シャモニからアオスタ州へ2015 シャンポリュック滞在
7/21(火) シャンポリュックへ移動
今日はチェルヴィニアからシャンポリュックへの大移動。
直線距離はたいしたことないが、バス移動だと2回乗り換えがある。尋常ではないよう予想される。
6:00起床で荷造り。7:00朝食へ。すいている。
7:30チェックアウト。広い部屋で快適な滞在だった。
スーツケースを引いて、チェルヴィニアBreuil Chiesaへ。
8:15のバスは7、8人の乗客を乗せて5分遅れで発車。工事の渋滞が2ヵ所あり、定刻9:10のところ9:18にシャティロンAutostazione着。
9:20に間に合ったと思いきや、チケット事務所に聞くと、次のPont Saint Martin行きバスは9:50だという。9:20は既に行ってしまったと!?
腑に落ちないままバス乗り場で待つと、9:35にバスがやってきたではないか。いったい何分発のバス?(たぶん9:20が遅れていたのだ)
Verres Piscina乗り換え、と下調べしていて、9:50ころPiscina着。住宅街の中にありポ-ルが建っているだけの停留所だ。屋根もない。28.3℃。
アヤス谷行のバスは10:27のところ10:35にやってきた。ところがタイムテーブルに記載のないAutostazioneにも停まるではないか。
こんなことなら屋根、日陰のあるところで待ったのに!
乗客はだんだんいなくなり、シャンポリュック教会前で下りたのは私と親子連れだけだった。
まずはインフォメーションをさがし、ホテルの場所と聞き、地図などをもらう。
シャンポリュックは山のリゾートという感じで人々がそぞろ歩いている。標高1570mなのだがみんなタンクトップや半袖だ。
ホテルまで徒歩5分と言われたが、10分くらいかかる気がした。
11:50ホテルDe Champolucに着いた。やれやれ。部屋に入れてくれたので助かった。
20㎡の広い部屋、Wベッドとソファベッドもある。バスタブ付。荷台も収納も広々していて使いやすそうだ。ベランダは共用の長いタイプ。
窓からモンテローザの上方部分が見え、雪化粧で白く輝いていた。隣りにはスーパーがあり、これまた便利だ。
ホテルのベランダからモンテ・ローザの眺め BreithornのCentrale4160mとOrientale4139m
12:30出かける。レストランを物色し、結局ホテルCastorのレストランに13:00入った。
野菜のディップ、バーニャカウダー9€は牡蠣味でとても濃厚、美味!
牛肉シチュー15€はポレンタがもひとつだった。
赤ワイン小ボトル9€はアオスタ産でイケました。エスプレッソ1€にコペルト1.5€で35.5€。水やパンも付いてきたし、とても満足。
シャンポリュックの教会とインフォメーション前
腹ごなしに散歩しよう。インフォメーション近くの標識にカスケードなんとかへ15分とある。
シャンポリュックから川の下流に向かって散歩
ホテル近くで見かけた黒猫一家
その方向へ歩いて行ったがどうも行きつけない。もどってきて教会へ入ったり黒猫を眺めたりする。
スーパーで水、紅茶、サンドイッチ、つまみ、ティッシュに葡萄と桃を買う。16:30くらいにホテルにもどった。
シャンポリュックで3泊したホテルDe Champoluc
7/22(水) Crestからハイキング 10AのLago della Rane往復 13BのCrest→Soussun→Alpe Ciocerio
6:30起床。室温24℃で快適な一夜だった。モーニングコーヒーを入れてモンテローザを眺める。
朝食は8:00からと遅い。シャンポリュックのリフトは昼休みが入るので行動が限定されるね。
朝食室へ行くと席が部屋番号で決められていた。
なんと隣りは日本人母娘、私とは逆順にアオスタ州を巡られるようだ。
朝食はゆで玉子(この日だけ!)ハムの質もよく、果物もあった。
9:00すぎに外出。隣りのロープウェイ乗り場でOstafaまで往復15€を購入。
シャンポリュックのリフト乗り場 Ostafaに着いた
Ostafaからの眺め
Ostafaは何もない所で、見晴らしもシャンポリュックは見えるものの山が迫っていて、モンテローザも見えない。だがここからハイキングする年配者もいた。
ゴンドラで下りて10:00すぎにCrest着。
Crestからの眺め
標識に従って10AのLago della Raneへ向かった。30分とある。
上がり坂なのでちょっと疲れたが10:40にLago della Rane着。ハイカーが多い。
しばらく湖を眺めたり、ちょっと高地へ上がってモンテ・ローザの端を見たりする。
仕事犬の活躍する牛追い作業を目にし、感心する。主人とワンコの信頼感がすごいね。
