「24444」創作過程

リクエスト内容

ハテナの部屋・『温もり』の番外編、身体の変化あり&記憶喪失。



ボツにする筈が、ほやほや〜と思い浮かんだので書いてみました。ある程度の内容ならもう他で書いているので、少々我が儘放題な花梨で。
と言うよりも。
―――龍神の神子としての役目が終わった後の状態で、花梨が記憶喪失になったら―――
女房を始めとして、みんなに大切に扱われている。何の不便も不満も無くて、困る事も悲しむ事も無い。そんな状況で果たして頼忠に恋をするのだろうか、という疑問。頼忠は口下手無愛想で自己主張しないから、本当の良さに気付くまで時間が掛かる。まして、友人として会う男達も全員が優しくて親切で格好良い。その上、礼儀正しすぎて堅苦しい雰囲気の頼忠と違っておしゃべりも楽しいのだから。
恋心が発生する前の花梨ちゃんの頼忠に対する態度が冷たい。正直、読んだ人の反応が怖い。そう思っても、書きたかった。銀竜草自身が、頼忠の魅力に気付くのに時間が掛かったから。その時の感情の移り変わりを入れたかったから。


感想
やっぱり銀竜草の書く話は大雑把だ。記憶が無い花梨の頼忠に対する感情が変化していく過程を丁寧に書けない事が悲しくて悔しい。更に、期待して諦めた頼忠の感情の移り変わりや、花梨の態度の変化に戸惑う心理状況も雑すぎて、ため息ばかり出る。悩み苦しんだのは半端ではない。それでも、どうして書きたくて書きたくてしようが無くて。
この程度の作品にしか仕上げられませんでしたが、今の銀竜草に書ける最大限度を出し切ったつもりです。銀竜草が書きたかった事の一部でも伝わってくれれば良いな。そう祈ります。



※参考※

01・・・『温もり』の番外編、身体の変化あり&記憶喪失はC編の内容そのままだからボツ。
02・・・そのままだけど・・・あれは現代EDだった。京EDだとどうなるだろう?
03・・・C編は頼忠が記憶喪失。ならばこちらは花梨が記憶を失う。
  ・・・→身体の変化ありだから、龍神召還した時の身体への負担を精神に回す。
  ・・・→記憶を一時的に失う。
04・・・頼忠達の反応は?
  ・・・→身体の変化ありだと父親は誰かという疑問がある。頼忠が傍にいる理由も必要。
  ・・・→頼忠が花梨のお腹の子の父親だと宣言する。
05・・・記憶の無い花梨の反応は?
  ・・・→パニックでも良いけど、話が転がり難い。
  ・・・→周りがみんな優しい。親切。大切にしてくれる。困る事も不満も無い。だから、記憶が戻るまでのんびりしていよう。
  ・・・→それだけでは不自然。
  ・・・→ならば、記憶は戻ると泰継にでも断言して貰おう。
06・・・取り敢えず、こんな感じで書き出してみよう。
07・・・記憶の無い花梨だと、頼忠へは恋心が無い。
  ・・・→口下手、無愛想な頼忠では不満。
08・・・恋心発生するには?
  ・・・→頼忠の優しさに触れる。・・・陰で色々と気遣いをしている頼忠。
09・・・頼忠の心理はどう変化する?
  ・・・→花梨の記憶が無い。頼忠を厭う感情も無い。
  ・・・→貴女のお腹の子の父親は頼忠だと宣言。
  ・・・→期待。・・・頼忠を想う事は可能ですか?
  ・・・→だけど、二人の関係は説明出来ない。・・・花梨は不満そう。
  ・・・→花梨は七葉との方が仲が良い。
  ・・・→諦め。・・・振られる覚悟。
10・・・これだけだと解り難い。
  ・・・→七葉との会話を付け足そう。・・・頼忠の方だと書き辛い。だったら、花梨との会話を。
11・・・花梨が頼忠に恋心を自覚したら、どう考えるだろう?
  ・・・→頼忠は自分が嫌われていると思っている。花梨には他に好きな男がいると思っている。
  ・・・→その感情は、花梨を不安にさせる。
  ・・・→好きでも無い男とそう言う関係をしていたのか?そんなふしだらな女の子だったのか?
  ・・・→清廉潔白な頼忠には、自分は相応しくない。
12・・・どうしたら両想いになれるのか?
  ・・・→記憶が戻った時、記憶を失う前の自分を冷静に分析。
  ・・・→不安。
  ・・・→でも、そんな花梨でも頼忠は好きだったと理解する。
  ・・・→秘密の夜に感じていた愛されていると言う幸福感は勘違いではなかった。
  ・・・→素直になろうと決意。
13・・・12の内容を出産の時にしよう。
14・・・こんな感じで終章まで書く。
15・・・所々花梨の心理を丁寧に書く。
16・・・所々頼忠の心理を丁寧に書き、花梨の心理と合わせる。
17・・・終章に織姫と彦星の昔話を入れる。
  ・・・→二人の秘密の夜に何を話していたか?―――昔話、と言うのを付け加える。
18・・・全部最初から読み返す。
  ・・・→所々、言葉を直す。
19・・・課題出題者様へ連絡。・・・こういう内容で大丈夫ですか?
  ・・・→許可を頂けたようだ。キリリク作品に決定。
20・・・部分部分、日本語の手直し。文章の流れが自然になるように直す。
21・・・頼忠の優しさ、恋心を付け足す。
22・・・花梨の幼い頃の夢は素敵な王子様のお嫁さんになる事。
23・・・細かい部分を付け足す。
  ・・・→完成。


花梨終章E 頼忠終章E