ルッカの家並 グイニージの塔から
1/12(木) ピサ観光の1日
5:00シャワーを浴び、また寝た。
7:00起床。
7:30朝食へ。ここはハム、チーズ、玉子それに果物もある。★★★だけどね。コーヒーはまずかった。
このラ・パーチェは古びているが、バスタブ付きのツインをくれた。今回の旅行中この1泊だけがバスタブ付き!
エアコンが窓の下にあり、洗濯物もよく乾いた。
外は晴れている。
9:00ころチェックアウト。駅へ。
電車は動いているようだ。正常かどうかはわからない。 事前の調べでは、ショーペロの予定だったが。
自販機で明日あさってのチケットを買った。(ピサ・ロッソーレ駅発のもの)
ドォーモ方面へのバスがぜんぜんわからない。
ガイドブックには3番のバスとあるが、駅前ロータリーにその番号がない。
インフォメーションも見当たらないし・・・。
チケットはキオスクで2枚買った。
日本人の女の子2人といっしょに迷った。どうも1番のバスがドゥオーモ近くに行くようだ。
10時ころ、マニン広場にたどりついた。門をくぐると斜塔が・・・・!!
ホテル・グランド・ドゥオモを探して歩いた。
斜塔から右に入ってまもなくホテル発見。
当然時間が早いので、荷物のみ預かってもらった。ちゃんとレセプションの中にだ。
すぐに引き返して斜塔方向へ。けっこう観光客がいる。
斜塔の前にはいっしょのバスだった女の子2人がいた。料金が高いから登らないとのこと。そうだわ、15ユーロ!
私は天気がよければ上ると決めていたので、チケット売場へ。
待ち時間無しで、10:30に登れるようだ。
15ユーロをクレジットカードで支払った。ついでに、3箇所見学のチケット8ユーロも買っておいた。
荷物を預けなくてはいけないようだった。
が、私は小さいショルダーなので、ジャケットを上に着て見逃してもらった。
すぐに10:30になり、先頭で上り始めた。10人くらいだ。1月の平日の朝はすいているかも。
大理石の階段はまんなかが磨り減っていて、濡れていたら滑ること確実。
登るのはたいしたことはない。ただ、傾いているのでバランスをくずしそうになった。
手すりなどはないので壁にぶつかる程度。
あっというまに上へ出た。
カンパニーレとは鐘楼なので鐘はあるのだ、と再認識。
最上階からの眺めはすばらしい。
雪を頂いた山もきれい。
係員(監視員?)に山の名前を聞いたが、「アルピナ云々・・・」とのこと。メモはできないので(荷物は持っていないことになっている)残念だった。アオスタ方向で、トリノもそのへんかも。あそこでオリンピックなのね、来月は。
ピサの街並みも屋根瓦も茶色く美しい。
ほんと、天気に恵まれたベストの斜塔観光日和だ。
ピサのお決まり3点セット
ドゥオーモ 白く輝くファサード | ぴか一の観光名所 ピサの斜塔 | 洗礼堂 ここも彫刻がきれい |
ドゥオーモへ入って、ピサーノの説教壇やガリレオのランプを見学。
ファサードが白く美しい。清廉な乙女って印象だ。
洗礼堂へ。3箇所チケットを使用する。
ここにもピサーノの説教壇がある。彫刻が渋い。
なぜか観光客が入ってこない。
天井の方に上がれるようだったが、人もいないしやめておいた。
次にカンポサントへ。ここはすごかった。
フレスコ画の部屋もさることながら、回廊に並べられたローマ時代の彫刻や、レリーフ!!
