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 廣瀬先生
2003年春。
札幌で廣瀬先生に巡り合ってからというもの、機会があるごとに先生を追い掛け回してきた私はたくさんの貴重な経験をさせていただいた。
この経験は、『食』の世界に身を置いて間もない私にとって更なる巡り合いをもたらし、次ぎえのステップUPにつながっている。

第1回フードコーディネーター仙台研修会事務局
食環境コーディネーター協会が主催する「ポワティエの味覚週間とパリのフード最前線視察」というフランス研修
仙台国際ホテルの桜井シェフによる『中華:もどき料理』の堪能
そして今回の正岡先生による薬菜料理集中講座

私にとってはどれもが初めての経験で、新たな刺激を受け情報源となっている。
特にもどき料理は、地元での展開にも関わらず先生からのご紹介により知りえた情報であり恥ずかしい限りではあるものの、まだ認知度は低く、県外の方がネット等で関心を寄せ、足を運ぶ事が多いらしい。とても見事な『もどき』で、食感と味、見た目は、言われなければわからない料理であった。誰もの意識の中にダイエットが潜む現代、中華でカロリー1/2〜1/3とは、生活習慣病を持つ人にとっては救世主的な満足感に生り得るお料理であった。

先生の所には、情報が集まる。たった1年の間に私は、仙台と東京という距離がある中でこんな素晴らしい経験をさせていただいている。もちろん、フードの最前線を走り続けている先生だからこそなのだが、それだけではないように思えてならない。ビジネス展開目的だけならもっと違う空気が漂うものである。
フードコーディネーター協会10周年パーティーの壇上で先生がおっしゃっていた『失われつつある日本の食文化をなんとか受け継いで行きたくて協会の立ち上げと運営に尽力してきた』というご挨拶。
先生が理事長を勤める学校法人誠心学園のパンフレットには『人を育てる』『心を育む』があちこちに散りばめられている。
お立場的に厳しい言葉を発する事の多い先生のようであるが、周りには笑顔があり、会話が弾む。暖かい空間と居心地の良さを感じるのは私だけではなさそうである。
やはり『母』なのかもしれない。日本の食文化を次世代に受け継いで行くべく努力をおしまない『母』的存在なのである。