■冥王神話 NEXT DIMENSION 「Part62 叛旗」ツッコミ&感想 (2013年12月5日発売・週刊少年チャ○ピオン1号掲載) (注意) ・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。 ・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。 ■連載以前のツッコミその1 まずは祝辞から! 一輝兄さんに真正面からガンつけられるという新年早々非常に禍々しいチャンピオン1号の表紙ですが(笑)、その煽り文句によると、来たる2014年は「車田正美 熱血画道40周年」なのだそうです!おめでとうございます!すげえよ!普通にすげえよ!しかもただの40周年でも充分すごいのに、40年間、常に熱血なんだよ! そんで今週号には色々企画が付いてました。まずは一輝兄さんが鳳翼天翔を撃っている場面の巨大ポスター!確かに中国では鳳凰といえば吉祥の印ですから、新年号にも相応しい絵ヅラです!どうやら連載中の1コマから切り取ったらしく、一輝兄さんの格好がかなりボロボロなのが痛い所ではありますが、まあ良いでしょう! そしてその兄さんポスターの裏面は、オール過去作キャラ勢ぞろい!やばい。こっちの方がむしろ嬉しいかもしれない(笑)。「聖闘士星矢」からは沙織さんと青銅5人の出演でした。さらにNDからは天馬くんが1人で出演。他にも過去作品のキャラが勢ぞろいしていて、絵柄の変遷という意味でもとても面白かったです。 あとポスター以外で地味に気になったのが、「チャンピオンオリジナルグッズ」の宣伝で載っていたNDの特製Tシャツ。ぶっちゃけ他の漫画のグッズは全部サンプルまで載ってるのに、NDのTシャツだけめっちゃデザイン未定になってます。「COMING SOON」「鋭意製作中」とかなってます。なんか逆にものすごい気になるんですけど……。(笑) ■連載以前のツッコミその2 熱血画道40周年と連動してるのかどうか判りませんが、「連載再開記念スペシャルコラボ」との見出しで、こんな宣伝も載っていました。 「聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル」 いや、そのカードバトル自体は別にいいんですけど、あと週チャン限定激レアカードの水鏡先生もまあ別にいいんですけど、私が何よりも気になったのはこれです。 黄金聖闘士のカードの中で、なぜかシュラさんだけ思いっきり小指立ってる件。 いや、あの、他のみんなは普通にカッコいいじゃん!?どうしてシュラさんだけ小指立ってるの!?しかも良く見なきゃわからないような立ち方じゃないんですよ!?「思いっきり小指立ててるところがむしろ見所」的な扱いなんですよ!?ひどいよ!? ……あと細かい点ですがムウのカードに思いっきりシオンって書いてあった。 というわけで個人的には、このページが100%編集部によってのみ書かれており、御大ノータッチだということが確定したように思います!(きっとNDのあらすじのギャラクシープレイバックのページもそうに違いない!)(←シオンの紹介文が気に入っていない)(←私情) ■連載以前のツッコミその3:もしかして水鏡先生の十二宮突破は壮大なムダ足なんじゃないかとの疑惑が、今後払拭されることを切に願いたい件。 さて、今回の連載再開にあたって、私の個人的な見所は、以下の三つです。 ・見所その1。結局、氷河さんってどこに落ちたんでしょうかね?(注目度2%) ……これについては特に解説は不要でしょう。今回の連載中に彼が再登場できることを願うのみです! ・見所その2。そもそもカルディナーレさんって一体何のために黄金聖闘士になったんですかね?(注目度18%) いや、だって、「死ぬのが嫌だから」という理由でハーデス軍に寝返るんなら、そもそも最初からアテナの聖闘士にならなきゃいいじゃん。しかも黄金聖闘士なんてそんな死後の冥界での待遇が最も悪そうな役職……。 という巨大な疑問が今後どんなふうに説明されるのか、それとも永遠に説明されないままなのか。カルディナーレさんに対する個人的かつミーハー的興味から、現在非常に気になっております。(笑) ・見所その3。