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復活の淫魔衆 Brightia Plus 前編

F「祝!祭!発売日〜!」
A「……何の祭だよ?」
F「故郷で夏祭りがあるんだ」
A「関係ないだろ!知らないよそんなの!つーか、だったら帰れよ!」
F「それを口実に会社休んで、わざわざ買ってきたオレの苦労が判らんのか!?」
A「だから、お前の会社どーなってんだよ!?上司とかが見てたらどうするつもりだ!つーか、素直にいつも通り土曜日の行脚で買えばいいだろ!」
F「云ってなかったっけ?うちの会社の夏季休暇、8日から12日」
A「世間からずれてんのか」
F「だから、5日から休んでも実害なし。休み前だからすでに頭は夏休みモードだったしねー」
A「年中頭ン中で雪祭りやってるくせに。つーか、暑さで脳味噌蕩けたのか?」
F「というわけで、8月5日は『Plus』の発売日〜!コレはもぉ、国の祝日にすべきだな!」
A「他所の国でやれ、ンな寝言は!コマバ公国で!俺も行くから!」
F「ひとりで行け!」

F「まぁ、いつも通りのオープニングジョークはこれくらいにしておいて」
A「いや、いつもよりお前のテンション高いだろ……」
F「そんなわけで今回は、クロノス様の『Brightia Plus』の攻略ですー。僕ごときクォーターの雪男ずれがそんな大それたことをしでかしていいのかという感もあるが、精一杯やらせていただきます」
A「作ったの、東夷の倭人ずれだぞ?」
F「えーっと、基本的なストーリーは、以前出ていた『Brightia』と変わってないですが、いちおう念のため。主人公は天界の隅っこでのほほんしていた天使さんです。ある日、暇にあかせて魔界との門をつないでしまいます」
A「……あれ?主人公、天使だっけ」
F「うん?天使さん」
A「調教対象は?」
F「その門に仕掛けた罠に、引っかかった悪魔のお嬢さんズ。悪魔調伏が調教の口実……もとい、目的だね」
A「本音が見えたぞ」
F「ともあれ、悪魔のお嬢さん3+1人を調教していくゲームですな。リメイクされた『Plus』では、これに新キャラの、天使のお嬢さんが加わって、調教対象が5人に!」
A「新キャラ出してる暇があったら、はよ新作出せ」
F「ツッコミきつすぎだぞ、アキラ。オレが云うのはすでに末期症状だけど、過激な発言は慎みなさい。えーっと、簡単に説明していくと、最初から調教できるのは3名。闇色の翼を背中に負う、童顔巨乳のアナル娘、プラチナ」
A「のっけからお前のストライクゾーン直撃してないか?」
F「微妙にオフサイドだよ。続いて、ケダモノ系凶暴娘、チャームポイントは角と八重歯のライム」
A「……パターンから行くと、意外とお前が気に入ってる可能性があるな」
F「そうでもないけど?さらに(外見)最年長の処女淫魔、隠れめがね娘のソーン=スカーレット、略してスカー」
A「お気に入り、そっちか?」
F「んー、嫌いではないけど。遅れて4日めから調教対象になるのが、ネコ耳のダリア」
A「お前の食指がネコ耳とかウサ耳とかには動かないのは判ってるから、そいつはさておいて」
F「んで、調教対象とは別に、アイテム調達係の行商天使(真名不明)や、主人公の上司にあたるエオリアさん、小間使いのプライマル君などが登場。そして、新キャラの天使、メルティか」
A「女性陣、そろいもそろって巨乳なんですが」
F「なぜ敬語?まぁ、そーいうゲームだと思いましょう。とりあえず、キャラクターについては完全に流して。攻略に入るか」
A「ブロス系ないしそれっぽいシステムのADV以外となると、本格的に初めてじゃないか?できる?」
F「うん。とりあえず、ゲームを開始すると、状況説明がしばらくあってから、コマンド画面になる。ここで、悪魔を調教したり、悪魔とお話したりするんだけど」
A「ふんふん」
F「まずは、何も考えずに下表を実行」

行動
01日め悪魔を調教:ライム
正常位(1)
悪魔を調教:スカー
正常位(1)
悪魔を調教:プラチナ
正常位(1)
下界に降りる
ひとり
02日め役所に行く
その他:#7
下界に降りる
ひとり
書物に耽る
西:公爵家〜
書物に耽る
西:スライ〜
03日め役所に行く
書物:ダブラ〜
下界に降りる
ひとり
書物に耽る
南:熾血〜
書物に耽る
南:生きて〜
04日め悪魔を調教:ダリア
正常位(1)
下界に降りる
ひとり
役所に行く
書物:雷世紀〜
書物に耽る
西:ダブラ〜
05日め役所に行く
書物:無垢の〜
下界に降りる
ひとり
書物に耽る
北:異界万〜
書物に耽る
北:ローパ〜
06日め役所に行く
書物:狂母性〜
下界に降りる
ひとり
書物に耽る
東:B式〜
書物に耽る
東:左手〜
07日め書物に耽る
南:雷世紀〜
書物に耽る
北:無垢の〜
書物に耽る
東:狂母性〜
書物に耽る
読む本〜

