GAMBANNA観戦記1996(No.4)


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1996Jリーグ(後半戦)


96/11/09
第30節 対ジェフ ● 2−1 万博 8090

ガンバ 1−1
1−0
ジェフ
▽得点者
前半38分  礒貝(C)
前半39分 城(C:H) アシスト:マスロバル(R:CK)
後半45分 ヒルハウス(PK)

▽警告
【G】平岡@、ツベイバB、實好@
【J】五十嵐A

▽主審:辺見
【ガンバ】

GK 本並
DF 島田
DF ツベイバ
DF 實好
MF 平岡
MF スクリーニャ
MF 森下
   松山(後43分)
MF 今藤
MF 礒貝
   小島(後25分)
FW 松波
   松山(後1分)
FW ヒルハウス
【ジェフ】

GK 下川
DF 五十嵐
DF 真中
DF 鈴木
DF 江尻
MF ボス
MF 野々村
MF 新村
   廣山(後27分)
MF ハシェック
MF マスロバル
FW 城

今期最終戦、礒貝・松波が先発で出場。

開始早々、左サイドからヒルハウスがGK下川と1対1のチャンスを作るがシュートはGK正面へ。
そして、ヒルハウスが今度はペナルティエリア外にまで出てきた下川とまたしても1対1、当然GKは手がつかえず大きなチャンス。しかし、ヒルハウスのキープボールを下川が足でかっさらいチャンスを逃す。GKに足で負けるなよヒルハウス。
さらに前半21分、またまたヒルハウスと下川の1対1の場面、またしてもシュートはGK正面へ。

25分には左サイドの平岡のクロスに、中央でヒルハウスがヘッドで合わせるが、ボールがクロスバーの上へ。

そして34分、本並のゴールキックから中央でヒルハウスがヘッドでダイレクトに前線の松波に送る。これを鈴木を背負いながら、胸でワントラップした松波のポストプレーから絶妙のスルーがジェフ守備の裏に抜ける。江尻を外から回り込んでかわした礒貝が、GKと1対1となり確実に逆サイドのサイドネットに決め先制。
ヒルハウスと違い着実に決めてくれる、さすが礒貝。

しかしリスタート直後のマスロバルの右CKから、實好が押さえ切れなかった城に同点弾を許してしまう。

44分にはジェフFKをツベイバがあわやオウンゴールのヘッドでのクリアを見せる。

後半いまいち体の切れがなかった松波に代え松山を入れ、礒貝をトップの上げる。
この松山起用は見事に当たり、14分には左サイドの礒貝から逆サイドの松山へクロスが渡るが、松山はヘッドのタイミングを合わせられず。さらに24分にも同じ場面にまたタイミングを合わせられずチャンスを潰す。客席では松山選手の奥さんが回りにいる他の選手の家族に頭を下げて謝っている。身内ならではの光景だ。

25分、動きの衰えた礒貝に代え小島を入れる。
26分、ジェフは新村に代え右サイドに広山を入れ、ガンバの左を警戒する。

31分、森下の右CKに小島がヘッドで合わせるがゴールならず。
35分、前半と同様の左サイドの平岡のセンタリングに松山がヘッドで合わせるが、わずかの差で合わせられず。

終了間際の44分、左サイドをDFをかわしスピードで抜けた小島が、下川に倒されPKを得る。これをヒルハウスが決め決勝点となる。

今日の前半2列目にいた礒貝の動きは良かった。
ヒルハウス・松山のゴール前の動きに正確性があればもっと楽に試合が出来たのに。
宮本・バブンスキーがいないので守備面の心配をしていたが、今日のガンバはこれまでになく安定した守備を見せていた。

ホーム戦勝ち越し、12位で今期終了。

礒貝のコメント:
「いろんな意味の最後だから、1点ぐらいとっておかないとね」

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96/11/06
第29節 対ベルマーレ  0−2 平塚 6335

ベルマーレ 1−0
1−0
ガンバ
▽得点者
前半8分  【G】OWN GOAL
後半43分 野口(C:H) アシスト:ベッチーニョ(L)

▽警告
【G】宮本B、バブンスキーB
【B】高田@、名良橋A

▽主審:砂川
【ベルマーレ】

GK 小島
DF 名良橋
DF 宮沢
DF 田坂
DF 高田
   山本(後36分)
MF 岩本
MF 中田
MF 原崎
MF ベッチーニョ
FW アウミール
FW 野口
【ガンバ】

GK 本並
DF 宮本
DF ツベイバ
DF 實好
MF 木場
MF バブンスキー
   松波(後1分)
MF 加藤
   森下(前28分)
MF 今藤
MF 礒貝
MF 松山
   小島(後35分)
FW ヒルハウス

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96/11/02
第28節 対ヴェルディ  1−3 万博 12431

ガンバ 0−0
1−3
ヴェルディ
▽得点者
後半8分 マグロン(C:H) アシスト:ビスマルク(R:CK)
後半15分 小島(C)
後半21分 マグロン(C:H)
後半41分 三浦知(C) アシスト:ビスマルク(C)

▽警告
【G】平岡B、松波@、辛島@
【V】菊池利@

▽主審:モットラム
【ガンバ】

GK 岡中
   本並(後8分)
DF 辛島
DF バブンスキー
DF 實好
MF 平岡
MF 加藤
   森下(後1分)
MF 木場
   小島(後11分)
MF 今藤
MF スクリーニャ
FW 松波
FW ヒルハウス
【ヴェルディ】

