■冥王神話 NEXT DIMENSION
「Part58 阿吽」 ツッコミ
(2013年9月12日発売・週刊少年チャ○ピオン41号掲載)
(注意)
・このツッコミはネタです。実在の人物・団体等とはいっさい関係ありません。
・強度の毒舌が苦手な方は閲覧の際に副作用として痒み・発疹・アレルギー反応が出ることがありますので十分ご注意ください。
■「むううっ 天舞宝輪対天舞宝輪とは……」 (1ページ目)
- ひいい!何というシュールレアリズム!
- 座禅した聖闘士2名が空中浮揚しながら淡々と向き合ってる姿があまりにもブッ飛びすぎていて、読者としては激突どころの騒ぎじゃありません!(爆笑)
- もはや聖闘士の闘いというよりも、完全に宗教戦争の様相!
■「これはまさしく神に近い男と男の戦い この二人がぶつかればとてつもなく恐ろしいことが起こってしまう!!」 (1〜2ページ目)
- いや、もう、既に、とてつもなく恐ろしいことになってるんですけど!主にビジュアル的な意味で!(笑)
■「シャカよ わたしに対するに天舞宝輪とはこしゃくなことを……おまえがどこまでも抗うというのなら仕方あるまい」 (3ページ目)
- シジマさん完全に上から目線ですね!
- やっぱり聖闘士業界では後輩は先輩に絶対服従っていうのが常識なんですかね?
- しかしそれにしても、ツッコミ人の個人的感慨としては一体何が「仕方あるまい」なんだか全然わかんないんですけど、この聖戦の非常事態時に、そもそもこの人たち何のために戦ってんの?
■「今こそ このシジマの神音を聴くがよい」「うっ 沈黙の男シジマが口を開いた」 (3〜4ページ目)
- いや天馬よ、君は知らんだろうが、その男はこれまでも割とさんざん口開いてたぞ。
■「なんだこの低いうなりは!?まるで遠い次元の彼方から聞こえてくるような(略)」「これは……!!吽形!!宇宙の終焉を象徴する音です!!」 (4ページ目)
- おい!何だこの仏教漫画!(笑)
■「処女宮が闇に飲み込まれてゆく!!ここに宇宙の終わりが現出されるというのか!!」「(略)このままじゃオレたちも飲み込まれておだぶつだぞ」 (5ページ目)
- いやもう全く意味がわかりません!(←褒めてます・笑)
■「先代…さすがにお見事であります」 (5ページ目)
- なるほど、やはりシャカがシジマさんに対して敬語なのは、先輩を敬っていたからなんだな。
- しかしシジマのことを他でもなく「先代」と呼んでるってことはつまり、シジマの次がもう直接シャカだってことだよな。前聖戦の後、シャカが乙女座の黄金聖闘士になるまでは、乙女座はずっと空位だったってことなのか。
- 果たして技術継承の仕組みがどうなっているのか、非常に気になるところではある。
- まあ、まさかハーデス編で幼少時代のシャカが会話していたあの大仏が、実はシジマさんの変わり果てた姿だった、なんてことにはならぬだろうが。(←シオンと童虎以外の聖闘士は、前聖戦で全員死んでるはずなので)
■「吽形の神音はまさしく沈黙の修業の中から生じた大いなる奇跡でありましょう」 (6ページ目)
- いや、それは違うよシャカ!
- その先代、意外と沈黙してなかったヨ!
■「(略)しかしおそれながらわたしも乙女座の修行法にならい常に閉眼をおのれに課しておりました」 (6ページ目)
- なるほど五感の一つを封じるというスタイルは、そもそも乙女座の伝統芸能だったのか。
- そんで、いざという時にそれを解放して戦うというのも、どうやら代々の乙女座の伝統なんだな。
- ってことは代々の乙女座は全員、天舞宝輪が使えるのだろうか。
- しかしこれだと、例えば失明中の紫龍なんかは視角が遮られてるんだから天舞宝輪をマスターできるのだろうか、という疑問に関しては、「失明している人はいざという時に自分で開眼できないので、やっぱり紫龍では乙女座の修行法はできないんです」ってことになるんだな。
- あくまでも自らの意思で閉じたり解放したりできるような状態じゃなきゃならない訳だな。うむ、よくできている。
■「今それを解き放ち お手向かいいたします」 カッ (6〜7ページ目)
- いやもうこれ完全に密教の仏陀眼じゃねーか!魔除け厄除けに良く使われる!