魅力的なものがいくつもあった。
カンポサントの心魅かれる彫刻たち
中庭の眺めもよい。
フレスコ画の保存室には大きいのが3点あった。
カンポサントは予想してたより好みだったが、ここは凄く冷えた。手がかじかんでくるほどだ。
次はドゥオーモ付属美術館へ。ここはすいていた。
ピサーノの彫像とか、ドゥオーモのタイルとか、いろいろ展示されている。
中庭から斜塔が青空に美しい。
午前の観光は終了。3箇所チケットも使い切った。
12:30になり、レストランを探す。
斜塔の南側に数件あったが、決めかねてしばらく歩いた。
ホテル・グランド・ドゥオーモを通り過ぎてちょっと行くと、右側にI SANTIというオステリア発見。
ツーリストメニュー9.5とあったのでそれに決定。
プリモもセコンドも数点から選べる。ラザニアとアリスタを注文した。
ラザニアはとても美味しい。アリスタはまあハムみたいだったが、味はよかった。付け合せのポテトの揚げたのが、ローズマリー風味でとてもよかった。エスプレッソも飲んで、11.5ユーロ。12ユーロ払った。
13:00を過ぎるとどんどん混んできた。観光客もいたが地元の婦人警官のグループとかいろいろだった。
14:30近くに、グランド・ドゥオーモにチェックインした。
シングル、シャワー付き。冷蔵庫やセーフティも完備。
シャワーは上方固定、ボタボタ湯、へばりつくカーテンと三重苦だった。
15:00すぎに午後の観光へと部屋を出る。部屋の鍵がかからない。
出してあるものを全部カートに収納し、鍵をかけた。
カヴァリエーリ広場を通って、サン・マッテオ国立美術館へ。
シモーネ・マルティーニの祭壇画やフラ・アンジェリコの聖母子などがあった。
このサン・マッテォ国立美術館の建物は修道院だったということだが、めっちゃくちゃ冷えた。
ハンパじゃない。まったく冷凍庫の中にいるみたいだった。
手袋もはめ、カシミヤのマフラーで頬かむりをした。
もちろん、ホカロンがパンツの尻ポケットに入っている。
が、こんな部分的な暖房ではぜんぜん効果なしだ。
だって、外より寒いんだよ。
私だけではなく、他の人たちも震え上がっていた。
今回の旅行中の室内でベストの寒い建物だった!!
ピサのアルノ川あたり
ちょっと寒さに耐えられないので、日没前にホテルにもどることにした。
やっぱり冬の街歩きはつらいかも。
途中のバールでカプレーゼ2ユーロを購入。
トマトとチーズがいっぱいはさまっているワラジみたいなサンドイッチ。
ホテルの部屋でエアコンを入れ、休憩する。
19:30夕食。買ってきたわらじサンドが思いの他、美味だった。グレープジュースやチョコ菓子で満足。
1/13(金) ルッカ日帰り観光 40ユーロの罰金にショック!
グイニージの塔 下からの眺め
6:00起床。
7時過ぎに朝食へ。広い部屋。東洋系の団体が泊まっているようだ。
朝食内容は★★★★にしては、たいしたことない。パンも種類が少ないし、ハム・チーズ・ゆで卵といったところ。りんごがあるのはうれしい。赤いオレンジジュース、コーヒー。
8:30レセプションに行き、鍵のことを伝えて外出。 けっこう努力したが、外から鍵をかけれないのだ。
紙幣も細かくしてもらった。
外に出るとやはり寒い。
天気はすばらしく青空が広がっている。
斜塔近辺はもう観光客がいる。中国語の人たちも多い。
ピサ・ロッソーレ駅へたどりつくのに迷った。
乗りたい電車の発車時間8:55がすぎるかすぎないかに、ようやくホームへの入口を探し当てた。
無人駅みたいで駅舎はあるが、発車板表示もなく、どのホームがルッカ方向なのかも不明。
駅舎の一隅にバリデートの機械が目に入ったが、もう9:00になっているし、この駅からはたしてルッカに行けるのかどうか・・・・・。チケットは昨日ピサ・チェントラーレで買ってあったが。
そうこう悩んでいるうちに1本の電車が入ってきた。
乗ろうとしている人が1人いたので、駆け寄って聞いたら、ルッカに行く電車だったようだ。
やはり8:55発が遅れていたのだ。
一瞬バリデートしていないことが気になったが、ホームには機械がないし、さっきの駅舎まで数10mの距離がある。
えい、と乗車した。
ピサ・ロッソーレからルッカまで20分くらいだ。
しかし、こういう時にかぎって検札が来るのだ。それもルッカ到着の5分前。
言い訳は通用しない。
バリデートを忘れた罰金は40ユーロだった!