GK 菊池新
DF 菊池利
DF アルジェウ
DF 林
DF 中村
MF 三浦泰
MF ビスマルク
MF 北澤
MF 渡辺
MF マグロン
FW 三浦知

またしてもキャプテンマークは辛島の腕に、おいおい大丈夫か?
辛島・スクリーニャをまだ使うかクゼ監督。

前半4分、中央のバブンスキーから左オープンスペースに抜けたスクリーニャに縦パスが通り絶好のチャンス、しかしスクリーニャはサイドを突っ込まず、味方の出を待つようにスローなドリブル、そんなことしてたら敵も戻ってくるのがわからんか。

26分、平岡のクロスに松波がヘッドするがだめ。

35分、ヴェルディの左サイドからの速いセンタリングに足を合わせられず、ゴール前でスルーする辛島、かろうじてマグロンには合わなかったが、危ない辛島のプレー。
悪い予感が・・・。

38分、右サイドの木場から中央今藤がシュートをうかがいながらドリブルするがシュート出来ず左の平岡へ、平岡のシュートをGKが弾くが詰めが遅く得点出来ず。

43分、ガンバゴール前へのクロスにカズと競り合った辛島がポジション悪く、カズの頭でゴール前に落とされてしまう。これにもマグロンにわずかの差で合わず助かる。早く辛島をなんとかしてくれ。

スクリーニャのCKはことごとくミスキック、頼むから誰か他の選手が蹴ってくれ。

後半、加藤に代え森下を投入、縦へのドリブル突破を図る。

後半8分、直前のプレーで負傷したのか岡中を本並に代える。しかし、この交代のタイミングが悪く、ヴェルディの右CK時となってしまう。出てきた本並は逆光に眩しそうにしている矢先、ビスマルクの右CKからマグロンに決められる。
このGKの交代は本当に必要だったのか?痛そうにはしてなかったが岡中が本当に負傷していれば別。

11分、木場に代え小島を入れる。
直後の15分、ゴール前混戦からヒルハウスがシュートするが相手DFの跳ね返され、さらに松波がシュートするがこれもヴェルディ選手に当たり、3度目の正直で小島が押し込みJ初ゴールで同点に追いつく。
これでやっと客席は盛り上がる。

しかし21分、ヴェルディ右サイドをスピードで持ち込んだ渡辺にガンバDFが2人でコーナーに追い詰めるが足元からパスを通され、ビスマルクのクロスに逆サイドのカズがヘッド、これは本並が弾きゴールポストに跳ね返るが、中央からまたしてもマグロンに決められる。

1点とって追いつこうという盛り上がりに不安が的中。
極めつけの41分、カズマークに辛島だけを残して全員あがっていたところで中央にボールが出る。これを辛島が幼稚なプレーで押さえ切れずカズが一人でGKと1対1を決め勝負を決する。

レベルの低いプレーにはもううんざり、何試合それで落としたことか。
そんな選手をいつまでリーグ戦で使うのか。
来期を見据えた選手起用と言いながらクゼの選手起用にも先がまるで見えない。

クゼのコメント:
「我々は指導を怠っていない、選手は皆同じレベルで止まっている、能力の問題だ」
「強いリーダーシップを持った選手の補強は必要、今の礒貝ではそれになりえない」

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96/10/30
第27節 対パープルサンガ  1−2 西京極 7003

パープルサンガ 0−0
2−1
ガンバ
▽得点者
後半9分 スクリーニャ(C:H) アシスト:ヒルハウス(L)
後半17分 エジミウソン(C)
後半25分 野口(C:FK)

▽警告
【G】バブンスキーA、島田B、ヒルハウス@
【P】カルロスA

▽主審:田辺
【パープルサンガ】

GK 森下
DF 野口
DF 塩谷
DF カルロス
DF 井原
MF 本田
MF 大熊
MF 山口貴
MF アレシャンドレ
   永田(後19分)
FW エジミウソン
FW 藤吉
   大野(後35分)
【ガンバ】

GK 岡中
DF 島田
DF バブンスキー
DF 實好
MF 木場
MF 加藤
   海本(後28分)
MF 森下
MF スクリーニャ
MF 松山
   平岡(後31分)
FW 小島
   松波(後14分)
FW ヒルハウス

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96/10/26
第26節 対グランパス  0−3 西部緑地 13517

ガンバ 0−1
0−2
グランパス
▽得点者
前半38分 ストイコビッチ(C:H) アシスト:平野(L)
後半15分 望月(C) アシスト:平野(L)
後半18分 平野(C) アシスト:岡山(C)

▽警告
【G】バブンスキー@、島田A

▽主審:ソール
【ガンバ】

GK 本並
DF 島田
   礒貝(後22分)
DF バブンスキー
DF 實好
MF 木場
MF 森下
MF ツベイバ
MF 今藤
MF 松山
FW ムラデノビッチ
FW 小島
   松波(後34分)
【グランパス】

GK 伊藤裕
DF 西ヶ谷
DF 大岩
DF 飯島
DF トーレス
MF 岡山
MF デュリックス
MF 浅野
MF 平野
FW 望月
   森山(後34分)
FW ストイコビッチ
   喜名(後41分)