ていうか水鏡先生はそもそも一体何のために敵に寝返ったふりをして十二宮を突破しなきゃならなかったんだ?(注目度80%) Part54やPart61のツッコミにも書きましたが、誠に悲しむべき事に、ツッコミ人の中では現在「水鏡先生の十二宮突破は思いっきりただのムダ足なのでは」疑惑が、むくむくと沸き起こりつつあります。論点を整理すると、以下の4つです。 ・ムダ足疑惑その1。そもそも水鏡先生が何か伝えようとしている沙織さんは、この時代のアテナではなかったという点。 ……いや、アテナめざして一生懸命十二宮を上がってるのに、その肝心のアテナが別人だったなんて、ほんとに水鏡先生は今回何のために命懸けで十二宮突破したんだ?(←Part61ツッコミ参照) ・ムダ足疑惑その2。そもそも十三の伝説自体が、過去聖戦ではなく現代において起こりそうな予感がする点。だってシャイナさんにフラグ立ってるんだもん。 ……いや、十三の伝説を阻止するために一生懸命十二宮を上がってるのに、その肝心の十三の伝説が現代のことだったとしたら、ほんとに水鏡先生は何のために今回(略) ・ムダ足疑惑その3。そもそも水鏡先生が十三の伝説のことを知ったのが白銀聖闘士時代であるように思われる以上、いちいち冥闘士になってから寝返る意味が全く不明である点。 ……いや、聖闘士時代に杯座の聖衣で知ったんなら、その時点ですぐに皆に伝えとけばいいわけで、ほんとに今回冥闘士としてわざわざ十二宮を突破しなきゃなんない理由が全くふm……(←Par54ツッコミ参照) ・ムダ足疑惑その4。ていうか水鏡先生、誰にも何も伝えないままとうとう死んだぞ!おい!(←前回)(←new!!) というわけで、彼の悲劇は本当にムダ足なのか!万に一つの逆転劇はあるのか!ドキドキしながら今シーズンの連載を見守っていきたいと思います! 以下、本編感想。 ■論点その1:水鏡先生やっぱり死んでましたね、の件。 まあ、前回あれだけ心のこもった演出がなされていたので、私としては「水鏡先生が本当に死んだ」ことは確定で、疑いの気持ちもゼロだったのですが。 今回念押しで、やっぱり本当に死んでたなあという感じです。前回のラストに続き、念入りにページやセリフを割いて、水鏡先生の死を悼む場面が続きます。 聖闘士星矢の中でも、その死がここまで念入りに描写されたキャラって実は少ないので、やはり彼の死は「物語の展開上」、この先大きな意味を持ってくるんでしょうな。 ちなみに死亡シーンが今回の水鏡先生と同じくらい丁寧に書かれているのはハーデス編のシャカだと思うのですが、あの時もやはりシャカの死は、その後の物語の展開に大きな意味を持っていました。(←阿頼耶識によって冥界に突入することの伏線だった) さてそうなってくると、今回の水鏡先生の死はいったい何の伏線なんでしょうか。前聖戦で冥界に乗り込むことはないから、十三の伝説の関係なのか。しかし水鏡先生が死ぬことと蛇遣座がどう関係するんだか、現時点ではサッパリ想像つきません。……ううむ、謎が謎を呼びます。 あ、あと地味にジーンと来たのが、紫龍によると「天秤宮から聞こえてくるこの詩(うた)は…老師が時折吟じておられた友を送る詩だ」とのこと。これ、老師は248年たった今でも、水鏡先生のことを考えて時折この詩を口ずさんでいたってことですよねえ。 このへんの演出が、非常に簡潔でさり気ないんだけど、物語にものすごく深みを与えていて、良いなあうまいなあと思います。 ■論点その2:天馬くんと瞬さんがやってきた瞬間、童虎さんが方言をやめた件について。(爆笑) いや、何でやめるんだよ!さっきまであんだけ「ちゃっちゃちゃっちゃ」言ってたくせに、まさかこの後に及んで方言隠しかよ!もしかして、一応恥ずかしいという意識はあるのかよ!(爆笑) なお、比較参考までに、これまでの童虎さんの方言のうち、訛り方がかなり激しいと思われるものを一覧にしてまとめてみました! ・「ぶはっ だからまたわけがわからなくなるっちゃ」(←Part53、紫龍との会話) ・「紫龍よ(略) お客さんが来たぞい」(←Part55、紫龍との会話) ・「アテナの身に何かおきちょる気がする」(←Part55、紫龍との会話) ・「わしはその時を楽しみに待っちょるぞ」(←Part55、紫龍との会話) ・「ちゃちゃ おまえこそ間違っちゃいけんぞな」(←Part55、水鏡との会話) ・「わしは悲しいぞい」(←Part55、水鏡との会話) ・「ほうじゃけん もはやおまえは無力じゃあ言うとるのよ」(←Part56、水鏡との会話) ・「わしには本当のことを言いない!