Street Performance Robot (1994)

Movie 3:11(2.5MB)

「予算３万円，人数４人，製作日数１００日で，３分間人を楽しませるロボットを創れ！」とのお題で製作したロボット． ３分間って結構あると思うんです． 例えば漫才のM-1グランプリのネタの時間は４分間． その間，シラケさせずに人を引き付け続けるって相当難しい． だから，何か芸をするにしても， ３分間を一ネタでは絶対に持たない！と思ったのです． そこで基本的なハードウェアを１台，創っておいて， 見た目の異なる芸を次々繰り出せば， 観客は飽きないのではないか？ ということで，コマを回すロボットを製作． 全部で４つの芸をチャッチャと繰り出します． ラジコンのギアボックスを改造してコマを回転させます． あまりにハイパワーで，大きいコマなんぞ回したときは 危険極まりないシロモノとなってしまいました． 私のワガママに付き合ってくれた友人に感謝！

　

		刃渡り まずは日本刀の刃の上を渡る，お約束の芸．刃先を支点にして，柄側の高さを変えることで，コマの位置を移動させます．刃には溝が切ってあります．ズルです（笑）
		手乗りコマ バネでコマを打ち上げる機構を創って，それで回転するコマを垂直に打ち上げます．そのコマを手の上に受け取る芸．実は受け取るのがすごく難しくて，練習に練習した彼しか受け取れなかった（笑）．ご苦労様でした！
		三段重ね 大中小の三つのコマを軸の上に重ねていきます．大きいコマは家に転がっていたまな板用の銀杏の材木から旋盤で削りました．密度が不均一なため回転させたとき振動が出てしまい，錘代わりに円周にボルトを埋めて対応．
		やじろべえ やじろべえの両端に同じ重さのコマを同じ回転方向で乗せると，軸の摩擦トルクで全体がゆっくりと回転します．（最初，角運動量の差で回ると誤解してた（笑））二つローターのあるヘリコプターは全体が回らないように必ず逆回転です．

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