グランパスはピクシーが復帰。
ガンバは小島・ムラデンのツートップ。

前半からグランパスの速いチェックに中盤から前へなかなか出せない。
ほどんどガンバ陣内で試合が進み、主導権は完全にグランパス。
幾度か両サイドからムラデンがクロスを入れるが、合わせる選手がおらず。

前半35分、ガンバ右のショートコーナーから森下が逆サイドの島田へクロスを入れ、ゴール前への速いシュート?はゴール前をスルーし逆サイドでゴールラインを割る。
ゴール前にはガンバ選手が4人もいたが、中央から飛び込む選手は誰もおらず。スキラッチがガンバにいたら1点ものだった。
前半のチャンスはこれだけ。

38分、グランパス左CKのクリアボールを左サイドで拾った平野がヒールでピクシーへ、シュートコースーを伺いシュート、本並の手を弾いてゴールに決める。
強烈だったとはいえ、手に当てたボールを止められないとはだめだぞ、本並。

後半15分、グランパス左サイドから平野の速いセンタリングに望月が實好を背負いながら個人技でかわしシュートを決める。

18分、中央バブンスキーをかわしたトーレスから左の岡山へ、島田を引き付けヒールで後方の平野へパス、ダイレクトでゴール右隅に決められる。

22分には島田に代え礒貝を入れる。
23分、礒貝ワンタッチ目のボールを左オープンスペースに抜けた木場に絶妙のスルーを出す。木場がインサイドで確実にシュートするがゴールマウスはとらえられず。おしい!

29分、礒貝の左CKに松山がGK伊藤に競り勝ちヘッド、おしくもゴールポストを叩くが、跳ね返ったボールがゴール前のバブンスキーの足元へ落ちる。しかし、ゴール方向に当てるだけで1点とれた絶好のチャンスにクリアしたようなミスキックで横に蹴ってしまう。ほんとにおしい!

34分には小島に代え松波登場するが、グランパスは余裕でピクシーを下げる。

今日の小島はまったくチャンスに絡むことなく、ただ走っているだけ。
できれば礒貝の投入が0−1の段階だったら、と考えてしまう。
グランパスとの力の差は歴然としていた。

クゼのコメント:
「相手はコンパクトなサッカーで攻撃が難しかった、選手の質が違うのかもしれない」
「これからは若手をドンドン起用していく」

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96/10/19
第25節 対サンフレッチェ  0−2 愛媛総合 7202

サンフレッチェ 0−0
2−0
ガンバ
▽得点者
後半6分 盧(C:FK)
後半11分 ハウストラ(C:FK)

▽警告
【G】島田@、ヒルハウスB、加藤@

▽主審:柿花
【サンフレッチェ】

GK 河野
DF 柳本
DF 内藤
DF 小島
MF 桑原
MF 路木
MF 森保
MF 吉田
FW 盧
FW 高木
FW ハウストラ
【ガンバ】

GK 本並
DF 島田
DF バブンスキー
DF 實好
MF 木場
MF 加藤
MF 森下
   海本(後39分)
MF ムラデノビッチ
MF 今藤
FW 小島
   松波(後23分)
FW ヒルハウス

カメレオン男リーチの今藤が待望の背番号9で登場し、残るはキーパーの1番のみ。
ルーキー小島は背番号10で登場。

前半、ガンバは両サイドをうまく使いガンバペースで試合は展開。
8分、小島が後方からのパスを中央で受け、マークに付いている柳本をかわし持ち込みシュート、しかしボールはクロスバーを越える。

31分、サンフレッチェ右サイドを盧が切り込み逆サイドの高木にセンタリング、高木が中央のハウストラに落とし、ハウストラがダイレクトボレーでシュートするが、本並が良く反応し好セーブで逃れる。

33分、サンフレッチェのパスミスから森下が右サイド前線へスルーパス、柳本のトラップを小島がスピードで奪い中央へセンタリング、中央のムラデン前をスルーし、左サイドで森保とつかみ合いしながら上がったヒルハウスがシュートするが、ボールはわずかにゴール右へきれる。

37分、左サイド切り込んだヒルハウスの速いセンタリングに、柳本のマークが離れ中央走り込んだ小島が押し込むが、ボールがゴールマウス上空へ。これは決めないと・・・。

前半はガンバが押していたが、決定的チャンスはサンフレッチェにあった。 どうも攻撃時の回りのフォローが出来ていない。

後半に入ると、サンフレッチェはリベロの森保が機能しだし、攻撃では高木の頭を有効に使いだす。

後半6分、クリアボールを拾おうとした今藤を高木が後方から押し倒す。なのに主審のジャッジはガンバのファウル、このサンフレッチェのFKがガンバの壁に当たり、角度が変わりゴール右隅に決まる。
これで、ガンバ側はベンチを含めエキサイトしだす。

10分、盧が中央で島田をドリブルでかわしうまくファウルをとる。
11分、このFKのチャンスに盧が打つと見せかけてハウストラが左足でキック、ボールは弧を描きゴール右ポストに当たりゴールに決まる。

その後ガンバはバブンスキーとDH加藤をポジションチェンジし、攻撃的に出る。

以降も主審のジャッジは少し不可解。
両チームの監督が審判に抗議を繰り返す。

19分には、抗議していたコンシリアコーチが退場処分を受ける。

23分、ガンバは疲れの見えた小島に代え松波を投入。

27分、後方からのボールに中央のバブンスキーがヘッド→右足→ヘッドのリフティングからゴール前のヒルハウスの足元に落とし、ヒルハウスが右足でシュート。しかしボールは左ポストに当たりサイドを割る。右足だったとはいえこれも決めないと。

