私が買う気の無かった『遙か2』を予約したのは、天の青龍「源頼忠」のイラストを見て一目惚れしたため。当然、初めてのプレイは「頼忠」狙いでした。
だけれど、「死に場所」を探しているその考えに苛立ち、大切な恋第4段階目を失敗したせいで、大嫌いになりました。スチル集めをしている間に幸鷹がお気に入りとなり。パソコン版のおまけイベントで勝真がお気に入りとなり。8股・11股目指しているうちに何度も頼忠とのイベントを見て、少しづつ頼忠を理解出来るようになり。
で。
かなりの月日の後、頼忠がお気に入りとなりました。でも、好きになるまで凄かった!何事にも冷めている私を、パソコン画面に向かって喜怒哀楽を露わにさせた唯一のキャラクター。そして、色々な想像、妄想を巡らさせた人・・・・・・・・・。
花梨の前向きすぎる言動に違和感を覚えて書いた『ながらへば・・・・・・』。
これの続きを書きたいと思ったのは、頼忠に対する私の激しい感情の移り変わりがあったからです。花梨の言動に不自然なところが多多あるのも、私の感情が絡み合ってしまっている為です。そして、頼忠をはじめとして、八葉のやけに物分りの良い不自然な言動は、私の理想、願望が混じっています。こんな風に感じた人もいるのか・・・と、広い心で読んで下さる事を願います。
ゲームをプレイして、京EDを見ていて違和感がありました。
好きな人がいる、ただそれだけの理由で全てを捨てられるのか?この「京」に住む事に不安はないのか?と。住む場所は?星の一族に大きな負担をかけさせ続けるのか?莫大な金が掛かるのに?一人で出掛ける事さえ出来ないし、女房達が周りをうろついている、プライバシーというものが無い生活。静かだけど刺激の無い退屈な日々。お風呂とか食事とか、自由にはならない。冷房暖房器具も無い、着る物は・・・・・・窮屈で動きづらいもの。
・・・・・・・・・私には耐えられないっ!!
そして、現代EDの場合。
神子と両想いにならない限り、幸鷹って現代に戻らないの?という疑問。いくらこの世界の母に「恩」「愛情」があると言っても、本当の、自分がいるべき場所。愛する家族。さよならを言う事が出来るこの世界の母に対して、突然愛する息子を失った親をそのまま放っておく事が出来るのか?
なにより。
天真と詩紋がいる「遙か」と違って、誰一人知っている「男」がいない「遙か2」では、お持ち帰りした八葉が気の毒、と思ったのだわ。好きな女の子の後を追って・・・と、もの凄い覚悟をしているとは言え、色々と教えて、支えてくれる「友人」がいてくれたらって。神子の心の負担も軽くなるだろうし。
「ネオロマンス」という、夢のあるゲームを楽しみながらも、常に現実的で冷静な思考をしている私です。
あちこちのサイト様で、ゲームのストーリーに沿った連載をしているのを見かけます。私が同じ事をやっても文才の無さで虚しくなるだけ。だから、連載ではなく連作と言う形にして、イベントを全て排除しました。ゲームをプレイしていない人、頼忠、幸鷹のイベントを消化してない人にとっては意味不明な内容となってしまいましたが、ここに来る人でそう言う人はいないだろうと思います。もしいましたら、謝罪致します。御免なさい。
長々と続いた連作を最後まで読んで下さり、有難う御座います。
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