F:じゃぁ、始める。
三妹:相手がアタシだけってどういう暴挙よ。
F:仕方あるまい。双央さん・花玉さんのプレイヤーは、しばらく本業が忙しいからって動けないンだから。
三妹:あのふたりはこの時期忙しいでしょうね。翡翠は?
F:あの仔のがっこう、外出には1ヶ月前の届け出が必要なんだ(注1)。今回は、アキラが来ないから……と急に組んだせいで、さすがに呼べない。
三妹:どんな牢獄よ。
F:今思いついたンだが、こっちから寮に出向くという手段があったな。今年度分の面会権、まだ残ってるから(注2)。
三妹:だから、どんな牢獄なのよ。
F:まぁ、あの仔の母親が何人いるのか判らんという噂がまた流れるのはまずいから、お前連れていくのは避けよう。ともあれ、今回は自作ゲーム『恋姫無双RPG』の簡単なリプレイになりますー。
三妹:改訂版はいいけど、アタシ前回死んだわよ。
C75で出した冊子には、『恋姫RPG』の基本システムとリプレイ「陶双央、魯粛とはりあうのこと」が収録されていました。
双央さんは謀略戦を展開し、再び徐州を守り抜いたものの、二英を失っています。
F:いや、アレはVol1.00、要するに『恋姫』の世界だから。現行のVol2.00は『真・恋姫』世界でのオハナシになる。公孫賛同様、あっちで死んだ二英がこっちでは生き残っていても問題ない……ということにしよう。
三妹:別のキャラクター作ってもいいンでしょ?
F:その辺は任せる。ともかく、ヴァージョンが違う場合は数字の大きいのを優先する、というのが第一義で頼む。『真・恋姫』での世界観を反映させたせいで、ずいぶんシステムが変わったから。
三妹:はいはい。じゃぁ、キャラメイクからね。
F:そうなる。
「恋姫RPG」では、恋姫世界の外史をプレイヤー自ら作り上げます。ために、既存の武将を使うのではなく、己の分身となる武将をイチから作るのが筋でしょう。(基本システム本文より)
F:まず、大規模な修正点そのいち。使えるのは基本的に武将のみ。プレイヤーキャラクターを『武将』と呼ぶが、これは、コーエーのSLGにおける『一般武将』と同義だ。武官・文官を問わず、どこかの君主に仕える家臣をそう総称している。また、原則として女性(注3)。
三妹:当然じゃないの?
F:君主および在野ではできないことになったンだ。国家経営まで基本システムでカバーする必要はないと判断したので、『武将』は基本的にどこかの勢力に仕えていることが前提になった。君主プレイに関してはパワーアップキットでフォローする予定だが、趙二英が君主になる予定はないンだから、その辺は問題ないだろう。
三妹:ないわね。でも、双央は使えなくなったじゃない。
F:うむ。双央さんを使う場合は、陶謙老(婆)を生かしておくか、劉備か曹操の下につけることになる。いずれにせよ、主がいるからにはこれまでのような不覚は取らずに済む……と、思いたいンだけど、無理、かな?
三妹:同情はするけどフォローはしかねるわね。
F:ありがとうよ。では、武将作成に移る。
三妹:雪英二とか。
F:却下! Vol2.00から名前に関するルールではっきり『基本的には自由ですが、有名どころと同じにしたり似せるのは好ましくありません』および『文化・文明的背景には気をつけましょう。GMが元ネタを知っている場合は却下していいかと思います』を明記したからな。
三妹:自分に都合のいいルール作るンじゃないわよ!
F:自分に都合が悪いから規制したンじゃ!
三妹:じゃぁまた趙二英で……真名も?
F:そうなる。書いとけ。えーっと、能力値は変更ナシ。
「恋姫RPG」では、6つの能力値と複数の技能で武将の特徴づけを行っています。
・「武勇」は、戦闘力や戦術能力を表します。
・「智略」は、謀略の才や指揮能力を表します。
・「運営」は、内政や補給などにかかわる能力です。
・「魅力」は、カリスマ性や外見的なものを表します。
新規に武将を作成する場合は、1D6で各能力値を設定します。高ければその能力が優れていることになります。(基本システム本文より)
趙二英:この辺りは従来通り、と。よっと……(サイコロ4つまとめて、ころころころころ)
F:6、6、5、3か。ずいぶん出目がいいな。
趙二英:武官の場合、智略と魅力のどっちが大事になるの?