39分には、森下に代え海本を投入、しかしサンフレッチェの守りは崩せず。

やはり苦手なサンフレッチェの守りは今日も崩せずに終わった。
進歩がないという事か。これを崩していかないとAクラス入りは不可能。

しかし、大した内容でもない試合を荒れさせたのは明らかに主審のジャッジが原因。
ちなみに今日の主審は柿花主審。

退場となったコンシリアコーチは2試合の出場停止。

今藤のコメント:
「前半に点が取れなかったから、嫌な感じがした」
「ただ歩いていただけ」

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96/10/16
第24節 対レッズ ● 1−0 万博 5254

ガンバ 0−0
0−0
------
1−0
レッズ
▽得点者
延前3分 ヒルハウス(C) アシスト:實好(L)

▽警告
【G】松山B

▽主審:小幡
【ガンバ】

GK 本並
DF 辛島
DF バブンスキー
DF 實好
MF 木場
MF 森下
MF ツベイバ
MF 加藤
MF 松山
FW 小島
   松波(延前1分)
FW ヒルハウス
【レッズ】

GK 田北
DF 内舘
DF 田口
DF ブッフバルト
MF ニールセン
MF 堀
MF 山田
MF バイン
MF 福永
FW 岡野
FW 大柴

長髪を後ろで束ね、顎髭を貯えた本並に、スポーツ刈りにした辛島。
金髪礒貝に影響されたか。

バインマークにはJデビューの加藤、初スタメンの小島・ヒルハウスがトップに入る。

開始早々から、レッズは勢いでガンバを圧倒、ガンバ自陣でゲームは進む。
しかし15分、ヒルハウスが左サイドをえぐりシュートを放つと、これを期に次第にガンバもエンジンがかかり互角となる。

ただ互角といっても、お互い中盤のパスミスが多くゲームの組み立てが出来ず、お互いが後方からの縦パス1本に終始する。

30分、中央ノーマークのDHツベイバがミドルシュートを放つが、ゴールマウスは捉えられず。

40分には、スピードを生かしブッフバルトをかわし右サイドをえぐった小島が、ゴール前に詰めたヒルハウスにマイナスの絶妙なセンタリング、これをシュートするがゴールマウス上空へ。おしい!

後半5分、右サイド森下→松山→森下と渡り中央の小島へ、小島から左サイド走り込んだ木場へスルーが通りダイレクトでセンタリング、このボールがGK田北の手に当たり松山のゴールチャンスとなる。しかし、松山のヘッドはジャストミートせず、ブッフバルトにクリアされる。
また松山のゴール前のチョンボ!

このクリアボールをツベイバが中央からミドルシュートするがボールはゴール上空へ。
ツベイバも再三ミドルシュートを放つが、打てば打つほどボールはゴールマウスから遠のいていく。
決定力が全然ない。この点はレッズも同様、3位だとはとても思えない。

延長前半3分、レッズ右サイドの攻撃をカットした實好が前線のヒルハウスへ出す。このボールをレッズ山田がクリアしきれずヒルハウスの足元へ。カウンターからヒルハウスが持ち込みVゴール。

1ヶ月ぶりの勝利。

久しぶりの本並、何か吹っ切れたように好セーブを連発。
レッズ野人コンビの付け入るスペースを与えなかった守備陣。

Jデビュー戦の加藤はバインにまったく仕事させず、守備面では満点。しかし、攻守の切り替えが出来ず攻撃面では赤点。
小島もスピードを生かしチャンスを作るが、相手のフィジカルコンタクトに簡単に潰れてしまう。
でも、失敗は多いが若い選手が走り回るのを見るのは気持ちがいい。

この日のクゼ監督は選手交代の気配すらなかった。
前節の交代采配を反省して、若い選手のミスには長い目で見て腰を据えたか。
しかし、これが結果的にはVゴールに結びついたと思う。
監督もやっと忍耐強くなったか。

ヒーローインタビューに『おおきに!』と答えるヒルハウス。
ほんとに今期限りなのか?残念だ。

クゼのコメント:
「今日は戦略どおりだ」
「若手の潜在能力も確かめられた」

本並のコメント:
「来季も残留するかは白紙、試合に出られる場所がほしい」

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96/10/05
第23節 対エスパルス  2−3 日本平 11046

エスパルス 0−1
2−1
------
0−0
1−0
ガンバ
▽得点者
前半44分 ヒルハウス(C:H) アシスト:ツベイバ(R)
後半4分 ヒルハウス(C) アシスト:ツベイバ(C)
後半34分 永井(C) アシスト:伊藤(L)
後半39分 伊東(C) アシスト:長谷川(C)
延後1分 向島(C) アシスト:伊藤(L)

▽警告
【G】ツベイバA、島田B
【S】安藤@、澤登A

▽主審:梅本
【エスパルス】

GK 真田
DF 斉藤
DF 安藤
DF 堀池
DF 森岡
   伊藤(後8分)
MF サントス
MF 大榎
MF 永井
MF 伊東
   向島(延前8分)
MF 澤登
FW 長谷川
【ガンバ】