- どう見ても人間の目じゃねえええええ!(爆笑)
■「うおっ なんだこの大いなる光は!?(略)」「シジマの闇に対してシャカが光を放ったのか!?」 (7〜8ページ目)
- なんかもうこのセリフだけ見たら、シジマさん完全に悪役だよな!(笑)
■「い…いやしかしこれは!?ただの光と闇の対決ではない!!生々流転!!無数の宇宙と生命が生まれては消えてゆく!!」 (8〜10ページ目)
- つ、ついに恐竜が絶滅した!シャカの背後で恐竜が絶滅した!
- これはもはや「りんかけ」のネオバイブルを完全に上回るレベルの衝撃!
- てゆーか、めっちゃ手塚ゾーン思い出すんですけどwww (←良くわからんという方はぜひともグーグル教授に「手塚ゾーン 恐竜」って訊いてみてくだされ!)
■「むううっシャカよ わたしの吽形に対し宇宙誕生の象徴である阿形を放ってくるとは…(略)このままでは千日戦争を超越して 転生してもなお決着のつかない無限戦争におちいってしまうぞ」 (11ページ目)
- もう完全にワケわからんwww
- しかもお前ら、味方同士でwww
- てゆーかシジマさん!「せんにちせんそう」じゃありません!「ワンサウザンドウォーズ」です!
- いったい何回ミスれば学習するのよ!チャンピオンの編集は!
■「ダ…ダメです お二人ともアテナ軍にとっては大事なお方!これ以上の無意味な闘いはやめてください」 (11ページ目)
- まったくだ!!!!!!!!!
■「うっ瞬 どうするつもりだ!?あぶない!!死ぬ気かぁ!!」 カッ (11〜12ページ目)
- 瞬さん文字通り捨て身で命がけのツッコミ!
■「シャカよ わたしはお前を試すためあえて陰を放った しかしおまえの陽には一点の曇りも感じられなかった 見事だシャカ」 (13ページ目)
- だから、な ん で だ よ!(爆笑)
- これいったい何のために試されてんだよ!(悶絶)
- ていうか瞬さんの尊い犠牲はいったい何なの!
- まさかムダなの!ムダ死にだったというの!
■「先代 (略)もしもこのシャカをお認めになられるならばお願いがございます 今 陰と陽のはざまに飲みこまれたあの青銅聖闘士の者たちをお助けいただきたいのです このままでは永遠に異次元の世界を漂い続けるでありましょう」 (13〜14ページ目)
- ちょっ おい!!!!!
- 何て事しやがんだお前ら!!!!!
- 謝れ!瞬さんに謝れ!!!(大爆笑)
■「そしてこの結界を解き 処女宮の通過をお許しください」「(略)シャカよ おまえはなにゆえにそこまであの青銅聖闘士に加担するのか…」 (14ページ目)
- いや、ていうか、むしろシジマさんの方こそなにゆえにそこまであの青銅聖闘士を葬り去ろうとなさるのか…
- だってあの青銅聖闘士、シオンさんの命令で、他でもないシジマさんのヘルプに来たっていうのに……!
■「先代 なぜならばあの者こそ…このシャカの次の乙女座を継ぐべき者だからであります」 (14〜15ページ目)
- ええっ!?
- それじゃまさか、この先、瞬は一生口を閉じるか目を閉じるか耳栓をつけるか鼻栓をつけるかして、生きていかなきゃなんないっていうの!?