(略)ぜんぶわしに吐き出しないよ わしがぜんぶ受け止めちゃるけん(略)わしがおまえを守っちゃるよう」(←Part56、水鏡との会話) ・「ううっ ゆるしてくれっちゃあ〜〜〜っ」(←Part59、子ライオンへのセリフ) ・「それでも少しは成長したぞい」(←Part59、水鏡との会話) ・「水鏡 おんしにゃもうわずかの力も残っとらんと言うたじゃろ」(←Part60、水鏡へのセリフ) ・「止めとうせ…」(←Part60、水鏡へのセリフ) もしかしたら細かい抜けはあるかもしれませんが、だいたいこのあたりじゃないかと思います。何か土佐弁のようでいて広島弁のようでいて山口弁のようでいて伊予弁のようでいて大分弁のようでいて、一体どれが正しいのかさっぱりわかりません!(笑) まあ童虎さんの訛りが実在の方言である必要は勿論ないので、ちょっと現実っぽいけど架空の方言、ということでもいいんじゃないかと個人的には思います。たぶん作者の意図としては、「童虎さんはなんかどっか気候が温暖そうな場所の田舎出身で、聖域に来ても方言が抜けない素朴な人柄なんだよ」ということが言いたかったんでしょう。 で、これらの方言セリフをゴッと見てまず気づくこと。 どうやら童虎が激しく訛るのは、だいたい全部、会話の相手が紫龍くんか水鏡先生の時に限られるようです。あと1つだけ例外的に目立つのが、母ライオンを殺した時にオイオイ泣きながらディープに訛ってたシーンでしょうか。 ここから導き出される仮説は2つ。 ・仮説その1。童虎さんは、特別気の置けない相手としゃべっている時にのみ激しく訛る。 特に紫龍くんとの会話を見ているとわかるんですが、この人、「紫龍が敵かもしれない」と思っている間はあまり訛っていないのに、その後、紫龍が自分の弟子だということが判明したら、一気に強烈な訛りを披露しはじめるんですよねえ。(笑) なので、特別に心を許せる親しい相手にだけ激しく訛る、という可能性がここで浮上します。天馬くんも一応知り合いですが、そこまで深い関係じゃないから、あんまり訛らないんだろう。せいぜい「わし」とか「じゃ」とか止まりなわけです。 ……しかし。実はこの説には欠点がひとつ。 これだと、一応「親友」ということになっているシオンさんの立場が全くありません!Part1とかPart2とかPart3とか(略)全然訛ってなかったよ!わああ!非常にやばい事実に気づいてしまったよ!(爆笑) というわけで、とりあえず保留にしておきます★ ・仮説その2。童虎さんは、同郷の人(中国人)としゃべっている時にのみ激しく訛る。 ……厳密に言えば紫龍くんは日本人なので微妙なところですが、しかし彼は「中国の五老峰で童虎の弟子をしていた」という特殊事情があるので、童虎さんの中で「同郷の人」扱いになっていてもおかしくはないかと思います。紫龍くんが自分の弟子だと分かった瞬間から激しく訛りだした理由もこれで説明がつきます。たぶん。 あと水鏡先生の出身地は正確にはまだ明かされていませんが、何となく名前から中国出身じゃないかと思っているツッコミ人でございます。弟の名前も水清だしな。 そして、これならばシオンさんは中国出身じゃないので、訛ってもらえなくても全く問題ないよ!良かったね! というわけで、仮説1と仮説2では、仮説2の方がよりいっそう作品中での説明力が高そうなので、とりあえず現状では仮説2を採用しておきたいと思います。(笑) なお子ライオン相手に訛っていた件については、たぶん例外的なケースでしょう。というのもあれは母ライオンを殺してしまって号泣している中での訛りなので、どちらかというと心が動揺していたために、思わず素のお国訛りが出ちゃったんじゃないかと。別にあのライオンたちが中国人だという訳ではないはずです。たぶん。きっと。(笑) ■論点その3:杯座の聖衣はこのために持ってきたのか、の件。 死んだ水鏡先生の体からはガルーダの冥衣が自動的に外れ、どっかに飛んでいきました。