GK 岡中
DF 平岡
DF 島田
DF バブンスキー
DF 實好
MF ツベイバ
MF 森下
   木場(後27分)
MF 宮本
MF 松山
FW 礒貝
   小島(延前6分)
FW ヒルハウス
   森岡(後27分)

礒貝・ヒルハウスのツートップにツベイバ・宮本がボランチ、森下がOHに入る。

開始早々から松山・森下が前線で精力的に動き、エスパルスの両サイドの上がりを押さえる。エスパルスは永井の縦の突破だけが危なかった。

25分過ぎ、左センターライン付近からツベイバがボールをキープ、森下から受けた礒貝がダイレクトで右足のアウトサイドに引っ掛けて、相手DF2人の裏を抜いたカーブぎみの絶妙なグラウンダーのクロスを入れ、ヒルハウスが突っ込むがほんのわずかの差でDFにクリアーされる。おしい!

30分、右サイドでボールをキープした礒貝が、相手DF3人をかわしシュートを放つがGK真田に弾かれる。礒貝絶好調!

前半終了間際、左サイドの礒貝からサントスをかわしサイドチェンジ、松山から右サイドのツベイバへ渡る。一度松山へのスルーをクリアされるが、再度ゴール前のヒルハウスへ絶妙なクロスを入れる。ヒルハウスが豪快にヘッドで決め先制。

後半4分、ガンバ自陣からの速攻、中央のツベイバから左のヒルハウスへ、ヒルハウスがペナルティエリアまで持ち込み、相手DFを右へ左へ揺さぶってシュート、GKの手をかすめ決める。

8分、エスパルス森岡に代えて伊藤を入れ、積極的に攻撃参加する。
このあたりから、ガンバは引きぎみの守備となり、エスパルスペースへと傾くが、森下のュートがゴールポストに跳ね返るというチャンスがあった。

27分、クゼは森下・ヒルハウスを下げ森岡・木場を入れ守りを固める?
しかし、ここから前線のキープ力がなくなりガンバ陣内での展開が多くなる。

34分、左サイドの伊藤が松山をかわし、バブンスキーの横から永井へスルー、永井がワンタッチボレーでシュートを決める。

37分、右サイド持ち込んだツベイバが放った豪快すぎるショートが、ファーポストに跳ね返りさらにニアーポストに跳ね返って戻ってくるという不運、豪快すぎた。

39分、長谷川のくさびから伊東がバブンスキーの股をぬいてかわしシュートを決め、同点となる。

延長前半8分、延長前半6分礒貝と代わって入った小島が木場のシュートをGKが弾いたところをオーバーヘッドシュートを披露するが、GKに阻止される。
さらにセンターサークル付近から速攻で、堀池と並んでドリブル50m走。ゴール前に先に着いたのは小島、しかし最後の切りかえしを慌ててシュートできず残念だったが、沸かせてくれるひろみちゃん。見ごたえ十分!

しかし延長後半1分、左の伊藤が島田・バブンスキーの裏へスルー、これを實好と競り合った長谷川の前をスルーし中央の向島がVゴールを決める。

ガンバ守備陣は、バブンスキーのポジショニングがやや前気味でいつもの調子ではなかったが、悪いということもなく、全体的に連携もとれていた。攻撃陣もツベイバの上がり、森下の縦のスピードを生かし、礒貝も最近になく好調だった。代わった小島も試合のリズムを変える働きをした。

敗因は早々に勝ちを意識したのか、早すぎる監督の選手交代のタイミングとしか言いようがない。

クゼのコメント:
「延長で負けて選手も落ち込む、腐るほどチャンスがあるのに決められない」
「リードを守るだけの経験がない」

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96/10/02
第22節 対ジュビロ  0−1 万博 5025

ガンバ 0−1
0−0
ジュビロ
▽得点者
前半15分 スキラッチ(C:H) アシスト:名波(C)

▽警告
【G】ヒルハウスA、島田A

▽主審:ペトロビッチ
【ガンバ】

GK 本並
DF 島田
DF バブンスキー
DF 實好
MF 平岡
   松波(後31分)
MF 森下
MF ムラデノビッチ
MF 今藤
   木場(前44分)
MF 松山
FW 森岡
   礒貝(後1分)
FW ヒルハウス
【ジュビロ】

GK ディド
DF 勝矢
DF 鈴木
DF 田中
MF 福西
MF 服部
MF 名波
MF ドゥンガ
MF 藤田
   古賀(後34分)
FW 中山
FW スキラッチ
   武田(後39分)

ツートップは森岡とヒルハウスに、新守護神岡中GK。

試合開始直後、バブンスキーの縦1本にジュビロ田中がトラップミスし、ゴール方向へボールが転がる。これに詰めたヒルハウスがシュートするが、ジャストミートせずゴール左に外れる。

ガンバは右サイドの松山が調子良く、再三ボールをキープしクロスを上げる。
しかし、ジュビロの深いディフェンスにカウンター速攻しかないガンバは、なかなか数的優位を作れず、すぐにジュビロ守備陣5〜6人にスペースを消される。

FW起用の森岡は足の遅さが目立ち、かなり後方から追いかけるジュビロDFにも追いつかれてしまい、前線でボールをキープ出来ない。

前半15分、スキラッチからドゥンガへ渡り、そこから中央で名波へ、その間にスキラッチはガンバDFのマークを外し、なにげなくゴール前ノーマークとなる。そこへ絶妙な縦パスがスキラッチの頭へ飛ぶ。岡中の出れない位置からのヘッドが決まり失点。

