このファイルでは、MRPCを利用する方法を説明します。

なお、MRPCは開発途中なため、携帯電話および、PCに不具合が発生する恐れがあります。

不具合、意見等ありましたら、お手数ですが、掲示板(http://www5f.biglobe.ne.jp/~g-gaizer/cgi-bin/bbs/yybbs.cgi)に報告をしていただけると助かります。

なお、報告の際には、お使いの携帯電話機種とMRPCのバージョン(起動直後に表示)を記入していただけると対処しやすくなりますので、ご協力をお願いします。

また、TOPページ(http://www5f.biglobe.ne.jp/~g-gaizer/)には新着情報や、不具合報告等を掲載しますので、こまめにチェックをお願いします。

 

 

本アプリケーションはポート8080を使用します。ファイアウォールやルーターを使用している場合はあらかじめポートを開いておいてください。なお、ポートは設定で変更することもできます。

 

それでは、設定方法の説明に入ります。

お使いの機種がドコモの場合、接続先をIPアドレスではなくホスト名で指定しなくてはなりません。

au、SoftBankは多分グローバルIPアドレスで大丈夫です。もちろんホスト名でも大丈夫です。

しかし、多くのプロバイダではグローバルIPアドレスはインターネット接続の都度変更されてしまうので、

au、SoftBankの場合でもホスト名を利用することをおすすめします。

ホスト名は”ダイナミックDNS”というサービスを利用することで、無料で取得することも出来ますので、あらかじめ取得しておいてください。

 

利用までの手順を大まかに説明すると以下のようになります。

1.PC用アプリケーションのダウンロード

2.PC用アプリケーションの設定

3.携帯電話の登録(クライアント制限を利用する場合のみ)

4.携帯電話アプリの設定

5.携帯電話から接続

 

それでは、手順を詳しく説明します。

1.PC用アプリケーションのダウンロード

TOPページ(http://www5f.biglobe.ne.jp/~g-gaizer/)よりPC用アプリケーションをダウンロードして適当なフォルダに保存します。

 

2.PC用アプリの設定

ダウンロードしたファイルはzip形式で圧縮されているので、解凍します。

解凍したフォルダに以下のフォルダおよびファイルがあることを確認します。

libフォルダ

imageフォルダ

httpフォルダ

confフォルダ

MRPC_Server.exe

readme.html

howto_d.html

howto_f.html

MRPCについて.txt

histry.txt

MRPC_Server.log

 

MRPC_Serverをダブルクリックで起動します。

メインウィンドウが表示されます。最小化ボタンや、タスクトレイのアイコンでウィンドウを隠すことも出来ます。

SERVER.JPG - 10,491BYTES

まず、設定ボタンをクリックします。

下のようなウィンドウが表示されます。

CONFIG.JPG - 14,505BYTES

パスワードには半角英数字および、-(ハイフン)、_(アンダーライン)のみ利用できます。

必ず1〜16文字で設定してください。

それ以外も入力できますが、正しく動作しない可能性があります。

 

次に、実行する機能を選択します。

・画面表示…チェックすると、携帯電話へPCの画面を表示できるようになります。

・マウス操作…チェックすると、携帯電話からPCのマウスを操作できるようになります。

・キーボード操作…チェックすると、携帯電話からEnterやBackSpaceなどのキーを入力できるようになります。

・テキスト入力…チェックすると、携帯電話からPCに文章を入力することが出来るようになります。

・接続制限…チェックすると、携帯電話の固体識別番号を登録し、登録された携帯電話以外から接続できなくなります。(セキュリティ強化のためにチェックを推奨

・接続方式…直接接続を選択します。

・サーバーポート…サーバーが利用するポートを設定できます。デフォルトは8080です。

 

接続制限を使用しない場合は4へ進んでください。

 

 

3.携帯電話の登録(接続制限を利用する場合のみ)

登録されたクライアントの横にある追加ボタンをクリックします。

下のようなウィンドウが開きます。

TOUROKU.JPG - 14,040BYTES

携帯電話で登録ページ(http://ホスト名:ポート番号/html/send_uid.html)を開きます。

表示されたウィンドウにあるQRコードを読み取ると、上記アドレスを簡単に入力できますので、

ホスト名と、ポート番号の部分を変更すると便利です。

登録ページが開いたら、接続先ホスト名を入力し、登録ボタンを押します。

 

うまく登録されると、クライアント登録ウィンドウが閉じ、元の画面に戻ります。

CONFIG2.JPG - 17,301BYTES

登録された携帯電話の固体識別番号が、赤枠内に表示されています。

複数の携帯電話を登録することも出来ます。

登録が完了したら、OKを押して終了します。

 

4.アプリの設定(DoCoMoの方は初回のみ)

メインウィンドウの「起動」ボタンを押します。

ステータスが起動中になったことを確認します。

設定ページ(http://ホスト名:サーバーポート番号/html/config.html)

CONFIG_PAGE2.JPG - 6,621BYTES(読み取り後、ホスト名と、ポート番号を環境に合わせて変更してください。)

を開きます。

以降、固体識別番号の送信確認画面が出た場合は、送信を押します。

2で設定したパスワードを入力し、送信を押します。

パスワードが正しければ設定ページが表示されます。

画面解像度にはPCの画面解像度を入力してください。間違った値を入力すると、正しく動作しません。(縦横を間違えないように注意

画面解像度はデスクトップ上を右クリックし、プロパティを開き、設定タブをクリックすることで調べられます。

画質は、携帯電話に表示する画面の画質を選択します。高画質になるほど画面は鮮明になりますが、データ量が多くなり、通信料が高額になります。また、表示が遅くなります。

マウスカーソルの移動量は携帯電話でマウス操作を行う際のポインタの移動量をドット単位で指定できます。

表示範囲移動のマージンはポインタが画面の端まで行き、表示範囲を移動する際に重なる部分の幅です。通常は変更する必要はありません。

設定が完了したら、保存ボタンを押します。

 

以上で設定は終了です。お疲れ様でした。

 

5.携帯電話から接続以降は、DoCoMoの方とau、SoftBankの方で操作が異なります。

DoCoMoの方はこちら

au、SoftBankの方はこちら


注1 グローバルIPアドレスはhttp://cgi13.plala.or.jp/hiro-mg3/ip.shtml等で調べることが出来ます。(リンク先サイトは当サイトとは関係ありません)

通常、グローバルIPアドレスはインターネットに接続するたびに、ランダムに割り当てられるので、

Dynamic DNSなどのサービスを利用するとよいでしょう。