F:どちらかと聞かれたら魅力だ。指揮できる兵数の上限が魅力に左右されるから。
趙二英:じゃぁ、武勇と魅力に6を充てて、智略が5で運営を3に。
F:……えーっと、それアリか? 基本的には、振った順に充てていくのを想定していたンだが。
趙二英:いまさらンなこと云うンじゃないわよ。アタシ、4つまとめて振ったンだから。
F:うーん……オレひとりでは判断しかねるな。気にするほどのことではないようにも思えるが、コレを認めるかどうかはちょっと大きいぞ。
趙二英:アンタが気にしないなら、気にすることじゃないンじゃないの?
F:……判った、この場ではスルーする。とりあえずはその能力値でいいが、コレはちゃんと考えなきゃいけないレベルのものだと思う。ともあれ、戦闘ルールの説明をしておく。
趙二英:順番おかしくない?
F:『恋姫』から『真・恋姫』にかけて、ずいぶん戦闘システムが変わったが、いずれもRPGでは使えないンだ。
趙二英:何でよ。
F:参戦できるのが最大2名だから。『恋姫』では6人から、『真・恋姫』蜀ルート終盤では20人から2人しか使えないようでは、複数人のプレイヤーが前提になっているRPGでは使えたモンではない。そのため、戦闘ルールはほぼ独自のものを用意しなければならなかった次第だ。
趙二英:まぁ、正しい考えね。
F:というわけで、どういう戦闘か知らずに技能を持つのは危険だ。まずは、その辺りのルールを把握するように。
趙二英:……判ったわよ。
F:素直でよろしい。戦闘イベントでは、各武将は兵を率いることになる。この際に率いることのできる兵数の上限は、さっきさらっと云ったが魅力まで。兵士は100人単位の兵数カードで扱うが、魅力6だとこの兵数カードを6枚まで持てることになる。
趙二英:てことは、最大で600人ね。
F:ただし、技能をもっているとその上の単位、つまり1000人・10000人の兵数カードも持てるようになる(注4)。兵数が増えればその分補給もコストがかかるから、それを養えるだけの勢力でなければ無理だが。
趙二英:徐州軍の武官程度では、必要になっても1000人級でしょうね。
F:そゆこと。で、実際の戦闘は『真・恋姫』での戦闘をベースにしている。つまり戦法『迎撃』『突撃』『射撃』のどれかを選び、相手の選んだ戦法との相性でダメージが決まる、というものだが。
趙二英:凝り性のアンタらしくないわね?
F:きちんとアレンジはしているぞ。その『迎撃』『突撃』『射撃』という戦法は、智略系技能に設定している。最大でも本人の智略までの回数しか使えないということだ。
趙二英:……つまり、猪武者はまっとうな戦闘ができないってコト?
F:いや、これらスキルとして消費する戦法とは別に、何度でも使える『攻撃』という戦法を用意している。つまり、猛将タイプの武将は多くの戦法を用いることができず、長引くと単純な攻撃しかできなくなる。対して、智将タイプの武将は多彩な戦法を駆使できる、ということだ。
趙二英:さすがはアンタと云うか、何と云うか……。アタシの場合は、いちおう知勇兼備だから多彩な戦法も駆使できるようにしておくべき、と。
F:加えて、謀略とか計略とかができるタイプじゃないから、そっち系の技能は取らなくていいことになる。その辺りを考えて所有技能を選ぶように。
趙二英:はいはい。えーっと……
(作成中……作成中……作成中……おわり)
F:じゃぁ、簡単なシナリオを用意してあるから、それで手応えを見てもらおう。
趙二英:例によって、徐州でのオハナシね。
F:そゆこと。君た……もとい、君は、徐州の武官です。日頃は警邏や訓練に従事していますが、ある日、太守の陶謙老から呼び出しを受けました。
趙二英:ん。「お呼びでしょうか、太守様」
F:呼ばれたから来たンだろ。「あぁ、来たね。実は、西の村が賊の襲撃を受けているらしいのさ。あいにく双央が出られないから、お前さんが行っておくれ」
趙二英:単純ね。「了解であります」……えーっと、「して、賊の兵数はいかほど?」
F:「その辺りは小理にまとめさせているから、そっちで聞いておくれ。出す兵もあの仔に用意させているから」
趙二英:てことは花玉もいない、と。「了解であります」小理のところに行くわね。
F:では、練兵所辺りで小理ちゃんを見つける。えーっと「二英姉さん、お疲れさまっすー」
趙二英:「話聞いてるわね? 双央がいないから、アタシが賊の討伐に出るわ」
F:はい。えーっと、賊が出没しているというのは、西に1日ほどの距離にある村です。もともと治安のよくないところでしたが、近くに山賊が棲みつくようになってしまい、被害が出るようになった……と報告が来ていました。
趙二英:どっかの兵士くずれかしら。
F:「その辺りはよく判らないっす。でも、ひげもじゃの大男が張飛大王を名乗っているそうっす」
趙二英:前は太史慈で、その前は顔良で、今度は張飛?
