ドイツからイタリアへ2013 11~12日目 ミュンヘン滞在
7/5(金) リーメンシュナイダーの傑作マリア像に再会
今日はザンガーハウゼンからミュンヘンに移動。途中でヴュルツブルクに寄ることにした。なにしろ6h30かかるので、中間点を入れないとモタない。
7:00に1Fの朝食室へ。部屋代35€なので朝食内容は期待していなかったが、果物がたくさんありけっこうよかった。
ゆで卵、ヨーグルトもいただき、満足。
ミニバーの水1€を支払い、鍵を返して9:15チェックアウト。ガス入りの250mlだが安く、全体的に感じのよいホテルだった。
駅前広場の売店で水を買うが、強ガスと弱ガスしかなく、ノンガスの水はないとのこと。弱いガス入り1.7€を購入。
8:38のエアフルト行きは2両編成でガラガラだ。停まる駅のホームや廃屋になっている駅舎の姿が哀しい。
かつては活気があっただろうに・・・。けっこう立派な煉瓦造りの建物が多いのだ。検札もなし。
9:44エアフルト着。ここは別世界に来た感じだ。
構内地下にはベーカリーがひしめき、その他の店もいろいろ入っている。ポリスが巡回していた。すっかり西側ですね。
トイレは0.7€。
10:25発のICEはまたしても15分遅れの表示。長距離は難しいのか、洪水被害の影響がまだあるのか、10:40に入ってきた。
とても混んでいる。ようやくなんとか座れた。荷物の置き場所に困る。
検札はすぐに来た。プリントした紙とクレジットカードを出す。
フルダに着くと隣の番線にICE535がまだいてくれて、なんとか乗ることができた。DBの遅延にも慣れたかな。ジタバタしてもはじまらないし。
この電車もほぼ満席だ。指定をとるかどうか思案のしどころだ。
12:28ヴュルツブルク着。
ロッカー3€にカートを入れる。外は蒸し暑い。気温も高そうだ。
近くのケバブ屋でケバブとコーラでランチ。
ヴュルツブルクの目的はマインフランケン博物館で、リーメンシュナイダーを再見することだけ。
歩くと、ずっと上がりだし、疲れそうなのでタクシーを利用した。10.5€。
マインフランケン博物館のチケットは、(別に見たくない)他の博物館のチケットと共通になっていて8€。個別に売ってもらいたいものだ。
(ハノーファーのヘレンハウゼン王宮庭園もグローサーガルテンは他の庭園との共通券だった!)
ヴュルツブルクのマインフランケン博物館
ここは以前にTさんと訪れたところ。マリア像にはっとさせられた印象があった。その後あちこちでリーメンシュナイダーを拝観したが、このマリア像はピカ一だと思う。
10号室がリーメンシュナイダーの部屋。たくさん作品がある。
やはりここのマリアは光っていた。角度によって印象がちがう。ノーフラッシュOKなので撮りまくりだ。満足。
表情といい、手の動きといい、布のラインといい、色彩といい、ほんとうにすばらしい!!! 身体の動きが伝わってくる。それに全体から発するこの憂い・・・。
リーメンシュナイダー作 Trauende Maria 1505年
あとはざっと見学。クラーナハが2枚あったか。
アルテマイン橋まで下りがキツい。観光客も多いし、暑いわ。
大聖堂に入り、リーメンシュナイダーらしき像を撮影。ちがうかな?
