マルタ旅日記 2008

     1/22(火) 火曜日のTa'HagratとSkorba  午後はイムディーナへ

      わりと静かな夜だ。3:00に目が覚めまた寝る。
      6:00起床。天気はどうも雲が多いみたい。
      出窓からの眺めはなかなかよい。通勤の人たちが行きかう。
      7:30朝食室へ。欧系のカップルが3組いた。
      チーズ、ハム類、缶詰フルーツにりんご、パン、コーヒー、ジュースでまあ満足だ。(玉子料理は別料金である)
      この朝食室は5Fでテラスもあり眺めは最高!
      教会や城塞や港、船などダイナミックな光景が広がる。

      8:25七分袖Tシャツ、薄手のフリース、フィールドジャケットで外出。
      レセプションでバスターミナルへの行き方を聞き、地図ももらった。

      人がたくさん歩いてくる方向へそれとなく行くと、シティゲートがありターミナルだった。露天だ。
      バス案内所で5DAYチケットを買おうとたずねたが、バスの中で、とのことだった。
      切符の自販機もたくさんあるが、まだリラからユーロへの切り替えがされておらず、すべて使用不能だった。
      シティゲート脇のインフォメーションへも行ってみたが、8:00からではなくて9:00からだと。

      9:00の47番バスでタ・ハジュラット神殿跡へ向かう。
      ヒッピー風のカップルなど他に4人同行の人たちがいた。
      みんな1回使用のチケットを買っていた。
      私は5DAYSチケット11.65ユーロを購入。単なるレシートタイプでビニールに入れてくれた。
      バス料金は0.47〜0.58ユーロなので、とても元は取れない。でも小銭の心配をしなくてよい。

      バスは40分くらい乗って、Mgarrのドーム前に着いた。
      なかなか立派な教会だ。後で来よう。


タ・ハジュラット神殿跡へ

      少し道をもどり、タ・ハジュラットへたどりついた。この神殿跡は火曜日の9:30〜11:00のみの公開だ。
      フェンスで囲んだ敷地は狭いが、さすがに世界遺産だけあって、見学料は4.66ユーロする。
      プレハブのトイレもあった。

タ・ハジュラット神殿跡

神殿(大)のエントランス                石垣の上が回廊か?


マルタは南国なのだ

      大きい神殿と小さい神殿があったらしい。
      大のエントランスの石組みはなかなかすごい。
      後方は回廊になっていて、想像すると楽しい。
      サボテンやいろんな野の花が咲いている。
      遠くには城塞跡が見え、緑の中にビニールハウスも並んでいる。少し晴れてきたか。
      見学者は6名ほど。係員が説明してくれるが、私は自分のプリントでなんとかした。

      次のスコルパまで時間があるので、イムジャール(Mgarr)のドームを見学しよう。
      行くと30人くらいの団体も来ていてガイドが説明していた。
      祈りの後で内部を眺めていると、地元のおじいさんが英語でいろいろ案内してくれた。
      4人の天使がinterestingとか床がカラーラの大理石だとか。
      その他はグイド・レーニとかベルリーニという言葉だけが聞き取れたが、内容はわからない。
      親切なおじいさん、Thank You!


イムジャールMgarrの大聖堂

      町をふらついて犬の写真を撮り、猫には逃げられ、公園でちょっと休憩。
      
      11:20ころスコルパに向かって歩き始めた。
      来る途中にバスからスコルパへの標識を見かけていたが、いちおう歩いてきた地元婦人に聞いた。


スコルバ神殿への道には冬だというのに花がきれい

      スコルパ神殿跡は11:30〜13:00のオープン。やはり火曜のみ。
      タ・ハジュラットでの係員が受付していたので、閉めてからこちらに移動してきたようだ。
      ここも4.66ユーロ。
      だがスコルパ神殿跡は中央の石が残るだけで、想像のヒントになるものはほとんどない。
      いくら世界遺産とはいえこの状況でこのプライスは・・・・。
      発掘されたものはすべて博物館に収蔵されているようだ。10分で見学終了。
      あのヒッピーカップルはまだいた。熱心だ。


スコルバ神殿跡


イムジャールの町角

      12:00にMgarrを出たバスに途中から乗車し、ヴァレッタにもどった。
      リパブリック通りのLa Valleta Bar&Restaurantへ入る。
      地元の爺さんたちの溜まり場みたいだ。
      吹き抜けにはバルコニーがあり、なかなかいい雰囲気の店。
      セットメニュー8.15ユーロを頼んだ。
      グラスワイン(赤)とパンに兎ソースのスパゲティ、骨付き兎の煮込み(ポテトフライト温野菜)
      どうも客が味付けをするシステムみたいで、調味料がいっぱいテーブルに並んだ。
      エスプレッソも頼んで、端数はチップにし、9.5ユーロのランチだ。


ヴァレッタで兎づくしのランチ

      午後はイムディーナに行くことにし、インフォメーションをたずねた。
      お菓子ボリボリのおばさんがめんどうそうに対応。80番のバスが毎時20分だと。
      だが乗り場に行くと14時台は25分だった。
      停車していた81番のバスに乗り込む人がたくさんいて、運転手に聞くとイムディーナに行くという。
      チケットを見せて乗車し、14:15に発車した。

      背の低い水道橋がずっと続く道を走り、30分くらいのイムディーナあたりでてきとうに下車した。
      標識に従って歩く。
      ゲート正面は工事中だ。


イムディーナMdinaのメイン・ゲート(裏から)


      ヴィへーナ邸を写真だけ撮る。内部は博物館のようだが、時間的に難しい。
      イムディーナはヴァレッタの前に首都だっただけあり、しっかりした邸宅が並んでいる。
      静寂の町だと、なるほどそういう雰囲気だ。
      この季節なのに観光客が意外といる。東洋人の若者グループもいたが、日本人ではない。
      風が強くなってきた。

      大聖堂の左の建物は魅力的だった。ちょっとレッチェのバロック的エッセンス。


大聖堂の左隣の建物

      大聖堂博物館で共通チケット2.33ユーロを買い、大聖堂へ入った。
      臙脂のカーテンが印象的な格調高いカテドラルだ。
      ベネチアングラスのシャンデリア、天井は絵で埋め尽くされていた。


イムディーナの大聖堂

      博物館へも入った。
      知らない画家の絵画が多く、デューラーの版画が目玉。
      ここは神学校だったという。
      窓越しに見たキオストロが素敵だった。(蜂蜜色の壁に囲まれ、中央には緑の葉に赤い花びら)


イムディーナの町角

      保塁広場まで散策する。見晴らしがよい。
      向こうにはモスタの町が広がり、冬なのに緑も多い。
      空は荒れつつある。


モスタの町を遠望


   大聖堂方向         保塁広場から         農作業する人

      イムディーナのバスターミナル(そんなたいそうなものではない)へ行くと、数台のバスが停車していた。
      81番のボロバスが早く発車しそうだったので乗り込んだ。
      寒くなってきたし、少し疲れていたのでラバトの観光はあきらめる。
      16:37にバスは発車。振動が凄い!
      切りっぱなしの窓ガラスが自然に開いてくるので閉めるのに大忙し。
      17:00をまわってヴァレッタにもどってきた。

      ターミナルの売店で水500mlが0.47ユーロ。ホテルにもどる。
      夜はパンとクッキーですませた。


            ■ 今日のにゃんこ


イムディーナのヴィヘーナ邸前にいた美猫

      

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