A「なにこれ」
F「説明するね。主人公の行動はコマンド画面から決定する。それを4回やると1日が終了。30日めにエンディング判定が行われるんだけど、その辺のことは後で触れる」
A「1日に4回動けるワケな。で、どんな行動をしたらいいのかの表か。……それはいいけどよ、実際の調教が7日で4回しかやってなくて、おまけによく見たら悪魔娘4人に対して1回ずつしかやってないじゃねーか?」
F「いいところに気づいたね。実は、それがポイントなのです」
A「その心は?」
F「コマンド画面で『悪魔を調教する』と選ぶと、まず誰を調教するのかの画面になる。その際、その時点での能力値も確認できるけど、能力値についてはまた後で。調教対象を選ぶと調教画面になるんだけど、ここでは、体力が続く限りという前提条件はあるけど、イミテーションナンバーズの所有個数だけ調教コマンドを実行できる」
A「偽りの番号?」
F「意味は気にしなくていい。要するに、それを手に入れれば行動回数が増える、そういうアイテムだ。主人公はこれを、最初3つ持っていて、最大で7つまで所有できる」
A「つーことは……上の表の通りにやると、全てのナンバーズが手に入ると?」
F「うん。えーっと、ナンバーズ4つの入手条件は以下の通り」

(1) コマンド画面で「役所に行く」を選択し、行商天使から「その他→#7」で購入する。
(2) コマンド画面で「役所に行く」を5回実行すると、役所のエオリアがくれる。
(3) コマンド画面で「下界に降りる→ひとり」を6回実行すると手に入る。
(4) コマンド画面で「書物に耽る」を選択し、12冊の調教関連書籍を読了した上で「もう読む本がない」を選ぶ。

F「説明していこう。まず、(1)を逃すひとはいないと思うけど、コマンド画面から『役所に行く』を選ぶと『行商天使からアイテムを購入する→エオリアに調教実績を報告する』という流れになる。この行商天使の売り物の中に、どーどーとひとつ売っているのね」
A「何モンだ、行商人?」
F「ソーンと並ぶ、このゲーム最大の謎のひとつ。天使という分類にはなってるけど、そのまま下界やエンディング判定にも登場する怪人物。正直、あの銭ゲバが何者かと聞かれても、製作スタッフ以外は応えられないと思う」
A「……はぁ」
F「というわけで流して。その関連で(2)だけど、役所に通い詰めると、主人公の上司天使のエオリアさん(既婚)がくれます。つーても、プレゼントとかじゃなくて、事前に主人公が申請していたのが、訪問5回めにしてようやく届いたということらしいけど」
A「そいつも……謎人物?」
F「いや、こちらはただの欲求不満の人妻。条件は後回しするけど、調教が進むとイベントが発生するキャラクター。ただし、そのイベントが発生してしまうとナンバーズは手に入らなくなるので、その前に手に入れておかないといけません。報告はしっかりしましょうね、というオハナシ」
A「何か、含むものがあるような云い方だな……。で、次の(3)は?」
F「下界に"ひとりで"降り続けると、主人公がパクってくるんだ。こちらも調教が進むと、下界に降りる時にお嬢さんを(ひとりずつなら)連れて行けるんだけど、連れがいると手に入らないので注意」
A「お早めに、ってか?で、最後のは、少なくとも13回は書庫に通い詰める必要があると」
F「そういうこと。ただし、ふたつ注意点がある。調教関連書籍12冊のうち、8冊はすでに持っているけど、残る4冊は『役所に行く』で行商天使に会って、購入する必要がある。ちなみにこのゲーム、お金の概念はありません。支払いは全て、主人公の年金からの引き落とし」
A「……現実だったら笑えない支払い条件だな」
F「そーだねー。もうひとつの条件はダリア。書庫に入ると、東西南北どの本棚の本を読むか(と、『もう読む〜』)の選択肢が出るんだけど、このうち北の本棚は、ダリアが登場しないと選択肢が現れない。ダリア登場以前に行商天使から、ダリア調教関連の書籍を買っておくことはできるけど、本人がいないと読むことはできないのね」
A「ダリアが登場して、北の本棚の本を読めるようになって……いや、その前に行商天使から4冊購入しておく必要があって?えーっと……?お前、よくこんなスケジュール立てられたな?」
F「ちょっと試行錯誤すると出てくるよ、これくらい。というわけで、最初7日間をあえて捨て、準備期間に当てたのですね。とりあえず、長くなっちゃったので次のページへ」
A「ごー」

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