痛いが仕方がない。
9:20過ぎにルッカ駅に到着した。帰りの時刻をメモする。
城壁を抜けて、まずドゥオーモへ。
左入口上のレリーフをカメラにおさめ、中へ入った。
暗く荘厳な感じだ。
2ユーロでサグレスティアへ。有名らしい貴族女性の墓レリーフは白大理石が神秘的で美しい。
美女は死後も美しく記憶される。
中央左にきらびやかな礼拝堂があった。その中には素朴な木彫りのキリスト磔像があった。
毎日ドゥオーモを眺めているワン君
次はサン・ミケーレ・イン・フォロ教会へ。
このあたりは街の中心のようだ。以後、迷うと必ずここに出てきた。
サン・ミケーレ・イン・フォロ教会のファサードもすばらしい。
中にはフィリッピーノ・リッピの4聖人があり、色が鮮やかだった。
そして、グイニージの塔にたどりつき、4ユーロで登った。階段は整備されていて、簡単に登れた。
先客はカップルと男子高校生が3人いた。
塔の上には木が繁っているのがユニークだ。じっさい100年の樹齢とはね?
よく晴れているので、ほんと、見晴らしがすばらしい。
昨日、ピサの斜塔から見えた白い山々もいっそう輝いていた。
ルッカの街も屋根が美しい。教会の塔も目立つ。
12時すぎに塔から降りた。
次は、サン・フレディアーノ教会をめざした。
しかし、なぜがグルグル迷ってしまい、たどりついたは11:55!!
5分で午前の部は終りなのだ。
走り込んで、入口右の洗礼盤くらいを見学した。
外からはファサードのモザイクが金ぴかだが、その他はスッキリしている。
12:00をまわってランチのレストランを、ガイドブックに載っている店の前まで行った。
が、40ユーロの損失が頭をよぎりやめる。
近くのセルフレストランピッコロ・モンドへ入った。
ビールとトマトパスタとイカ&グリーンピースの煮込み、ソーセージとブロッコリーの煮物、カプチーノで13ユーロ。これで2000円近くはなっちゃうのだ。
味はまあまあか。
このセルフレストランも13:00くらいには満席だ。
ルッカの街を歩いていると、セールが始まっていることもあるが、とても人出が多い。
自転車の人も多い。けっこう人口密度が高いのかしら?
由緒ありげなバールや洋品店も目に付く。
なかなか魅力的な街だ。
ローマ遺跡跡の広場を抜け、グイニージ邸へ。
国立博物館なのだが、見学者は私一人だった。
展示内容もまああまりメジャーな作者のものがないためか、地味だ。
短時間で見学終了。
用水路沿いを歩いていたら、日本人の60代夫婦に出会い、ちょっと立ち話をした。
フィレンツェからバスで来られたそうだが、渋滞していて2時間半もかかったとのこと。バルセロナをまわって、鉄道でイタリア入りされたらしい。お話好きなお2人だった。
城壁を少し歩いた。道幅も広くてほとんど普通の道だが、けっこう雰囲気がある。
ルッカ駅へ。
ここのグレーの自販機はちょっと不安だったので、窓口の列に並んだ。5人くらい並んでいた。
15:10の電車は20分遅れると表示が出た。
15:25に入線したのは短い2両の車両。これがなかなか発車しない。
そして、15:40くらいになって、他の番線の列車に移れ、と駅員が言ってまわってきた。
1番線→6番線、荷物の大きい人なんてたいへん。
15:45にやっと発車し、16:15ころピサ中央駅に着いた。今回検札はなかった。
駅で明日の中央駅とロッソーレ駅の時刻を較べてメモする。
チケットはロッソーレから買ってあるので、中央駅で多少待ち時間があっても、この方がいいか。中央駅乗車だと、ドゥーモ近くからバスを利用しなきゃいけないし。
1番のバスでドォーモ西で下り、途中のバールでピザとカルツォーネ、レモンティ、水を買ってホテルにもどった。(このピザなどは美味しくなかった)
ホテルの部屋は鍵が開いたままだ。掃除は済んでいる。
朝の伝言は伝わっていないようだ。それとも本格的に鍵が壊れたのか?
まだ残っていた水もクローゼットの中に入れておいたのに、片づけられていた。
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