産付直後 | 孵化直前 | 孵化(卵殻を食べている) |
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ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) | ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) | ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) |
概要 | 主に食草の葉裏に1個〜2個が産付されるが、稀に5個〜6個であったり10個以上の場合もある。 |
形質 | 直径1.2o、高さ1.6o程度。概形は底面の平らな球形で、頂部に突起を持つ玉葱形。表面には細かい突起を密生し、ビロード状の光沢を有する。色調は一般には橙褐色だが、稀に灰白色半透明なものもある。孵化が近づくと暗褐色に変わる。このような経過が観察されないものはすべて無精卵である。 |
1齢 | 3齢 | |
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ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) | ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) | ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) |
終齢 | 前蛹 | |
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ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) | ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) | ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) |
概要 | 終齢は5齢。孵化した幼虫は接着面を除いて卵殻を食べつくす。2齢までは主に葉裏、3齢以降は主として葉表に静止する。本種の食草は一般に葉が少ないため、葉を食べつくした3齢以降の幼虫が、茎の上や地上を徘徊する姿を見かけることも多い。主に食草の葉ややわらかい茎を食べるが、3齢以降は食草が不足すると、同種の若齢幼虫や卵などを襲って食べることがある。 |
形質 | 概形は頭部がやや小さいイモムシ形。臭角は橙色。初齢幼虫は黒褐色で、各節に細かい棘状突起を有する。2齢幼虫は暗赤褐色で、各節側縁と亜背線に各1対と背中線上、頭部側縁に1対の肉質突起を持つ。3齢は形態上は2齢と同様。色調は黒褐色で、第3腹節全体と第4腹節上部、第7腹節の肉質突起は乳白色、第5腹節と第6腹節の気門とその上部には赤褐色小斑がある。特に3齢以降の幼虫は大きさ以外に形態上の変化が少なく、色調や形態で判別するのは難しい。 |
非休眠蛹(黄灰色型) | |||||
蛹化直後 | 安定期 | 羽化前夜 | |||
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概要 | 休眠性は不整で、第1化個体から生じた蛹にも第2化として羽化するもの、若干休眠して第3化として羽化するもの、翌春まで休眠し春型として羽化するものの3群が認められる。非休眠蛹は食草の茎やその周囲の木の幹などで見つかるが、越冬蛹はほとんどすべてが食草を離れ、その周囲の雨の当たらない樹幹や太い枝、人工物の壁などで見つかることが多い。 |
形質 | 帯蛹。概形は縦長の菱形。背面から見ると胸部両側縁と前翅、第3腹節が突出し、側面から見ると後胸部が隆起し、腹部亜背線上のヒレ状突起が目立つ特異な形態。色調は一様な橙色〜黄灰色。非休眠蛹は橙色、休眠蛹は黄灰色が多い傾向が見られる。休眠蛹、非休眠蛹共に羽化直前には成虫体が透けて黒色となる。 |
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