なるほど、冥闘士が死ぬと冥衣はこうなるのか。いや、ていうかもうボロボロだけどな。ほとんど残ってねえんじゃねえかガルーダの冥衣? 「これでようやく呪縛から解き放たれたな 天馬着せてやれ 水鏡がまとうべき真の聖衣を…」 なるほど、そうやって死んだ水鏡先生に着せるという演出のために、杯座の聖衣を持って来させてたわけなんですね。なんていうかあれだ、亡くなった人をお棺に入れる時に一番気に入ってた服を着せてやるみたいな演出です。Part59で殆んどペットの犬と化していた杯座聖衣さんも本望でありましょう。ていうかもうこの聖衣、セリフはないけど実は「クウ〜ン」とかいって鳴いてるんじゃないかって気すらしてきた。 あとついでに気になるのは、やっぱり水鏡先生の棺桶ってデストールさんが作るんだろうか。ものすごいラブのつまった棺桶を作ってしまいそうで、別の意味で大変注目したいところです。 っていうか何気に聖闘士星矢の中で、死後の遺体処理がここまで詳しく描写されてるのって初めてですね。シャカは塵になって終了だったし、カミュとかサガとかあのへんは気づいたら聖域の墓地に葬られてたし。やっぱりカミュとかサガとかあのへんも、葬られる前には自分の黄金聖衣を着せてもらってたりとかしたんだろうか。まあそれだとデスマスクがいささか心配ではあるが。(←蟹座の黄金聖衣に拒否されてないことを祈りたいものです!) ■論点その4:ハーデス城に飛んできたガルーダの冥衣の格好があまりにもギャグすぎるせいで、全く悲しむことができない件。 さて場面変わってハーデス城。お久しぶりのミーヤンが、フェルメールさんに向かって全力で廊下を走ってきます。どうでもいいけどミーヤンはいくらカエルの冥闘士だからって、何で廊下を走るときもピョンピョンしなきゃならないのか。まさかそうやってピョンピョンした方が早く走れるとでも言うのか。バカな。 「なにごとだ 騒がしいぞ ミーヤン」 そうだそうだ!これはもうその美しい大理石の回廊に、思いっきり模造紙で「廊下は走らない」って貼っとくべきだ! 「相変わらずおむずかりのご様子で ケケケッ」 繰り返しますけどミーヤンはいくらカエルの冥闘士だからって、何で笑うときもケケケッと言わなきゃならないのか。 ……ていうか「おむずかり」って、この言い回し、何気にすげえよな。フェルメールさん完全に赤ん坊扱いされてるじゃねえか。 「用件はなんだ 早く言え」 お、おむずかりとか言われたのに、しかもケケケッとまで言われたのに、全くキレないフェルメールさんすげえ!きっと彼はミーヤンを完全に格下として見ているからこそ、わざわざそんな格下ごときにマジギレしたりなんかしないんだろう。 このへん、フログのゼーロスさんに対してマジギレ寸前だった原作ハーデス編のラダマンティスさんのキャラが、逆にハッキリと際立ってきて、非常に興味深く思います!(笑) っていうか車田漫画すげえ。ごく僅かな描写でこれほどハッキリとキャラの性格を描き分けできてしまうキャラ立て能力まじすげえ。しかもラダマンティスさんなんか、今回出演すらしていないというのに!(笑) あ、もちろん私はラダマンティスさんもフェルメールさんもどっちのキャラも、それぞれに素敵だと思いますヨ★ 「朗報でございます(略)水鏡が死にました」 「なに!?水鏡が!?確かか!?」 「はい ただちにパンドラ様のもとへどうぞ」 このへんの描写、ハーデス城の壮麗な内装がすばらしいです。冥衣とか色々なものが床に映ってるのが特に綺麗。やっぱりこの床、オール大理石張りなんだろうか。 雑誌のページは白黒なので何となく分かるっていうレベルなんですけど、これは単行本のカラーで見るのが非常に楽しみです! しかしこのハーデス城、一応アローンがいるはずなのに、未だに軍をとりしきってるのはパンドラ様なんだな……。原作ハーデス編では、瞬が憑代だって分かってからは、玉座にはすぐに瞬が座ってたんだけど、どうしてアローンは出てこないんだろう。何か意味があるんだろうか。 それとももしかして、彼の人格があまりにもお友達依存症でありすぎたがために、予定が狂ったんだろうか。(←Part4、Part7など参照) 憑代のアローンくんを見つけたのは良いけれど、あまりにも彼の人格がパラサイトフレンドでありすぎたがために、未だにハーデス城の奥のベッドルームとかに引きこもったまま、「いやだー!