Lago della Rane
で、1h少ししてもときた道を引き返す。
隣室の母娘にも出会い、インフォでここを勧められたとのこと。
12:00ホテルレストランCreforneのテラス席へ。
ラルド12€とカポナータ7€にビール3€とエスプレッソ1.5€で23.5€のランチだ。どれも美味しくて完食。特にラルド(豚肉の背脂を熟成させたハム)は印象深い。
サービスで出された水はこのあたりの自然水とのこと。食べ終わる頃に、へんな風と雲が気になった。
トイレはコンクリート打ちっぱなしで、とてもスタイリッシュなホテルレストランだった。
13:22にCrestから13BのトレイルでSoussun45分へ向かう。
Crest下の趣ある集落
トレイル13B 雨宿り
14:00ころに雨が降り出して、ゴアテックスのジャケットとリュックカバーを装備し歩いたが、雨脚がひどくなって木の下で15分ほど雨宿りする。
14:30Soussunの小集落に着いた。なんとも素朴な佇まい。
家の軒下がトレイルになっていて、住民の声が聞こえた。
Soussunの鄙びた家々
14:56なんとかAlpe Ciocerioに着いた。この地についてはなんの標識もなかったけど、リフトの乗り継ぎ地点なのだ。
13Bのトレイルはマップではまっすぐだが、実際はアップダウンがあり、車道部分もあって歩きやすい方だろう。
ケーブルカーでFracheyに下りた。
雨の中バス停へ行くと、ちょうどミニバスが来た。なんと無料とのこと。ホテル近くの駐車場で下車。
スーパーでライスサラダ、水などを買い、16:00ころにホテルにもどった。
7/23(金) アンターニョへ
Antagnod
6:30起床でコーヒーブレイク。今日は曇りみたいだ。
8:00朝食へ。隣の母娘はラーゴ・ブルーへ行かれるとのこと。サン・ジャックから片道2hと私には無理な距離だ。
9:30出かける。インフォメーションヘ行き、ミニバスのタイムテーブルをもらい、明日のVerres行のバスの停留所について確認する。
ホテルすぐ前の停留所には停まらず、駐車場か教会前とのこと。一方通行なのね。
ミニバス赤ラインの停留所へ行く。10:00すぎにやってきたバスは小学生で満員だ。むりやり乗る。
10:20アンターニョ着。教会への石段を上ると観光客もチラホラいた。
バスを下りて教会へ
サン・マルティーノ教区教会、内部は古めいた宗教画がたくさんあり、なんといっても金色の木造祭壇がすばらしい。18Cのものらしい。
サン・マルティーノ教区内部の祭壇
アンターニョの家々
教会から石段を上がるとベランダから日本語が聞こえてきた。
なんと夏冬はアンターニョに住まわれているミラノ在住の画家と奥様。散歩していた父子連れはヴェネツィアからの声楽家4人家族だった。
画家の方にバルマスクなどについて質問。Casa Forteについては奥様が近所のイタリア人に聞いてくださった。バス停近くにあるらしい。
ちょうど行くところだったとバルマスクへの同行を誘われ、ごいっしょすることにした。
芸術家家族の大人4人と小中学生2人と犬のみやちゃんに私。
11:00ころ集落上の坂を登り始める。25分とあるが・・・。バルマスクへはトレイル106番となっていた。
コムーネは趣のある建物、リベッティ(??)の所有だったとか。
コムーネ(村役場) バルマスクへ
バルマスクへの道は上がりの連続、きついですわ。1人だったら途中でやめたかも。
例年だと緑が広がる場所が今年は茶色くなっているとのこと、やはり気温が高く水が不足しているのだろう。
元気いっぱいのみやちゃん 十字架の下で小休憩 2015年夏は花も枯れ気味
11:40ころバルマスクの集落に着く。大きな岩があって子供たちがクライミングの練習に使うようだ。
集落の端に聖堂記念堂があった。モンテ・ローザの眺めがいいというが、雲に覆われてよくわからなかった。残念。
バルマスクBarmascの集落 聖堂記念堂Madonna del Buon Soccorso
少し行くと駐車場があり、十字架はローマ法王(ポーランド出身)が来られた記念に立てられたらしい。
ローマ法王ミサ記念の十字架 Giuseppe Obertゆかりの家
12:00みなさまにお礼を言い、私は一人で下ることにした。
バス停前のKRAEMER THALでランチ。
この地方のスープ7€、マンマのパスタ8€は2つともチーズ攻めで残してしまった。
ビール2.5€にエスプレッソ1€、コペルト1.5€で計20€。
またしてもヘンな風が吹き、雨が心配でハイキングは中止だ。
14:12のバスでシャンポリュックへもどった。
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