F:「総勢で300人くらい率いているそうっす。いちおう、500人の兵を動かせるように準備してあるっす」
趙二英:……あぁ、そうか。コレ『恋姫』だったわね。だから、ひげもじゃが張飛を名乗っていても偽物とすぐ判る。
F:ところが、本物の張飛がどんな奴か知らない民衆は、その名だけで震えあがっている……という次第。いちおう、お前も張飛大王がこの世界での本物ではないと気づけるか判定してみようか。
ゲーム中、プレイヤーは武将にさまざまな行動をとらせることができます。が、その全てが受け入れられるわけではありません。アクションが成功したかをルール的に解決するのが判定です。(基本システム本文より)
F:判定は、基本2D6で目標値以上を出せば成功になる。これに、対応する能力値・技能や状況に応じた修正(注5)が加わる。今回は、割と有名な武将のことを知っているかどうかなので、能力は智略で……技能は「偵察」を持っていれば使っていいな。
趙二英:いちおう1レベルで持ってるわよ。
F:じゃぁ、サイコロ1個増やしていいよ。
趙二英:3D6と5で……(ころころころ)18。
F:では、その大王は張飛の名をかたる偽物だと判ります。
趙二英:「アホらしい。張飛といえばちびっこだって有名じゃない」
F:ちなみに小理ちゃんは成功済み。「そうっすね。じゃぁ、とっとと叩き潰してくるっすよ」と、すでに出陣準備万端です。
趙二英:……ついてくるワケ?
F:「ついていくっすよ?」
趙二英:アタシ、この仔にいろいろ貸しがあることになってるンだけど。
F:その辺は、ヴァージョン改定によりなくなったことにしておいてあげなさい。
F:というわけで、西の村に到着すると、都合よくというかちょうど悪くというか、例のひげもじゃ率いる山賊が向かってくるという報告が入りました。
趙二英:官兵が動いたから、先手を打とうとしたってところかしらね。
F:「二英姉さん、さすがっす〜。じゃぁ、よろしくお願いっす」
趙二英:「役に立たない副将ね!」えーっと、具体的にはどう変わってるの?
F:今回はいずれも1千未満の部隊同士なので、これくらいの戦場マップになります(注6)。
戦争イベントの手順
1 出陣する武将・主将を選ぶ、兵数・物資の量を決定する
2 双方の兵数から戦場マップの規模を選出し、シナリオ・状況に応じて本陣の位置を決定する
3 運営でイニシアチブを取り、行動順を決定する
4 決まった行動順に、部隊単位で行動する
5 勝利条件が満たされるまで3・4・4・4を繰り返す
F:今回に関しては、1・2はすでに終わっていると思ってくれ。すでに、誰がどのくらいの兵・物資で出陣するのかは決まっているし、本陣は村になる。村の位置は動かせないし、お前が後曲に下がるのも考えられない。
趙二英:そうね、アタシが前に出て小理が村を守るのが正しいわ。
F:ただし、小理ちゃんにどれくらいの兵を残すのかはお前が決めていい。誰にどれくらいの兵を任せるのかは主将の判断ということになっている。
趙二英:……アタシが300、本陣に200ね。
F:では、兵数カードを分けるように。(5枚渡す)
趙二英:割と性能差があるわね……? えーっと、守備力の高いのを残して……耐久力は一定なの?
F:ボケてんのか? 兵数カードは兵士100人ずつだって云ってるだろ。
趙二英:……そうだったわね。じゃぁ、こっちの2枚は小理に残して、残りはアタシが率いるわ。
F:その3枚での隊列を決めておいてくれ。戦闘開始時点では、特別な理由がなければ、全ての部隊が本陣にいます。で、行動順は運営の分だけサイコロを振って、出目で決定。
趙二英:何で運営? コレ、政治力に相当する能力値でしょ。
F:手際よく管理されている部隊ほど手早く動けるのに、何か問題でもあるか?
