さんが下りてきた。B&Bでこのリタイア男性が一人で切り盛りしているようだ。
イッソニエについて聞くと、英語のできる息子を呼んでくれたが、詳しいマップもなく、交通手段もわからなかった。
部屋は石タイルの床がひんやりとして、水回りも現代的デザインだ。
15:00すぎに外出。ローマ橋まで行き写真撮影。城も2つあるみたい。
ポン・サン・マルティンのローマ橋
Conadをさがし、16:00前にたどりつた。品ぞろえがよい。惣菜ものもある。
シーフードのオイル漬け、トマト、桃、水、ビールなどを購入。白ワインを買いたかったけどコルク栓のワインしかなくてあきらめた。オープナーを持ってくるべきだったな。
ポン・サン・マルティンで3泊したB&BMandoue
7/25(金) インドレン展望台 ガビエット湖 サヴォイア城
明け方に雷がゴロゴロしていたので、どうかと思われたが、よい天気になりそうだ。
7:30キッチンへ行くと、おじさんがクロワッサンを温めて、なにかと世話をやいてくれた。
瓶入りジュース、カップヨーグルト、小さいカップケーキ、果物(バナナにした)にコーヒー。けっこう満腹。
9:10外出。いちおうトレッキングシューズだ。
Novenbre広場は市が立っていて露店の店がいろいろ出ていた。
バスは向かい側からグレッソネイ方向が出るらしい。いつもかなあ?
9:25のところ少し遅れてきた。スタッファルを確認して乗り込む。3.5€。乗客はまばらだ。
趣のある小さな集落をいくつも過ぎ、どんどん上がっていく。10:35スタッファル着。モンテ・ローザがとてもきれいだ。
チケット売り場に並び、インドレン展望台まで往復を購入。リフトを3つ乗り継いで31€。
スタッファルバス停 モンテローザ(リスカムかな?) 高見へ出発だ
10:45ガビエット湖までのゴンドラはカップルとワンコと同乗。ワンコは怖いのかあせっていた。
11:00Gabiet→Pass dei Salatiに1人で乗った。雄大な景色が広がる。ガビエット湖も光っている。ゴンドラの窓の汚れが残念だ。
ガビエット湖を振り返る 池も点在 モンテローザが近づく
11:20Pass dei Salati2971mに着いた。寒風。ジャケットを着込んだ。
5分くらい歩いてインドレン行きの乗り場へ行ったが、出たところで20分ほど待った。これは大人数のロープウェイなので時間が限定される。
Pass dei Salatiから山を眺めながらインドレンの乗り場へ
ちょうど12:00にインドレン展望台3275mに着いた。
雪原に行く人もいるが、私は眺めるだけだ。
モンテローザの一角Piramide Vincent
リフト乗り場の人がマップをくれて、目の前の山はPiramide Vincent4215mだと教えてくれた。
こりゃあ山が近すぎてマップの絵が参考にならない。ぐるりと撮影。遠くもよく見えた。
12:20ころインドレンを下り、Pass dei Salatiに近づくと、12:45に休みに入るのでラストだと通してくれた。ラッキー!
13:00ころにGabiet2318mに着いた。
アルペン・ヒュッテに入り、ビール3€とグレッソネイ風ニョッキ(スペック添え)10€でランチ。とても美味。
天井に昔のスキー板やかんじき?が飾られていた。
ガビエット湖まで15分とあったので、いそいでトレイルを進んだ。花がきれい。
ガビエット湖は近づくとずいぶん水が少なかった。
ガビエット湖へ ガビエット小屋付近 ガビエット湖
当初ここからプンタ・ヨランダまでハイキングを考えていたが、サヴォイア城にも魅かれていた。
14:20のバスに乗れそうなので後者を選択。
13:45からリフトが動き、13:55くらいにに乗ることができた。
14:20のバスに乗る。運転手にグレッソネイ・サン・ジャンのサヴォイア城もよりの停留所で降ろしてくれるように頼む。1.8€。
王妃の道Passenggiata della Reginaをたどりながら、サヴォイア城へ
14:45バスを降り、標識の方向へ。さすがに王妃の好んだ避暑地だけあり、緑が濃く、木々も背が高い。ときおりモンテローザの姿が白く美しい。
20分ほどで城の門に着いた。ここからのアプローチが長くて10分はかかった。
サヴォイア城は前面に花畑があり、とんがり屋根が可愛らしい城だ。15:30からガイドツアーがあった。
説明はイタリア語なのでもひとつだったが、室内の雰囲気を味わうだけでも来たかいがあった。サヴォイア城は王妃マルゲリータがよく滞在したとのこと。
マルゲリータ王妃はかのエリザベートとほぼ同時代のイタリア王妃、ピッツァ・マルゲリータの人だ。ガイドはレジーナを連発していたが。
靴カバーをつけてるだけあって床は木。天井もカラフルで吹き抜けの色ガラスやシャンデリアが目をひく。ステンドグラスはアールヌーボーぽい感じ。
城の窓からはモンテローザがよく見えるように設計されていた。16:30ツアー終了。
サヴォイア城
外に出てしばらく歩くと、観光用の電気バスが走っているではないか!