- おいコラてめえそんなこと勝手に決めやがって、一輝にいさんがブチ切れるぞ!(爆笑)
- しかし落ち着いて良く読んでみたらこれ、乙女座を継ぐ「べき」者って言ってるのな。
- 「継ぐ者」ではなく「継ぐべき者」っていう言い方だと、「もう既に完全に継ぐ事が決定済み」「既にもう現在の乙女座は瞬」というニュアンスでは無くて、あくまでも将来における可能性や妥当性や義務の話である、というような気がする。
- しかも個人的には、どうもその義務というのが今のところシャカの主観以外の何者でもないように思われるのだが(笑)、そもそもシャカって瞬とは完全に無関係なタダの赤の他人ですよね?師匠でもないし一対一の決闘もしてないし、その他特別な関係も別にないよね?単に誕生日が乙女座で、その関係でエリシオンで黄金聖衣を貸してあげましたっていうだけの関係ですよね今のところ?まあ一応ポセイドン編でアンドロメダの聖衣に血をあげてはいるけど、ぶっちゃけアレってめっちゃ「単なる一輝の代わり」扱いだったよね?
- そんな赤の他人からいきなりこんな重いこと頼まれて、瞬も困惑するんじゃねえか、オイ?(笑)
- というわけで、この先、瞬本人の意志によっては、アンドロメダのままでいても別に構わないような気が、個人的にはするのだが。はて。
- ていうか、そもそも本人も「アンドロメダの青銅聖衣が一番しっくりくる」ってPart14で言ってたからな!
- それに、そもそもその肝心の「継ぐべき乙女座の聖衣」って、今現在のところエリシオンで粉々になったまま、修復どころか回収すらされてないからな!(←いったいどうするつもりだよこれ)
- しかも現代には修復師がいないぞ!(←ほんとにいったいどうするつもりだよこれ)
■「なるほどそうであったか…奇しくもここに乙女座が三代集っていたとは……よかろうシャカよ さらばだ…」「ありがとうございます先代シジマ」 (16ページ目)
- いやだから待てよオイ!
- 「なるほどそうであったか」じゃねえよコラ!
- 本人いない所で勝手に人の進路決めてんじゃねえよてめえら!(爆笑)
■「これで帰れます…涅槃へ…」 (16ページ目)
- あー、やっぱフツーに死んでんのかな、こりゃ。
- っていうか、まさかシャカが無事に涅槃に行けていたとは。
- 「このシャカ(略)神に比べたらまるで持ち合わせていないものが一つだけある。それは弱者に対する慈悲の心だ!」とかなんとかエラソーに言ってた人が、何のペナルティもなく涅槃に行けるだなんて、世の中けっこう不条理だよなあ。
- それに仮にも聖闘士なんだから、てっきり天界の神々に逆らった罪によって、コキュートスみたいな所に落とされてるんだとばっかり思っていたヨ!
- まあハーデスの冥界が崩壊したから、コキュートス自体はもう無いんだけどさ!
■[場面転換] 教皇の間 「シジマ!きさまいったいどうした? 今まるで誰かと闘ってたかのように精魂尽き果てているではないか」 (17ページ目)
- いやいやいやいやオイ!
- 残留思念が勝手に闘ってたんじゃねえのかよ!
- まさか、めっちゃシジマさん本人が、自分の意思で、シャカと戦ってたっていうのかよ!この聖戦の非常時に!
- しかも目の前のカルディナーレさんガン無視で!
■「シ…シャカ 恐るべき男よ…(略)神話の時代から歴代の乙女座の中でも最強かもしれぬ……まさしく神に近い男…」 ドシャアッ (17ページ目)
- いや、ちょっ!おまっ!
- ドシャアじゃねえよ!!!
- 何ムダに力尽きてんだよ!!
- この聖戦中の大事な時に、マジで何ムダに力尽きてんだよてめえ!!!!
- しかもその原因が「めっちゃムダに味方の青銅を攻撃したせい」とか、いったい全体どういうことだよ!
- もしかして、こいつ、アホだろ!
■「フッ なにをほざいている わがB(ブラッディ)ローズにより ついに力尽きたか」 (18ページ目)
- こっちもアホだろ!
- Bローズぜんぜん関係ねえよ!!!
- 気づけよ!!!