ひとりで人前に出たくないー!たすけてー!天馬たすけてー!」とか言ってて、そんで仕方なくパンドラ様が仕切ってたりとかするんだろうか。(笑) さて、そんな次第で、場面変わってパンドラ様の謁見の間。 ギ ン 「パンドラ様 これは…?」 そう呟いて、まるで何か恐ろしいものでも見るかのような視線でガルーダの冥衣を見つめるフェルメールさん。こ、これは、いったい何としたことでしょう。読者の視点はフェルメールさんと同じく、完全にそのガルーダの冥衣に釘付けです。なぜならばそのガルーダの冥衣ときたら、この緊迫した局面だというのに、 めっちゃコマネチのポーズなんです。 ※しかもナディアさんの方じゃありません。たけしです。 そしてそのコマネチしてるガルーダの冥衣を真剣な顔で見つめるフェルメールさん! コマネチしてるガルーダの冥衣に向かってひたすら平伏し続けるミーヤンさん! コマネチしているガルーダの冥衣をかなり離れた場所から他人事のように眺めつつ、「見た通り戻ってきたのよ」とか冷たく言い放つパンドラさん! わ、笑い死ぬー!(爆笑) し、しかも、しかもですよ!こんなにもガルーダがコマネチしてるというのに、なぜかみんな恐ろしくマジメなんですよ!ガルーダの格好がこんなにもコマネチだというのに、みんながあまりにもシリアスすぎて本当につらいんですよ!(←腹がよじれるほど爆笑) ……うん、きっと、あれだな!今回の奇跡が起きたのはすべて、ガルーダの冥衣のデザインをリアルタイムのハーデス編の時にやっちゃったおかげだな! なんせ当時はガルーダ冥衣のオブジェ形態なんて、コミックス巻末付録の「冥衣分解装着図」にしか出てこなかったから、きっと当時の御大やアシさんたちが一流のシャレと遊び心によって、ギャグでコマネチの格好にしちゃったんだな!そしたら今回ガルーダの冥衣がこのような形で脚光を浴びることになってしまって、御大も「しまった」って思いつつも、仕方ないからそのまま出したんだな!そしたらこんなんなっちゃったんだな!そりゃ20年前の漫画、今さら修正できないもんな!(爆笑) とか言ってる間に、ついにフェルメールさんの一隊が出陣しそうな雰囲気です。水鏡先生についてはパンドラ様が「もう少し使い殺しにしたかったのだが まあここらが上出来というところであろう」と言っているので、やはり最初からこういう作戦だったんですな。まあそりゃ一番ピンピンしてる状態の黄金聖闘士の人々を相手に突っこんで行くんだから、要するに死ぬこと前提で先鋒に送りこまれた捨てゴマなわけです。しかしこれ、結構うまい戦略だと思います。ぶっちゃけパンドラ様、戦上手です。 むしろハーデス軍はこのままアローンの出番なくてもいいんじゃないかと思われるレベル! ■論点その5:水鏡先生の真意を聞いたとか言ってる童虎さんの判断能力が、だんだん信用できなくなってきた件。 場面変わって再び天秤宮。水鏡に杯座の聖衣を着せたあと、唐突に童虎さんが不穏なことを言い出します。 「さて よく聞け天馬よ わしは水鏡の心の声を聞いた それを聞いたからにはわしは…わしはアテナを裏切るしかないんじゃ!!」 いや、ちょっと待とうよ!?まず、水鏡先生の心の声って、聞けたの!?だったら最初から十二宮突破せずに、白羊宮でテレパシーで伝えれば良かったんじゃないの!? ……という、ハーデス編におけるお約束のツッコミは、一応触れるだけ触れておくとして。(笑) 正直、ツッコミ人には童虎さんが言ってることが全然わかりません。いったい彼は水鏡先生から何を聞いたというのか。 「むおおおおっ」 パアアアン ぬ、脱いだ!? 脱いだね!? この人、このND中のわずかな出番の間に、2回も脱いだ! 「見よ ユーストゥス(正義)の天秤が力に傾いておる」 おお、天秤座の聖衣には、このような使い方もあったのか! なるほど、このような機能があるからこそ、「天秤座の黄金聖闘士は正義を測ることができる」と言われていたんですね。長年の伏線を見事に生かしてきたな。 「力と正義のバランスは常に等しくなければならぬ!これは聖域から正義が失われつつある証拠!!」 「それはいったいどういうことなんだ!?」 