グレッソネイ・サン・ジャンの教会 橋からモンテローザを遠望 たぶんヴィッラ・マルゲリータ
グレッソネイ・サン・ジャンを17:10のバスでポン・サン・マルティンへもどった。広場の手前で下車。
Conadへ行ってみると、月~土は20:00まで日曜は13:00までとありがたい営業時間だった。
鯵のマリネ、野菜煮、ビールなど購入。
7/26(日) イッソニェ城 ヴェッレス城
今日はイタリアバスにしてやられた日だった。
6:30起床。今日はイッソニエとヴェッレスの城めぐり、バルドの要塞の見学の予定だった。
7:30朝食で9:00外出。9:05にP.zza ⅣNovenbreに着いた。なんと広場ではミニサッカーが行われている。またしてもバスの停まるところが無い。
2人くらいの地元の人に聞くと、たぶんここだろうという場所で9:17のバスを待った。30分以上待っても来ない。
これは9:05以前に行ってしまったのか、中止になったのか?
ならばと15分歩いてPont Saint Martinの鉄道駅へ行ってみた。駅舎はすべてのドアが閉まっていて、時刻表すら見ることができない。
バールに入って聞いてみたがまったく要領を得ない。駅のトイレ小屋も閉まっていたので50セントでトイレを借りた。
鉄道をあきらめてバス停でしばらく思案。
国道SS26方向へもどると、Bardまで6kmとの表示があり歩こうかとも考えたが、車の多さにそれもなあ・・・。
結局バス停Pont Saint Martin Circonvallazioneで11:18を待つことにした。この停留所はConadへ行く途中にある。
30分近く待ってAosta行のバスに乗り、Verres Piscina下車。
マップが無いのでうろ覚えなのだが、少しもどるとイッソニェへの表示があり、そのまま歩いて30分くらいでイッソニェ城にたどりついた。やれやれ。
イッソニェ城へ
渋いグレーベージュの角ばった建物、中世だもんね。シャラン家所有の15Cの城。
チケット売り場で12:30ツアーが5€。
10人くらいでツアー開始。イタリア語だがパンフレットは英語のを受け取っていた。
コートヤードには井戸があり、金属の木が不思議な感じ。まわりの壁にはフレスコ画がも鮮やかですばらしい。往時の生活を描いているようだ。
コートヤードのザクロの木の噴水とまわりのフレスコ画
内部もじっさいにシャラン家の住居だったので、チェストやベッドは素敵だし、各部屋に描かれたフレスコ画の色彩がきれいなこと!
アンターニョで出会った画家先生のおすすめだけあり、わざわざ見に行くかいのある城だった。
キッチンから食堂の合理的な構造。教会の祭壇は近づけないが凝っている感じだった。
天井も部屋ごとにデザインがちがい、ちょっとスペイン的な印象かな。
フランス王のサロンは青色の天井と暖炉のフレスコ画がすばらしかった。The Armouryには可愛いベストがあったが戦闘用か?
そしてHall of Justiceはこれまたまわりの壁画がすばらしくドラマチックで、ガイドも力を入れて説明していた。
フランス王のサロン Hall of Justice Judgement
of Parid
13:15に終了。よかった。
13:30通り道にあるKAFFE'23で赤ワインとチキンカツサンドのランチ。計7€。
さて、ヴェッレス城に向けてがんばろう。イッソニエ城からも見えていた。
徒歩20分くらいで城下の標識まで来た。ここからの登りがたいへんだった。30分上がり続け。
ようやくチケット売り場へ。あー、きつかった!
14Cに建てられたシャラン家の砦、ヴェッレス城
ここは個人で見学可とのこと。3€。
だがヴェッレス城は1F2Fしか開放しておらず、調度品もなくて内部はがらんどうだった。
まあ戦いのための城(見張り用?)だからこんなものかも。15:20に出る。
ヴェッレス城内部
歩いてヴェッレス中心部へ。なにやら露店が並ぶところに出た。
もうぜんぜんゆとりなし。暑さと疲労でバテバテだ。バールで水500mlを2本買い、16:15のバスに乗る。
途中、Bardの要塞が目に迫る。ここへ寄りたかったのだが、もう気力も体力ももちません。
バルド要塞
16:33Pont Saint Martin着。宿へ帰って洗濯。
夜はカップの力うどんとトマトと桃。今回はほんとに貧相な食生活だ。
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