趙二英:……(ころころころ)ぅわ、7だわ。
F:出目が悪いな。えーっと、小理ちゃんは運営4で(ころころころころ)14、賊は(ころころ)6か。
1日め行動順
小理隊(200)→二英隊(300)→賊部隊(300)
第1ターン
F:えーっと、まず小理ちゃんはスキル「鼓舞」を使用……(ころころ)成功。徐州軍の全部隊が士気+1される。
趙二英:初期値いくつだっけ?
F:兵の訓練度と同じ。はい、次。
趙二英:二英隊は本陣から出て、賊の部隊に向かうわよ。
F:賊も近づいてきました(注7)。えーっと、二英隊に向かって「威圧」するぞ。「俺様こそが張飛大王だ! 命が惜しけりゃ引っ込んでろ!」と(ころころ、ころころ)……19か。つーわけで、目標値22で判定。
趙二英:どれで?
F:自己申告だ。「恐るに足らんわ!」と突っぱねるなら武勇だし、「アレは偽物だから心配無用」なら智略だろう。使いたい技能があるなら併せて申告してくれ。
趙二英:じゃぁ……武勇に「鼓舞」を重ねて「相手が張飛であろうと、勝てない道理はないわよ!」とでも。
F:まぁ、いいだろう。2D6に武勇と「鼓舞」レベル分のダイス。率いている兵数に差がないから修正はナシで。
趙二英:3D6+6で23以上? 出るワケないでしょ……(ころころころ)6、6、5、出たわ。
F:出たンかい!? えーっと、じゃぁ「威圧」失敗でこっちの士気が下がった。
第2ターン
F:小理ちゃんは、この状態では動く手段がないな。パス。
趙二英:じゃぁ、アタシは……いいわ、前進して攻撃。
F:実際の戦闘手順は、さっき云ったが『真・恋姫』に準じる。持っている戦法カードから1枚を選んで、場に伏せて出す。その相性で攻撃力が決定するが、戦法カードは使えば減るぞ。
趙二英:回復手段は?
F:実は、毎朝最大値まで回復する。ちなみに、3ターン(朝・昼・夕方)で1日(注8)なのは変わらず。
趙二英:だったら、悩むことないわね。
F:ただし、回復するのは物資を携帯しているか、本陣に物資が残っていて、かつ補給可能範囲にいる場合のみ。前者は説明する必要はないと思うけど、後者が問題。本陣から、本陣にいる中でもっとも高いスキル「補給」のレベル分が補給可能範囲になる。今回で云うなら小理ちゃんの「補給」レベルは2なので、本陣から2マス以内な。
趙二英:アタシ、この先に行けないじゃないの!
F:行くことはできるぞ。補給が続かないだけで。
趙二英:……云ってることはまっとうね。えーっと(手札を確認中)……じゃぁ、これ(伏せて出す)。
F:張飛大王は……これ(伏せて出す)。
趙二英:せー、の。
趙二英隊:『迎撃』△ vs △『攻撃』:張飛大王隊
F:相性に優劣はなし。通常の公式で攻撃力を算出することになる。
趙二英:はいはい。えーっと……電卓!
F:ンなモン暗算で出せよ。
兵数カードごとに攻撃力が違い、それぞれサイコロを振って算出するので、暗算が苦手だと手間取る。
趙二英:27の25の27、79よ。
F:こっちは……(ちょいちょい、ちょい)19だな。19人が負傷して、このうち、守備力を上回った人数が戦死する。隊列の先頭にいる部隊から減らしていくことになってるから。
趙二英:あっち(本陣)に残した部隊だったら、全員負傷で済んだンだけど……守備力は11だから、8人死亡ね。
F:あいよ。まぁ、死傷者がいくら出ても全滅しない限り、部隊としての戦闘力は低下しないから、そこは安心しておけ。しかし、兵の訓練度と武力の差が響いてるなぁ……。では、こちらのターンだ。二英隊に攻撃をしかける(1枚、伏せて出す)。
趙二英:えーっと……じゃぁ、これ(伏せて出す)。せー、の。
趙二英隊:『射撃』○ vs ×『突撃』:張飛大王隊
F:ちっ……読み違えた。
趙二英:今度は相性に差が出たわね。どうなるの?
