2008年夏は、Tさんと北欧へ行くことにした。ここ何年かの候補地だ。
4月にフィヨルド中心のツアーに申し込んだが、人数不足で催行中止になった。
6月になってから別会社の10日間で4カ国周遊タイプで催行決定しているコースに加わることにした。
個人旅行も考えないではなかったが、ムンクとフィヨルド以外に特に目的もないので既成のツアーで十分かと。
個人手配で7月8月の欧系航空券と4ッ星クラスのホテルにまあまあの食事というと、40万円は越えるだろう。
移動の予約も自信がないし、たまにはツアーもラクチンでよいでしょう。
《スケジュール》
成田→ヘルシンキ→ストックホルム→ベルゲン→フィヨルド地区2泊→リレハンメル→(オスロ)→DFDS船中泊→コペンハーゲン→成田
という8泊10日だ。
久々のツアー参加だが、ほんとにお気楽。旅行代金さえ払えば、あとはいたれりつくせりのパンフが送付される。
航空券もホテルもすべておまかせだが、成田発着なので名古屋⇔東京は自分で手配だ。
名古屋→東京は会員バス、帰りは新幹線にする予定。
それに、旅行社推薦のホテルよりももっと低価格のホテルに前泊するので、これも自分で予約。
ハードタイプのスーツケースを使用。
毎日移動なので衣類などなにかと多くなる。
8月後半はけっこう涼しいらしいから、フリースやセーターも持っていくのだ。
情報収集
◆ ガイドブック 図書館で歩き方やワールドガイドを借り、ちょっと下調べ。ツアーだし買うまでないか。
◆ 各国の観光局などのHPで最低限の観光知識をメモ。
興味のある部分はプリントしたが、まあ自由時間はほとんどないので無駄になるだろう。
(「かもめ食堂」のロケカフェとかカウリスマキ経営の店など)
◆ ムンクについては美術本で予習。ムンクはドイツ表現主義に影響を及ぼしている。
ヴェレフキンもムンクに刺激を受けたようだ。
準備
スーツケースは16kgにもなってしまった。
連日ホテルがちがうので、衣類が多い。
雨の日も多そうなので、傘2本やレインコートなどが増える。寒さ対策の使い捨てカイロも。
いつもは持っていかない水500ml2本も持参。
成田空港まで宅配を頼んだので身軽に出発できる。
添乗員さんから電話があり、細かいアドバイスがあった。さすがにツアーの利点だ。
予想通り8月後半の北欧は気温が低くなってきているようだ。避暑になっていい。
Tさんとは成田空港集合だ。
では、出発!
ツアー終了
2008・8・24(日)無事に成田到着。京成電車とJRのぞみで帰名した。
ノルウェーは快晴続きで、フィヨルドの雄大さを実感した5日間だった。
ヘルシンキ、ストックホルム、コペンハーゲンとも雲の多い日もあったがおおむね好天だった。
帰る日のコペンハーゲンは雨。
参加メンバーはほんとに晴れ男と晴れ女のパワー満載だったのだ。
ツアー代その他 502350円
ツアー代 | 449000円 |
空港使用料 | 2040円 |
保安料 | 9060円 |
サーチャージ | 42250円 |
日本国内で 25020円 前泊ホテル代 4000円
交通費 高速バス4000円、JRのぞみ9480円、京成1810円、JR150円
スーツケース宅配 3200円
食費 2380円
北欧4国で 31270円
観光費 | 食費 | 土産 | チップ | 計 | |
フィンランド | 312円 | 1490円 | 8816円 | 10618円 | |
スウェーデン | 1586円 | 1980円 | 3566円 | ||
ノルウェー | 1469円 | 6622円 | 5458円 | 23円 | 13572円 |
デンマーク | 1691円 | 1823円 | 3514円 | ||
計 | 3367円 | 11783円 | 16097円 | 23円 | 31270円 |
ほぼ予想どおりの支出となった。
北欧は物価が高い。福祉のため税金が高いのでやむをえない。
なかでもノルウェーは一番高くて、ツアーの食事のビールは平均で1250円くらいだ。(350〜500ml)
◆航空会社 フィンランド航空はほぼ定刻運航だった。
食事はボリュームを押さえ気味。帰りはメインの選択不可だった(席順のため)。
個人モニターあるいはリモコンが故障している席があった。
かわりに新聞や雑誌などのサービスがあった。
ウォッカなどは有料。ビール&ワインは無料。
Norwegian Air Shuttleは飲食がすべて有料。
◆ホテル すべて★★★★ホテルを使用していて快適だった。バスタブ付きのツイン。
特に朝食はどのホテルも満足だった。空調も文句なし。
細かくいうと、せっけんとシャンプーリンスが同じボトルだとか、バスマットがない、とかあったが。
バレストランドのクビクネスと、ゲイランゲルのユニオンはフィヨルドの見える部屋で眺望よし。
ベルゲンのローゼンクランツは立地がよく、アイロンが気に入った。
ストックホルムのソレントゥーナは不便な立地だが部屋はセミスイート仕様でよかった。
◆ツアーでよかった点
参加者23名で、バスはゆったり座ることができた。
4首都では現地ガイドが付き、コンパクトに市内観光できた。現地在住の日本人で言葉も問題なし。
ノルウェーのフィヨルド地方では添乗員Nさんが観光案内プリントを配布してくれ、役立った。
オーディオガイドは雑音も入って、まあないよりましだが。
私たちは対象外だが、免税の手続きにも添乗員が案内同行してくれたようだ。
不満だった点 当然だが自由がきかないこと、観光場所が限定されていること。
これは再度個人旅行で観光すればよいだろう。街の様子はわかった。
フィンランドはバルト三国とからめ、コペンハーゲンは北ドイツと込みでいつか!
◆通貨について フィンランドはユーロなので問題ないが、あとの3カ国はそれぞれの通貨でめんどう。
成田の銀行で一括両替していった。2万弱。
細かく言えば、例えばスウェーデンクローネSKRは成田で19.8円。ストックホルムの王宮CCでは17.6円。
なので、クレジット払いの方がレートはよかった。
◆観光について
ノルウェーのフィヨルド観光はけっこう満足した。
ハダンゲルフィヨルドは車窓だったが美しさは実感できた。
ソグネフィヨルドは観光客が多くてちょっと集中できなかったかも。
ゲイランゲルフィヨルドは静かでゆっくり観光でき、よかった。
氷河や滝、絶景道なども印象深い。
ヘルシンキ、ストックホルム、コペンハーゲンの市内観光は、ツアーだとこんなものだろう。
◆物価について
とにかく高い。ツアーならば物価ストレスも多少は緩和されるかと思っていたが、それでも高かった。
日本の2倍以上はする感じだ。
これではノルウェーの自然を味わうべく個人で再訪しようにも難しい。