前半終了間際、これまで散々倒されていた今藤が、1度痛そうに足を抱えながら起きるが、再び倒れて動かなくなる。これを重視したペトロビッチ主審は、プレーを中断させる。近寄った選手がベンチにバツサインを送り、確認に行ったスタッフが救急車と叫ぶ。最初は骨折かと思ったが、まったく動かない。脳しんとうだったらしい。

後半金髪のゴールデンゲームメーカー礒貝が森岡に代わり登場。
ややガンバペースとなるが、前半同様得点チャンスは作れず。

後半ジュビロ守備を崩せたのは、2回。

バブンスキーから左の平岡へ、平岡から中央DFの裏へ走り込んだ礒貝へセンタリングでGKと1対1の場面のチャンス。しかし礒貝決められず。

31分には松波が平岡と交代。
40分頃、左サイドを切り込んだ森下がゴール前へ走り込む松波へ。この速いセンタリングが少し高めになってしまい、GKの前に走りこんだ松波に届かず。このボールがGKの前に低い弾道で来たら1点物だったのだが。

ジュビロはファネンブルグを欠いた影響が大きく、中盤からしか展開できない為いつもの強さは見られなかった。

クゼのコメント:
「サポーターも失望したと思うが、将来を見てほしいとしか言えない、来シーズンにつなげていく」
「うちにはJリーグのレベルに達していない選手がたくさんいる、力の差としかいいようがない」

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96/09/28
第21節 対フリューゲルス  2−3 三ッ沢 7035

フリューゲルス 2−0
0−2
------
1−0
ガンバ
▽得点者
前半21分 服部(C) アシスト:前園(C)
前半42分 エバイール(PK)
後半3分 ムラデノビッチ(C) アシスト:松波(C)
後半22分 島田(C)
延前12分 エバイール(C) アシスト:森山(R)

▽警告
【G】森下A、島田@
【F】森山A、服部A、森@

▽主審:モットラム
【フリューゲルス】

GK 森
DF 薩川
DF 大嶽
MF 森山
MF 山口
MF 三浦
MF 前園
MF サンパイオ
MF 久保山
   小泉(後34分)
MF エバイール
FW 服部
【ガンバ】

GK 岡中
DF 平岡
   木場(後43分)
DF 島田
DF バブンスキー
DF 實好
MF ムラデノビッチ
MF 森下
MF 今藤
   松波(後1分)
MF ツベイバ
FW 森岡
FW 海本
   松山(後1分)

スタメンは松波を外し、海本・森岡をFW、ツベイバをDHに入れた布陣。

前半は森岡がワントップぎみに海本が2列目のポジション。
しかし、フリューゲルスのツーバックをまったく崩せず、山口がどんどん上がってくる。これに対しガンバは防戦一方、前半30分までは殆ど自陣に釘付けとなる。

前半21分、右サイド今藤がドリブルから何を思ったのか、前が空いているにもかかわらず、後方の前園へ絶妙なパスを出す。なんなんだ、いったい。
その時点で3人対3人、前園はバブンスキーをかわし右から左へクロスした服部へ絶妙のスルーパス、あとはGKと1対1を決め先制。
前節のVゴールをアシストした森岡以上の失態。

42分、ゴール前で島田がサンパイオの足をひっかけPK。
エバイールが岡中にねばり勝ちしPKを決める。
前半で2点のビハインド。

後半早々、海本を松波、今藤を松山に変える。これがフリューゲルスのツーバックを大きく揺さぶり、前線にスペースがうまれる。

後半3分、森下の左CKからゴール前中央のムラデンとサンパイオを背負った松波がそろって2本の足でゴール。結果的には松波のアシスト、ムラデンのゴールとなる。
松波がサンパイオと競り合った時、ハンドと思ったが後でビデオで確認したら、ほんのわずかの差でさわっていなかった。危なかった。

これで勢いづいたガンバ、後半は前半とはうって変わって終始ガンバペース。

22分、左バブンスキーのFKのクリアボールを再びバブンスキーが拾いムラデンへ、左サイドムラデン・森下と渡ったボールをゴール前へセンタリング。松波とGK森が競って転ぶ。右から詰めた島田が服部と競り合い、カニはさみでボールを確保しゴールへ蹴りこむ。前半ではがんがえられなかった同点。森は主審に抗議するが逆にイエローカードをもらってしまう。

その後も終始ガンバ優位。
しかし、フリューゲルスは34分に久保山を小泉にかえ守りを増やす。
これ以降互角となる。

そして延長前半12分、フリューゲルス右サイドから森山が木場をかわしセンタリング、これをゴール前のエバイールがゴールを背にしワントラップし振り向きざまシュート。エバイール復活のVゴールとなる。

先発メンバーの布陣がまったく機能せず、初めて試みるようなフォーメーション。後半修正し同点にもちこみはするが結局Vゴール負けと、まったく前節同様のパターン。
クゼ監督の先発メンバーの起用に問題があるのではないか。この試合あれだけ松波が動けるのであればなぜスタメン、もしくは前半の早い段階で起用しなかったのか。前節はこの逆だったが・・・。