F:優勢なら戦法レベルを2倍で計算できる。劣勢だと戦法レベルが攻撃力に加算されない。今回で云えば、お前の『射撃』レベルを倍にして攻撃力を算出することになるな。
趙二英:アンタはそれがナシで計算しなきゃならないワケね。えーっと、じゃぁ『射撃』が2レベルになって……27の32の21、80ね。
F:こっちは(ちょいちょい、ちょい)16か……ここまでダメージが違うとは、ちょっとじゃないミスだな。1枚落ちた。
趙二英:よしよし。
F:あぁ、戦法が有利だったから、士気を1点増やしておいてくれ。こっちのは1点減る。
第3ターン
F:小理ちゃんはこのターンもパス。ちなみに、本陣まで戻ってきてくれば、小理ちゃんが負傷者を治せるので。
趙二英:おーらい。今はこのまま攻撃するわね。(1枚、伏せて出す)
F:ふむ……よし。(伏せて出す)
趙二英:せー、の。
趙二英隊:『迎撃』○ vs ×『射撃』:張飛大王隊
F:読まれるなぁ……ジリ貧だ。
趙二英:アンタの考えてることなんて、手に取れるわよ(注9)。えーっと(ころころ)24の27の25で、76。
F:さっきよりは出目が悪いか。もっとも(ころころ)……こっちは7。
趙二英:負傷はしても死亡しないラインね。
F:もう1枚落ちたし、士気がさらに下がって、もう戦闘継続も難しいな……仕方あるまい。張飛大王は前に出てきた。「そこの女! 一騎討ちで勝負をつけようではないか!」
趙二英:受けなくてもいいのよね?
F:士気が落ちるぞ。
趙二英:気にしないわよ。「はいはい、勝手にはしゃいでなさい」何点?
F:……1点引いとけ。
2日め行動順
小理隊(200)→二英隊(258)→張飛大王隊(67)
第1ターン
F:まず、補給可能範囲にいるので、戦法カードが補充される。小理ちゃんの行動はそれで終了。
趙二英:じゃぁ、とどめをさすとしましょうか。
F:「かかってこい、乳女!」(1枚、伏せて出す)
趙二英:誰がここまで大きくしたのよ!?(伏せて出す)せー、の!
趙二英隊:『射撃』○ vs ×『突撃』:張飛大王隊
F:……(ちょいちょい、ちょい)3。
趙二英:26の32の26だから、84。
F:(ころころ)……死亡判定、失敗。張飛大王を名乗る男は、乱戦の中で討ち死にを遂げました。
趙二英:圧勝だったわね。
F:だな……。張飛大王を討ち取った二英を、村人たちは歓声を上げて迎えます。捕虜とか戦利品とかあるけど、その辺の事後処理は小理ちゃんがしてくれるので、君は素直に、村人たちのなけなしの歓迎を受けるといいでしょう。こんなところでリプレイはいったん幕を下ろします。
趙二英:戦闘シーンはともかく、あんまり『恋姫』っぽい雰囲気じゃないわね。
F:だな。友好度とか色事とかやらなかったから、基本システムの半分も披露していないンだが、全体的に『恋姫』色は、旧ヴァージョンより薄れているかもしれない。まぁ、その辺りは次回のリプレイで見よう。
趙二英:続くの?
F:一矢くらい報いさせろ!
趙二英:はいはい、続きは次回の講釈でね。
F:お前が云うな、お前が!
※
注1 実話です。
注2 僕は教員にコネがあるので優遇されているが、年度ごとに家族が面会できる回数も決まっている。翌年度に繰り越しできるものの上限があり、ある程度は使っておかないといけない。
注3 コミック版ではついに馬騰まで女性化した。
注4 1千人級の兵数カードを持つには技能「指揮」が、1万人級の兵数カードは技能「統率」が必要。ただし、「統率」は君主か軍団長級の武将でなければ習得できない。
ために、もと君主が次々と幕下に加わる『真・恋姫』蜀ルートは最大兵数が多く(MAX60万)、君主が死ぬ呉ルートでは最大兵数が多くない(MAX10万)という状況に説明がつくようになる。……魏ルートはさておいて。
注5 能力値・スキルに拠らない本人の特性など。たとえば魏延・呂布のふたりで犬の世話をする場合、目標値は一定だが、魏延にはペナルティ、呂布にはボーナスがつく。
注6 参戦する武将・部隊数・部隊規模で、戦場マップの大きさは変動する。
注7 スキル「神速」を持つ武将(夏侯淵・張遼・趙雲など)でもなければ、原則1マスしか移動できない。
注8 スキル「夜襲」を持っていれば4ターンめ(夜)が発生する。
注9 そりゃお互い様じゃ。