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♂(表) | ♂(裏) |
千葉市緑区産 | 千葉市緑区産 |
解説 | 生態 | 幼生 | 戻る |
食餌 | 主食:県内ではほとんどの場合カラムシ(イラクサ科)。 代替:ナンバンカラムシ(ラミー)、ヤブマオ、コアカソ、イラクサなどイラクサ科の多くの種が利用可能。他にはニレ科のケヤキ、ニレ類が利用できる場合もある。 増殖:カラムシ:根伏せ、挿し木が可能。根伏せは一般の草本に準じるが、きわめて容易で、春〜晩夏まで季節を問わない。挿し木も同様。また、花瓶挿しにして時折水を替えてやると容易に発根するので、これを植栽してもよい。また頂芽を取り除くと容易に脇芽を生じるので簡単に葉数を増やすことができる。 |
採集 | ステージ:卵、幼虫、蛹。卵は日当たりのよい食草群落の中の頂目もしくはその周辺の若葉や成葉の表面に1卵ずつ産付されるので発見するのは容易。 幼虫は初齢〜終齢まで食草の裏を表面にして葉をつづり合わせた巣を作る習性をもつため、巣が非常に目立ち、発見しやすい。蛹も同様である。 適期:各ステージ共に4月末頃〜10月中旬まで断続的。 |
難度 | 幼虫:容易。食草さえ切らさなければ、ほとんど手がかからないくらいカンタン。 成虫:可能。移動性と飛翔力が強い種だが、各種の花のほか、樹液などにも集まる傾向があるので飼育は可能。 採卵:不明。情報を乞う。 |
飼育法 | 巣を作る習性が強く、食草の水揚げも非常に良いので、花瓶挿しや鉢植えによる開放飼育が適している。 食草を食い尽くした場合を除き、蛹化の際などにも食草を離れることはほとんどないのでネットがけも必要ない。ただ、卵の孵化率はやや低く、5割に満たないことも稀ではない。 |
備考 | 第1世代の野外での生存率はきわめて低いことが知られるが、飼育環境ではほとんどすべて羽化させることができる。幼虫には蛹から脱出するツマボシヒメバチ(シロテンアカヤドリ)、4齢幼虫から蛹で脱出するコマユバチが知られるが未同定。 |
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採集 | 記録 | 性別 | 食餌 | 備考 | |||||||||
St | Date | Loc | 産卵 | 孵化 | 終齢 | 前蛹 | 蛹化 | 羽化 | 産卵 | 給餌 | |||
2004年 第4化 | |||||||||||||
1 | E | 2004/8/7 | 館山市犬石 | 8/6 | 8/10 | 8/22 | 8/26 | 8/27 | 9/3 | ♂ | カラムシ | カラムシ | |
2 | E | 2004/8/7 | 館山市犬石 | 8/6 | 8/10 | 8/26 | 9/2 | 9/3 | 9/9 | ♂ | カラムシ | カラムシ | |
3 | E | 2004/8/7 | 館山市犬石 | 8/6 | 8/10 | 8/27 | 9/3 | 9/4 | 9/10 | ♀ | カラムシ | カラムシ | |
4 | E | 2004/8/7 | 館山市犬石 | 8/6 | 8/10 | 8/28 | 9/4 | 9/5 | 9/12 | ♀ | カラムシ | カラムシ | |
※採集総数10個体。死亡個体6(E:4、L[4]::2)、Eは孵化せず、L[4]は死因不明。羽化個体4。 | |||||||||||||
2004年 第1化 | |||||||||||||
1 | E | 2004/4/11 | 君津市向郷 | 4/11 | 4/16 | 5/2 | 5/9 | 5/10 | 5/19 | ♂ | カラムシ | カラムシ | |
2 | E | 2004/4/11 | 君津市向郷 | 4/11 | 4/16 | 5/2 | 5/11 | 5/12 | 5/21 | ♀ | カラムシ | カラムシ | |
3 | E | 2004/4/11 | 君津市向郷 | 4/11 | 4/17 | 5/5 | 5/11 | 5/12 | 5/22 | ♀ | カラムシ | カラムシ | |
4 | E | 2004/4/11 | 君津市向郷 | 4/11 | 4/17 | 5/6 | 5/12 | 5/13 | 5/23 | ♀ | カラムシ | カラムシ | |
※採集総数9個体。死亡個体5(E:5)、すべて孵化せず。羽化個体4。 |
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