「アテナを裏切る聖闘士は…わしだけではないということじゃ」 ……いや、あの、ちょっと、童虎さんの言ってることの意味が本気で全然わからないんですけど、「聖域から正義が失われている」って言ったって、その情報だけじゃ、別に正義を失わせてるのがアテナ本人だとは限らないよな?「邪悪な教皇がアテナを殺そうとしているから正義が失われている」だけかもしれないよな?なのに何でそこから一足飛びに「アテナを裏切る」って話になるんだ? 「この先ほとんどの黄金聖闘士がアテナに叛旗をひるがえす!!」 ……いや、ほんとか? ぶっちゃけ、「中枢神経が脳ミソ以外の部分にあります」と自ら白状していた人にそんなこと断言されても、そのまま信じていいものかどうか、個人的には非常に不安なんですが!(←Part53ツッコミ参照・笑) それに、あそこまでズタボロになりながらアテナに尽くしてたシジマさんの立場はどうなるっていうんだ。しかもシジマさん、Part61であんなに嬉しそうに尻尾パタパタさせながら沙織さんに付いて行ってたのに、可哀相じゃないか! というわけで、これが単なる童虎さんの判断ミスならば良いのですが、しかし彼が水鏡先生から聞いた内容によっては、どうなることやらわかりませんなあ。 単純に考えれば、まあ水鏡先生が伝えたかったのは十三の伝説の件なんだろうから(←沙羅双樹の伝言)、もしかしたら「アテナは既に蛇遣座の手に落ちてしまってる」とか、そういうことか?そんで、「だからもうアテナには従えない」とか、うーん、そういうことなのか? しかし、水鏡先生はそもそも十三の伝言を、他でもないアテナに向けて送ってたわけだしなあ。(←Part50参照) 他にも、Part50の水鏡先生の描写を見れば、彼がアテナのために行動していたのは確実なんじゃないかと思うんだけど。 ……あのさ、何かだんだん疑念が増してきたんだけどさ、童虎さんって本当に水鏡先生の心の声を正しく汲み取ってる?もしかしてものすごい勘違いして受け止めてたりとかしない? っていうかそもそもその心の声って、本当に聞こえたの?もしかして気のせいだったりとかしない? おいらだんだん不安になってきたよ……? しかも、何よりも最大の疑念は、よりにもよってこんな最もポーカーフェイスができなさそうなヤツに、そんな裏切者の役なんてできるのかという点である。 何てったってこの人、今回のシーンで「裏切る」って宣言するだけで、既にもう思いっきり汗かいて動揺しまくってるしな! ■論点その6:妖怪と妖怪の対決が非常に楽しみな件!(爆笑) さて、最後に場面変わって巨蟹宮。 なんと、氷河さんが落ちた場所も未だ不明だというのに、とうとう一輝兄さんが巨蟹宮に到着してしまいました!やばいぞ!もしかしたら氷河さんは今シーズン中にも出番がないかもしれないぞ! 「この巨蟹宮は無人か?陰気くささは過去も未来も変わらぬな」 ……なお、参考までに今まで巨蟹宮に足を踏み入れた皆さんの証言を再びまとめてみました! ・「今までで一番陰気くさい」(星矢) ・「小宇宙というよりなにか死の臭いを感じる」(紫龍) ・「はいった瞬間まるで墓場にでもまよいこんだような気になる」(星矢) ・「なんともいえず陰気くさい」(天馬) ・「陰気くささは過去も未来も変わらぬな」(一輝) ←NEW! いや、もう、本当に、つくづく、ひどい宮だな!(笑) ……とか言って笑ってたら、この陰気くさい宮の主が出現。水鏡に対するラブを熱く語ってた割に、意外と平常運転です。 しかし良く見ると両肩にでっかい棺桶を抱えているようなので、もしかしたら重すぎるラブをつめこんだ水鏡用棺桶を早速作っているという可能性もありえなくはないかと思われます! 「ちょっとぉ なによあんた?勝手に入っちゃダメよぉ 誰なのよぉ」 「フェニックス一輝! ここを通りたい」 うむ!やばいな!デストールさんと一輝兄さんの対峙とか!絵ヅラ的にも、人格のえげつなさ的にも、存在論的にも、やばさしか感じない!曲者と曲者が出会ったら、どんな化学変化が起こってしまうのか!妖怪と妖怪が対決したら、果たしてどんなえげつない戦いになってしまうのか! さっぱり想像すらつかん! やばい!次回が楽しみすぎる! <完> 多分続く 「Part61」へ← →「Part63」へ |
Written by T'ika /2013.12.6