●歯と顎について

歯周病の影響により歯を失ったり柔らかいものを多く食べていたりすることにより、 歯だけではなく顎にも影響をおよぼしてきます。

  歯と顎(あご)の役割一般的に発音食事をするためにあると思われています。一日24時間のうち食事で歯を噛み合わせている時間は、長くて1時間ぐらいです。残りの23時間で発音の他にどのような役割があるでしょうか?


人が寝ている間に
歯を食いしばる力は?



寝ているとき、顎を左右に動かし音がするのを歯ぎしりといいますが、フランスパンを噛み切るときの3倍弱の力。
顎には想像以上の負担がかかっているのです。

 

  実は上下の歯を噛み合わせることによって、骨格、筋肉のバランスをとったり自律神経に働きかけて消化器をはじめ脳や脈管系の仕事を正常に機能させたりしています。

また、人間は夜寝ている時に必ず歯を食いしばっている時間があります。この行動は
起きている時のストレスを発散していると考えられています。このくいしばっている時、音が鳴る事を歯ぎしりといいます。この時に上下の歯で噛んでいる力は成人で約80kgあります。普通、フランスパンを噛み切る力が約30kgすから、 歯と顎には考えられないほど大きな負担がかかっています。

このように、歯と顎、噛み合せには色々な全身に及ぶ役割があります。ですから一本の歯を治療する時、その一本の歯だけではなく、他の歯全部と噛み合せ、全身の状態に注意しなければなりません。

当医院では、虫歯や歯周病によって歯が無くなり放置したために、くずれてしまった噛み合せや、歯ぎしりやくいしばりによって磨耗してしまった歯、噛み合せの異常からと思われる首や肩こり、腰痛など、歯だけではなく全身と噛み合せの関係も慎重に考えて患者さんとよく話合い治療を行っています。気軽にご相談ください。



歯の噛み合せ

ひざ

足首

かかと

上記のように、歯の噛合わせのズレは全身に連鎖的に影響があらわてきます。骨格が歪んでくると、内臓の所定の位置がズレ、身体の中の循環がスムーズにいかず、ほんの小さなことから大きな病気の原因にまで及んでしまうことがありうるのです。