またしても、もったいない前半だった。

クゼのコメント:
「スペースがありながら、なぜ自分のボールを前園にやってしまうんだ」
「経験のある選手が少ない、ミスが多い、ゲームメーカーがいない」

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96/09/21
第20節 対マリノス  4−5 万博 7874

ガンバ 1−2
3−2
------
0−0
0−1
マリノス
▽得点者
前半1分 アコスタ(C) アシスト:三浦(L)
前半9分 松山(C)
前半34分 ビスコンティ(C) アシスト:三浦(C)
後半5分 ムラデノビッチ(C) アシスト:森岡(R)
後半12分 ビスコンティ(C) アシスト:三浦(R)
後半18分 小村(C:H) アシスト:ビスコンティ(R:CK)
後半30分 バブンスキー(C:FK)
後半38分 ムラデノビッチ(C:H) アシスト:木場(L)
延後12分 アコスタ(C) アシスト:ビスコンティ(L)

▽警告
【G】ヒルハウス@、森岡A、ムラデノビッチA、小島@
【M】ビスコンティ@

▽主審:田辺
【ガンバ】

GK 岡中
DF 木場
DF バブンスキー
DF 實好
DF 橋本
   海本(後23分)
MF 森下
MF ムラデノビッチ
MF 今藤
MF 松山
   小島(後36分)
FW 松波
   森岡(後1分)
FW ヒルハウス
【マリノス】

GK 中河
DF 鈴木健
DF 井原
DF 小村
MF 鈴木正
MF サパタ
MF 永山
MF 野田
MF ビスコンティ
FW アコスタ
FW 三浦
   上野(延前11分)

内容はともかく、試合展開は最高の試合でした。

点取り合戦は、開始早々1分、マリノスの三浦がガンバDFを背負ってのワンタッチで浮かせたボールをアコスタが胸でトラップし、振り向きざま豪快なシュートで幕開け。

しかし、ガンバは9分、森下のCKに合わせたムラデンのヘッドをゴール前の鈴木が体で止めるが、跳ね返ったボールを松山が押し込んで同点。

今度は34分、マリノスGKがセンターライン付近のアコスタへ。これをこの位置までアコスタをマークしに来ていた橋本の頭上を超えてアコスタ→三浦→ビスコンティとつながり2失点。
前半は、前線の松波が膝の故障かまったく動けないうえ、守備の連携もまったくだめ。

後半、松波の代え森岡を投入、やっとエンジン始動。
後半5分、ムラデンがペナルティエリア付近からドリブルから振り向きざまシュート。この目の覚める1発で再び同点。

・・・の興奮もさめぬ12分マリノスの縦への三浦・ビスコンティの連続ワンツーで再び失点。さらに18分マリノスCKに小村をノーマークにし、典型的なガンバのCKでの失点で2点差。

ここでクゼ監督は23分に鬼門の3番橋本に代え、高卒ルーキー海本を投入。試合の流れを変える。

そして、30分ペナルティエリア外のFKのチャンスになんとバブンスキーが芸術的30mの豪快なロングキックをゴール上隅に決め、ガンバ選手はもう一度目が覚める。

さらに、疲れの出始めた松山をまたまた高卒ルーキー小島を投入。一気にガンバペースへ。しかし、さすが新人というか最後の決めが消極的で得点できず。試合は延長へ。

延長では森岡を右サイドに移し、右サイドに空けたスペースに森岡が突入。何度もチャンスを作るが得点には至らず。

しかし、終了3分前、何とその森岡が何を血迷ったかマリノス選手にパス出し、そこから速攻でビスコンティ・アコスタとつながり試合終了。

負け試合というには残念。しかし、4点とっても勝てない守備が課題。
前半のアコスタを止められなかったCB橋本と中盤でのチェック不足が問題。

なぜ、膝の具合が悪いのかまったく動けない松波をセンパツで起用したのか。
前半は無駄な45分だった。

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96/09/14
第19節 対セレッソ ● 2−0 万博 7210

ガンバ 0−0
2−0
セレッソ
▽得点者
後半8分 松山(C:H) アシスト:宮本(R)
後半13分 松波(C) アシスト:松波(C)

▽警告
【G】森岡@
【M】グーガ@

▽主審:ペトロビッチ
【ガンバ】

GK 岡中
DF 宮本
DF バブンスキー
DF 實好
DF 島田
MF 森下
MF ムラデノビッチ
   木場(後38分)
MF 今藤
MF 松山
FW 松波
   森岡(後20分)
FW ヒルハウス
   礒貝(後13分)
【セレッソ】

GK ジルマール
DF 木澤
DF 川前
   村田(後40分)
DF 古賀
DF 塚本
MF 梶野
MF 米倉
MF 横山
   深川(後14分)
MF マノエル
FW グーガ
FW 西沢

前半は何度も右サイドをえぐられゴール前にほうり込まれたが、そこを無失点に終わったのはセレッソの決定力不足。しかし、塚本の強烈なミドルには目がさめた。

ガンバは松波が前線で走り回り、左サイドのヒルハウスからチャンスを作る。ムラデンがゴール前へ飛込んで幾度も得点チャンスがつくるが、わずかの差でずれる。

後半には右SBに入っている宮本が前へ押し上げ、2得点。

後半の礒貝登場後はセレッソ守備陣も引いて構えるようになり、ガンバの押せ押せムードになるが、得点出来る気はしない。
森岡はオリンピック後遺症かまだ体の切れもいまいち。
今藤は依然好調を持続している。