隣のノイミュンスター教会も見学する。壁に掲げられている聖母子像がきれいだった。
駅まで歩き、マックカフェで休憩。
16:31発のミュンヘン行きは定刻にやってきた。指定をとっていたワゴンはやたら暑い。エアコンの故障か。
隣の車両は涼しかったのですかさず移動。
金曜夕方のミュンヘン行だからと指定にしたが、しなくてもすいていた。読めませんね。
ミュンヘンまで2h30でトンネルが多かった。
19:00ミュンヘン着。
予約してあるウィンターズ・ミュンヘンは駅のすぐ横。ここは支払済み。
バウチャーを見せ、宿泊カードを書いていると、チャイニーズの男子が横入りしてくる。
ロビーはチャイニーズの若年女子であふれていた。
もらった2Fの狭い部屋(4畳半くらい)。西日がさすが、窓を開けると風が入る。シャワーはカーテン式。
洗面台はなぜか最初にお湯が出る。2泊だし、ガマンだ。
すぐに外出し、駅地下で水とジュースとパンを買ってもどった。
体調がすっきりしない。昨日は咳に痰。今日は鼻にきた。ツラいわ・・・。
7/6(土) レーゲンスブルクへ
いよいよドイツも正味今日1日だ。
ノドと鼻の調子は気になるところだが、予定どおりにレーゲンスブルクへ行くことにする。
7:00朝食へ。平日は6:30から。けっこう個人客も多くてにぎわっている。
内容は質はともかく、種類が多くてまあまあかな。マカロニサラダやメロン(小さな生ハム乗せ)など果物もあった。
8:40外出。良い天気で暑くなりそうだ。
駅の券売機でバイエルンチケットシングル22€を購入。デュッセルドルフあたりの28.5€より安い!
9:01発のプラハ行きはコンパートメント車両でとても混雑していた。
10:20レーゲンスブルク着。マキシミリアン通りをまっすぐ歩くと、世紀末的目を引く建物がいくつかあった。
コーンマルクト市場でシュパーゲル(白アスパラバス)を見かけた。まだあるじゃん。
大聖堂へ。すばらしいゴシック。見物人も多い。裏でも表でもツアーがいっぱい。
正面ファサードは左部分が工事中だ。レリーフがすばらしい。
中に入るとステンドグラスが華やか。聖ピーターの窓を探して撮影した。下にあるのは墓だろうか。
小さい中庭は昔吟遊詩人が詩を詠んだという、ナルホドそういう雰囲気あるかも。車椅子ばかりのツアー団体が来ていた。
レーゲンスブルク大聖堂 ファサードのレリーフ 大聖堂前の広場
ピーターの窓 墓? 大聖堂内部
11:40外に出てあたりの小路を散策。なかなかいい、レーゲンスブルク。
インフォメーションへ行くとたくさんの人で大忙しだ。棚にあるPRマップを取って出た。
ラートハウスの外席でメニューを見て聞いてみると、シュパーゲルはもう終わっていて料理にはないとのこと。残念。
ラートハウス南の路地とレコード店 ラートハウス前広場 石橋手前の塩の倉庫など
ならばと、川べりのソーセージ屋Historische Wurstkucheへ。12:30ころ、大混雑の中がんばって席を確保。一人だとなんとかもぐりこめる。
ビール3.5€とソーセージ8.4€とパン0.5€で12.4€のランチ。美味しかったし、雰囲気が最高。
石橋でアイスクリーム1€がデザートだ。
プラエトリアの門をくぐるとホテルの庭に出た。ここも大聖堂とつながっている。
午前中に電車でいっしょだった女性3人に出会った。地元の人かと思ったら観光客だったのね。
13:40Furslichs Scloss(トゥルン・ウント・タクシス城)に着き、ガイドツアー8.5€を申し込んだ。(ドイツ観光局のパンフレットにはエメラム宮殿と記載されていた)
14:00~と聞いていたが、随時開催する様子で13:50~の12人に入れてもらえた。
1hくらい英語のテープを聞きながら、ドイツ語のガイドツアーを終えた。撮影は禁止。
テレーザの白鳥のベッドがユニーク。あと、なんとエリザベートの肖像画があった。来たことがあるようだ。帰国後調べると、エリザベートの姉ヘレーネがトゥルン・ウント・タクシス家に嫁いでいたとわかった。
モザイクの柄合わせの床、シャンデリア、19世紀だからかそう古い感じがしなかった。
隣の教会は結婚式中で入れず。塔がよい。
聖エメラム教会 Furslichs Scloss
15:46の電車でミュンヘンにもどった。17:15着。
ホテルで休憩し、19:00再び外出。
駅構内のレストランでシャルドネと小海老のディナー。カメラをホテルに忘れていた。
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