■「シジマ きさまとアテナの首 まちがいなくもらったぞ!!」 (18ページ目)
- ちょっともう私、今この瞬間カルディナーレさんから急速に漂いはじめた強烈な斗馬さん臭をいったいどうすればいいのか、全然わかんないんですけど!(爆笑)
- これはもうあまりにもヘタレすぎる!あまりにも面白キャラすぎる!弁護不可能!もうダメだ!(腹を抱えて爆笑)
■そんなこんなで次回予想:
- しかしこのあまりにも有利すぎる状況で、このままカルディナーレさんがスムーズにアテナとシジマの首を落とせるとは、とてもじゃないけど思えないんだよなあ。
- しかも、この「あまりにもヘタレすぎてヘタレ度が完全に底を打っている」状況のまま、彼の株が一切復活することなくすんなりと裏切ってしまったら、あまりにもひねりがなさすぎるっていうか、カルディナーレさんに対する救いがなさすぎるっていうか。(笑)
- ここまでヘタレてしまった以上、むしろ逆にものすごく一発逆転的な展開がありえるような気もしてきたんだけど、私のひいき目すぎるだろうか(笑)
- 例えば「首もらったぞ」とか言っておきつつ、実はそれが「生殺与奪の権利は自分がもらったが、その上で、二人の首は自分が守るぞ」的な意味だったりとかしないだろうか。だめかなあ。(←諦めが悪い)
- まあ、この作者のことだから、マジでこのまま本当にカルディナーレさんはシジマとアテナの首を取ろうとして、そこにちょうど蛇遣い座の復活が起こったせいで、結局殺しそこなってしまいました!とかいうひどい展開も十分ありえるが(笑)
- しかし、それじゃいくらなんでも、カルディナーレさんがピエロすぎるんですけど……(笑)
■さらに今後の大きな展開を予想:
- しかしここにきて紫龍だけでなく、瞬にも黄金聖衣の継承話が出てきたということは、やがては星矢や氷河も黄金聖衣を継承する、っていう展開になっていくのだろうか。
- ↑しかしその場合、「一輝兄さんはいったいどうするんだろう」という深刻な疑問がただちに生じる訳ですが。だってあいつ、アイオリアと何の絡みも無いぞ?(一輝は獅子座生まれ)
- だがしかし、もしもシャカを含む黄金聖闘士たちが、本当にこの先もずっと死んだままで、天界編でも復活しないのであれば、黄金聖衣は星矢たち青銅5人が継承することになるのかなー、という気もする。
- ↑なぜならば、「聖闘士星矢」という作品は一応、「青銅5人の成長譚」という体裁を取っているからだ。成長物語において庇護者がいなくなった場合、主人公は自らが庇護者にならなくてはならない。それが古来からのお約束事である。ナルニア物語しかり、ハリーポッターしかり。
- ↑でもやっぱり一輝兄さんとアイオリアの接点があまりにもなさすぎるので、もしそうなったらちょっとバランスの悪い展開だなあと、個人的には思うのですが(笑)
- ↑あと、「そもそも黄金聖衣がエリシオンで粉々になったまま」という重大極まる問題が、未だ解決されていないのも気になる(笑)
- ↑あと、瞬本人が「アンドロメダの青銅聖衣が一番しっくりくる」って言ってるように(Part14参照)、そもそも青銅5人に青銅聖衣があまりにも似合いすぎているものだから、何だか「えー、本当に聖衣変わっちゃうの?それじゃその青銅聖衣とは行きずりの関係にすぎなかったっていうの?」とか色々思って、かなりコレジャナイ感が漂ってしまうような気もしてはいる。
- ちなみに「青銅5人以外の人々も残りの黄金聖衣を継承して天界編に突入する」という展開については、個人的には無いだろうと思います。
- ↑なぜなら青銅5人以外の人々は、黄金聖衣を継承するに足るほどの壮絶な試練やイベントを、作中において全く経験してないからです。別の言葉でいうならば、「通過儀礼を経ていない」。このような状況においては、物語の意味論から考えても、「聖闘士星矢」における黄金聖闘士の定義から考えても、どちらにしても、青銅5人以外の人々が黄金聖衣を継承するための資格は、現時点では発生し得ないと思います。
- ↑いや、だって、十分な試練もイベントもなしに、ただの数合わせみたいな状態で、あっさりと黄金聖闘士が増殖したら、もう黄金聖衣の権威とかダダ下がりじゃないですか。黄金聖闘士の定義もグダグダになっちゃうじゃないですか。ぶっちゃけ萎えるじゃないですか。(そのへんのバランス感覚については、私は車田御大をかなり信頼しています)
<完>
多分続く
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