松山はまたまたゴール前で大ぼけをかましてくれました。
前半ヒルハウスの叩きつけるようなヘディングシュートをみごと右手でレシーブし、クロスバーに跳ね返し、その跳ね返りの絶好のゴールチャンスにもジルマールにヘッドでバックパス。さらに、松波ゴール直前にはシュート空振り、しかしこれがアシストとなった。悪運が強い。おまけにこの松波のゴールは完全なオフサイドポジション、たまたまセレッソ選手が1人サイドに残っていたラッキーなゴール。

試合中気になったのは試合開始前にオープニングで出てきた女子大生。
バックスタンドでボンボン振って人文字作って応援してました。
その前の席にはガンバボーイも周りにいた子ども達と一緒に応援。

松波のコメント:
「チームが点取れてなくて、その分期待されてたんで結果が出せてうれしい」
「使われる限りは100%力をだしきらなちゃいけない」
「これをきっかけに、まだ上位を狙っていきたい」

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96/09/07
第18節 対アビスパ  0−1 博多の森 6596

アビスパ 1−0
0−0
ガンバ
▽得点者
前半23分 【G】OWN GOAL

▽警告
【G】森下@
【A】中込@、石丸@、岩井B

▽主審:小幡
【アビスパ】

GK 塚本
DF 森
DF マジョール
DF 岩井
DF 中込
MF 梅山
MF 石丸
MF トログリオ
MF 其田
   宮村(後34分)
FW 上野
FW 山下
   藤本(後39分)
【ガンバ】

GK 岡中
DF 平岡
DF 辛島
   海本(後23分)
DF バブンスキー
DF 實好
MF スクリーニャ
MF 森下
MF 今藤
MF 松山
   森岡(後1分)
FW ムラデノビッチ
FW 礒貝

クゼのコメント:
「どうやって点を取るかというミーティングばかりを開いたのに、選手にそれを理解する能力がない」

礒貝のコメント:
「監督を信じてやっているつもりだけど」

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96/08/31
第17節 対アントラーズ  0−1 万博 8665

ガンバ 0−0
0−1
アントラーズ
▽得点者
後半12分 柳沢(C) アシスト:相馬(L)

▽警告
【A】マジーニョB

▽主審:モットラム
【ガンバ】

GK 岡中
DF 辛島
DF バブンスキー
DF 實好
MF 平岡
MF 森下
MF ムラデノビッチ
MF 今藤
MF 松山
   森岡(後22分)
FW 礒貝
   木場(後31分)
FW ヒルハウス
【アントラーズ】

GK 古川
DF 秋田
DF 奥野
DF 内藤
DF 相馬
MF ジョルジーニョ
MF 本田
MF ロドリゴ
MF 柳沢
FW マジーニョ
   増田(後30分)
FW 黒崎

善戦できたと言いましょうか。
形にならないアントラーズに対してガンバも当然形にならず、お互い相手の自滅待ちのような内容。

そんな状態の中で期待に応えて大ミスし試合を決定づけてくれたのは3番辛島。
右サイド切り込んだ相馬の何気ないセンタリングに目測誤って足出しすぎて、股抜きを演じてしまった。この見事なスルーから『まさか抜けてくるとは思わなかった』と言うルーキー柳沢にあっさり決められる。当然、マスコミはヒーロー柳沢誕生と大々的に取り上げた。

今藤は最近になく好調、後半には相手かわしながらの50mドリブルも披露。
しかし左SBの平岡の上がりがいまひとつ。アントラーズの右サイドは仕方ないか。

岡中のファインプレーはすばらしい、失点1は彼のおかげ。

後半30分頃からはバブンスキーが完全にDHの位置に上がるが得点出来ず。

もったいない1敗でした。

礒貝のコメント:
「全然だめ、ボールがフィットしていない、次は60分でもいいから内容を濃くしないと」

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96/08/28
第16節 対レイソル  0−1 柏 6093

レイソル 1−0
0−0
ガンバ
▽得点者
前半16分 石川(C:H) アシスト:酒井(R:CK)

▽警告
【G】松山A
【R】エジウソンA

▽主審:浜名
【レイソル】

GK 土肥
DF 森川
DF 石川
DF 渡辺
DF 片野坂
MF 下平
MF 伊達
MF 酒井
   大石(後32分)
MF 加藤
FW 柱谷
FW エジウソン
【ガンバ】

GK 岡中
DF 今藤
DF 辛島
DF バブンスキー
DF 實好
MF 平岡
MF 森下
MF ツベイバ
   森岡(後22分)
MF 宮本
   礒貝(後1分)
FW 松山
FW ヒルハウス

ムラデンがおらず、ヒルハウスと松山のツートップに、なんとツベイバ・宮本をボランチに据える。

これでは試合開始前から容易に無得点が想像でき、関心事はエジウソンを止められるか、となる。
しかし、エジウソンはバブンスキーが完全にシャットアウト。

後半早々には宮本を代え礒貝投入、しかし、ツートップの連携が悪くラストパスが繋がらず。さらに22分ツベイバに代え森岡を投入、ヒルハウス・森岡のツートップに据えるが代わった森岡の体調がいまいちで得点出来ず。

失点はお決まりのCKからのマーク不徹底から。
ふがいない敗戦でした。

クゼのコメント:
「守備の面では大きな問題はなかった、これから集中力を高めてやっていきたい」

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